韓流旋風再び!本国で大ヒットを記録した韓国映画が連続公開
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リアルな社会格差を描いた作品からダイナミックかつリアリティのあるアクション、ファンタジックなラブストーリーなど、様々なジャンルの映画を世界に発信し評価の高い韓国映画から、今回はこの夏に日本で劇場公開される本国で大ヒットを記録した韓国映画3作品をご紹介。
『ボストン1947』は祖国への想いを胸に命がけのレースに挑む真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント。体脂肪率を6%まで落として撮影に挑んだイム・シワンは、その並外れた努力と甘いマスク、フレッシュで繊細な演技から日本での人気も高い。「走り」という道具を使わないシンプルな競技に関わる複雑な事情に屈せず、ただ前を向いて進んでいくその姿は、パリオリンピックが開催されている今最注目の作品。
『パラサイト 半地下の家族』を超える韓国歴代級大ヒットを叩き出した『ソウルの春』は1979年に起きた韓国大統領暗殺において、独裁者の座を狙う男と、国を守ろうとした男を、韓国を代表する名俳優ファン・ジョンミン、韓国国内だけでなく海外でも人気のあるチョン・ウソンが演じる。そして監督は『アシュラ』でその二人を起用し公開初週成績歴代1位を獲得したキム・ソンス監督という鑑賞前から期待のボルテージが上がる作品。
『ランサム 非公式作戦』は、80年代レバノンで姿を消した韓国人大使を孤立無援の中救出するという実話とは思えないストーリーを基に描かれる衝撃のポリティカル・アクション。主演を務めるのは『お嬢さん』で流暢な日本語を披露し、どんな作品においても圧倒的な存在感で演じ切る名優ハ・ジョンウ。『ボストン1947』に続き、主演を務めている。予告ではハ・ジョンウのコミカルな演技とレバノンで繰り広げられる迫力のアクションシーンが胸を高鳴らせる内容となっている。
ますます勢いの止まらない韓国映画。日本でも根強い人気を誇るその理由を、ぜひ劇場で確かめてみてはいかがでしょうか。
『ボストン1947』 (8月30日(金)公開/配給:ショウゲート)
祖国への想いを胸に命がけのレースに挑む真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント。1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョン(ハ・ジョンウ)とナム・スンニョン(ペ・ソンウ)が、日本名の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのだ。第2次世界大戦の終結と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のままだった。1947年、ボストンマラソン。その二人がチームを組み、才能あふれる若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させる。<祖国の記録>を取り戻すためにー。
『ソウルの春』 (8月23日(金)公開/配給:クロックワークス)
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
『ランサム 非公式作戦』(9月6日(金)公開/配給:クロックワークス)
レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が忽然と姿を消した。やがてそれが忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、現地に降り立つや否や大金を狙った武装組織に襲われピンチに陥ったところを、タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)に救われる。金のためなら何でもするパンスを、韓国政府からの見返りをチラつかせて同行させることにしたミンジュン。奇妙な協力関係で結ばれた二人は、時にぶつかり、互いを認め合いながら戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいくのだが…。果たして二人は捕らわれた外交官を無事に救うことができるのか?
2024年8月30日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート心斎橋ほか全国公開
2023年/韓国/108分/スコープ/5.1ch/日本語字幕:根本理恵/G/原題:1947 보스톤/配給:ショウゲート
https://1947boston.jp/
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