インタビュー|「蓮花楼」チョン・イー(成毅)前編 "全員が積極的で毎日すごく楽しかった"
チョン・イー×ツォン・シュンシー×シャオ・シュンヤオ共演! 秀でた“武術”と“推理力”をもって謎に迫っていく、男たちの絆と成長の物語「蓮花楼」が本日よりデジタル配信スタート!
この度、本作で余命僅かとなった伝説の剣神・李相夷/さすらいの神医・李蓮花を演じたチョン・イー(成毅)のインタビューが到着した。
【アジア俳優名鑑】チョン・イー プロフィール
https://www.cinemart.co.jp/article/news/20211013004872.html
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——まず李相夷(りしょうい)と李蓮花(りれんか)について紹介してもらえますか?
チョン・イー 李相夷と李蓮花は同一人物ですが同じではありません。作品の中にその答えがたくさん見つかるはずです。僕個人としては、いろいろなものを手放し、自分自身を解放した李蓮花がとてもいいなと思います。一方、李相夷は天下一の剣侠で、誇り高い人物です。
—— 李蓮花に一番惹かれる点は?
チョン・イー 俳優として役を選ぶ時、演じたことがない役、試したことがないジャンル、胸を打たれるポイントの有無を見ます。逆境から反撃する成長物語で、その点、僕にはとても新鮮に感じられました。挑戦したい、試してみたいと思う役だったのです。
さまざまなことに対して、自分自身の考え方を変えなければいけないとも感じました。1つのことにこだわらず、違う方向も試してみるとか。役柄としてだけなく僕自身の心に触れることが多かったです。
問題に対する角度も違うし、生き方についての理解も違っている。皆さんがドラマを見ている時、そして見終わってから、李蓮花の独特の世界を感じ取ってもらえたらと思います。
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—— あなたの性格で李蓮花と似ている部分はありますか?
チョン・イー 似ている部分は、自分の心に従うところかな。自分がやりたいことを貫く。自分を信じてちゃんと結果を出す。
—— 「蓮花楼」の撮影中、危険なシーンで怖い思いをしたことがありますか?
チョン・イー 普段の生活ではよく恐怖を感じますよ、とてもね。でも撮影中は違う。周りに大勢の人がいるから。楽しんでいます。危険なセットや場所を見て、わあ、こうなってるんだ、と。もちろん、驚くこともあります。でも俳優は好奇心が強くて、特殊なもの斬新なものを見ると嬉しくなるんですよ。
—— 「蓮花楼」はアクションシーンが多く、チョン・イーさんは以前からアクションがお好きで得意としていますが、今回、新しい挑戦はありましたか?
チョン・イー 本作のアクションシーンにはアクション指導の先生がいました。とても経験豊富なベテランであり、メインの製作スタッフでもありました。シーンごとにどんなふうに戦うか、毎回相談しました。俳優からすると、カンフーの先生やスター、武術の先生やアクションスターの足元にも及びません。それに、キャラクターのスタイルもある。
例えば、李相夷の婆娑歩(はさほ)はどんな動きにするか、相夷剣の振り方、その時その時の心境、例えば師匠を偲んで竹林で1人剣舞するとか、「彼」という人間の心境や人柄を反映させる。僕自身のキャラクターや武術についての考えを先生たちに伝えました。視聴者の皆さんが見終わったあと、違和感を残したくないと思ってもいたのです。この人物は、こんな戦い方はしないぞ、とかね。
このドラマの特徴を考慮し、キャラクターに合った武術のスタイルを作っていきました。アクションの先生方が苦労した点だと思います。考えること、想像することは難しいですよね。どうやって視聴者に受け入れられる新しいものを作り出すか。視聴者に自然に受け入れられる形を作ることが、ドラマの撮影では苦労する点でしょう。視聴者が見終わった時にすっきり爽快な気分を味わってほしいですね
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—— チョン・イーさんは江湖をどのように捉えていますか? 李蓮花にとっての江湖とは?
