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『オールド・フォックス』門脇麦×シャオ・ヤーチュエン監督×クリス・ホウ(音楽監督)スペシャル鼎談映像解禁


台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が新宿武蔵野館ほかにて絶賛公開中。先週末より上映がスタートした本作、SNS上では「開始2分でこれは良い台湾映画だ、と思える映画だった」「これは今年のベスト10に入ると思う。おすすめ」など絶賛コメントで溢れかえっている。

本作の公開を記念して、撮影以来約1年ぶりに台湾を訪れたというヤン・ジュンメイ役の門脇麦と、シャオ・ヤーチュエン監督、そして本作で台湾金馬映画祭最優秀音楽賞を受賞した『藍色夏恋』『あの頃、君を追いかけた』などでお馴染みの音楽プロデューサークリス・ホウのスペシャル鼎談映像が解禁となった。

映像では、台湾映画が昔から好きだったという門脇がそのきっかけについて「あまりはっきりとは覚えていないんですが、DVDのジャケットを見て良さそうだなとか思ったのがきっかけだと思います。10代の頃から見ていて侯孝賢監督の作品が多かったです。最近サブスクでさらにいろんな監督の作品を見ました」。監督も日本映画について尋ねられると「(日本映画を)たくさん見ています。黒澤明監督、小津安二郎監督などから好きになりました。台湾の映画業界自体があの時代の日本映画の影響を受けていました。侯孝賢監督も客観性などをそこから得たりしたので、その時代から見始めました。『浅草キッド』で門脇さんを見た時に、すごく素敵だと思って惹かれました」と語った。音楽監督のクリスも「僕も子供の頃から日本映画を見ています。監督と同年代なので黒澤監督や小津監督などの昔の作品を見ていました。ただ、両親の時代はチャンバラのような時代劇がとても流行していたので、チャンバラなどをたくさん見ました。そして、監督からこの作品に門脇さんが参加するという話を聞いてたまたま『浅草キッド』を見たばかりだったのですごく楽しみにしていました」と語った。

さらに撮影で印象に残ったことを聞かれると「撮影部や録音部のスタッフの方がみんな、「『浅草キッド』見ました」とか、「『あのこは貴族』見ました」とか「『さよならくちびる』見ました」意外と皆さん見てくださっているんだなというのが嬉しかったです。逆にグァンティンさんに『ひとつの太陽』見ましたって言ったら「ええええええええ!!」ってすっごいびっくりしていました(笑)」とここでもサブスクが台湾と日本の映画業界の距離を縮めるのに一役買ってくれていたようで監督が「ありがとうNetflix」と爆笑をかっさらった。

さらにクリス・ホウ音楽監督から本作のメインの2曲において、台湾の大人気アーティストYELLOWのボーカル黄宣と、動力火車を起用した理由について「”When I Fall In Love”は有名な曲だから元の曲と比べられてしまうし、同じような人ではなく違う人から選びたいと思ったのですが、それで若い人を選ぼうとしたが情感がなかったりした中、YELLOWの黄宣のコンサートを見たら非常に魅力を持った人で、きっと違う解釈で歌ってくれるだろうと大きなチャレンジでした。もう一つは動力火車が歌ってくれたんですが、彼らは僕らと同じくらいの年齢なんです。この映画の時代を経てきた年代が歌うのでストーリー性や臨場感が出て彼らの今までのスタイルとは違うけれど問題ありませんでした。僕が今までやった仕事の中で非常に成功したケースです」と台北金馬映画祭最優秀映画音楽賞受賞を裏付ける貴重なエピソードが明かされた。

他にもこの日台合作映画の誕生秘話や、門脇が演じたヤン・ジュンメイというキャラクターについて、作品から感じたことなど舞台挨拶などでは語られていないエピソードが盛りだくさんの映像となっている。

映画『オールド・フォックス 11歳の選択』は新宿武蔵野館他全国にて絶賛公開中。


『オールド・フォックス 11歳の選択』
『オールド・フォックス 11歳の選択』ポスタービジュアル

2024年6月14日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開

原題:老狐狸/英題:OLD FOX/2023年/台湾・日本/112分/シネマスコープ/カラー/デジタル/字幕翻訳:小坂史子
配給:東映ビデオ
HP:https://oldfox11.com/
公式X:@OLDFOX0614
©2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED

提供:東映ビデオ  

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