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金馬獎2冠『石門』激賞レビュー到着&場面写真7点一挙解禁

 

“中華圏のアカデミー賞”と称される第60回台北金馬獎(2023年11月開催)で日本資本の映画として初めて《最優秀作品賞》を受賞し、《最優秀編集賞》との2冠に輝いた映画『石門(せきもん)』(2022)が、ラビットハウスの配給で2025年2月28日(金)から全国順次公開。

本作をいち早く鑑賞した海外メディアからは賞賛の声が続出している。Los Angeles Timesは、「女性という“性”の犠牲を感じることで静かに打ちのめされる」と静謐な佇まいで描かれる現実に驚愕。The New York Timesは、「マネーに翻弄される世界をシュールな喜劇として描きながら、そこに巻き込まれる恐怖を突きつける」と、急速な成長を遂げた中国を背景に、金銭社会の闇が生み出す恐怖を指摘。The Korea Timesは、「見過ごされがちな女性の物語を題材にした映画を制作し共感を呼ぶ」と、『石門』が描くことは決して他人事ではなく全世界共通の課題であると受け止めている。

今回、海外のレビューに合わせて、『石門』の場面写真7点が一斉解禁となった。

最初の1枚は、望まぬ妊娠に直面した20歳のリンが、ベッドで携帯を見つめている場面。この時、彼女にどんな連絡が着信したのか、真剣なまなざしでスマホの画面を見つめている姿が印象的だ。2枚目は、妊娠一ヶ月だと知らされたリンが病室で胎児の成長を確認するために超音波検査を受けている。続いて、恋人のチャンと故郷で再会する場面。リンの子はすくすくと成長しているようだが、新型ウィルスに直面した二人はマスクをしている。4枚目は故郷に帰ったリンが坊主頭の母とバスに乗っている。産婦人科の診療所を営む母は多額の負債を抱えて生活に苦しんでいる。そして鏡の前で妊娠によって張りが出ている胸に手を当てているカットと、定期検診を受けた後に空を見上げているリンの姿。最後の一枚は、故郷の診療所で家族が談笑する場面。白衣姿の両親の笑顔につられてリンも微笑んでいる。食卓にはミカンと授乳用のミルク、家族揃ってマスクを着用しており、コロナ禍で撮影された本作が描くもうひとつのリアルが感じられる。


©YGP-FILM


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『石門』
2025年2月28日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネリーブル池袋ほか全国順次公開

2022/日本/中国語/2時間28分/DCP/原題:石門/英題: Stonewalling/配給:ラビットハウス
©YGP-FILM
公式HP: https://stonewalling.jp/
公式X: https://x.com/usaginoie_film

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