チョン・イー 江湖についての捉え方は人それぞれですよね。国家の場合もあるし、誰か人を助ける場合でも。人のいる場所には必ず江湖がある。江湖の定義は人によって異なります。
李蓮花の江湖は、自分の心のまま、やりたいことをやるということ。彼は昔ながらの武侠ではないし、平凡な人物から成長した大英雄でもない。彼はむしろ、捨てる勇気があり、そうした気質や姿勢に敬意を表したくなります。
—— 3人の友情はどうでしたか? 2人の俳優さんたちとの共演した感想は?
チョン・イー 笛飛声(てきひせい)は李相夷の宿敵で、方多病(ほうたへい)は李蓮花の友人。この3人の友情についてひと言では説明できません。3人が一緒の場面も多く、2人とも自分のキャラクターを熱心に作っていたと思います。
撮影現場の雰囲気がとてもよくて、他の人たちから「蓮花楼」チームが横店影視城で一番勤勉で熱心だと称されていました。朝4時か5時にはスタートしてましたね。視聴者の高評価を得ようと各自がそれぞれ努力していた。全員が積極的で毎日すごく楽しかったです。雰囲気って大事ですから。
—— 狐狸精(こりせい)は李蓮花にとってどんな存在ですか?
チョン・イー 家に帰った時の話し相手かな。パートナーですよね。1人で帰宅して犬に話しかけながら、洗ってやったり餌をやったり。孤独な李蓮花にとってはやはり共に生きるパートナーという感覚でしょう。
犬は人間にとっていい友達です。賢いし、人の心も分かる。人間は複雑な生き物ですが、犬を飼ってみると、犬の幸せは人間と違うと気づきます。自分が育てているわけです。子供がいるかいないかの違いですよ。
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—— 李蓮花というキャラクターを通じて、みんなに伝えたいことは?
チョン・イー 子供たちは暴力的なシーンを見て、衝動的になったり、意地になったりしないでほしい。李蓮花のように生活を楽しんで、自分の周りの素敵なことに目を向けてほしいですね。焦らずにリラックスして、プレッシャーを感じずに自分のリズムを守ること。夏休みにこの作品を見て、李蓮花のように楽観的に毎日を楽しんでくれたらいいな。
李蓮花は碧茶(へきちゃ)の毒に侵されて、残された時間は短いけれど、毎日を楽しむことは諦めていない。大人の皆さんには、より見てほしいですね。恐れ知らずの李相夷は情熱的で、常に自分を磨き続ける。でもいろいろなことを経験したその先に、別の道で希望を見い出し、別のライフスタイルがあり、そっちのほうが幸せかもしれない。そんな気づきもあるはずです。自分を追い詰めたりしないでほしい。人は特に混乱した時や突破口が見つからない時、すごくストレスを感じつらい思いをする。(この作品を通して)みんなにたくさんの癒やしを届けられたらいいと思います。
—— 「蓮花楼」撮影時はとても暑い季節でしたが暑さをやわらげる秘訣は? 現場でのおすすめの暑さ対策グッズは?
チョン・イー 実を言うと、若いメンバーは、例えば横店影視城で2~3話分撮る時、みんな自分だけの秘策がありました。ハンディ扇風機はみんな持っていましたね。あとはせめて心を涼やかに保たなくては、と感じていました。
大勢の俳優やスタッフが倒れるのを見ましたよ。女宅の若い女性たちが倒れていました。たぶん、みんな熱中症ですよね。夏場の撮影、特に武侠ドラマは屋外での撮影が多いので、できるだけ水をたくさん飲むようにしないと。水をたくさん飲むと、心が涼やかになります。お手上げですよ。気温は40℃、カツラに衣装。心を涼やかに保つのが精一杯です。
《インタビュー後編は近日公開!》
セルBlu-ray/DVD:11月13日より順次発売(全3BOX/各BD19,800円・DVD16,500円 税込)
レンタルDVD:11月2日より順次レンタル開始
発売・販売元:エスピーオー
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https://www.spoinc.jp/official/renkaro/
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