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イベントレポ|初々しさ炸裂! 「VBLシリーズ」4部作の主演キャスト、来日ファンミーティング(夜の部)

Blu-ray BOX、DVD-BOX 順次リリース中の「VBLシリーズ」4部作(「Stay By My Side」 「You Are Mine」 「VIP Only」 「AntiReset」)は、4組の恋愛模様を描いた日台共同製作のBLドラマ。同作のイベント「VBLシリーズ ファンミーティング in TOKYO~東京でV8に会おう!~」が4月27日、飛行船シアター(東京都内)で昼夜2部にわたり開催され、各作品で主演を務めるホン・ウェイジョー(洪暐哲)、ヤン・イーシュエン(楊懿軒)、マオ・チーション(毛祁生)、シャオ・ホン(蕭鴻)、ホアン・チョンバン(黃丞邦)、チェン・シュエンユー(陳玹宇)、ホアン・リーフォン(黃禮豐)、ウー・ピンチェン(呉秉宸)らV8が揃って登壇。初の日本イベントでファンと直接交流を果たしました。



意外なエピソードが飛び出した最強他己紹介

昨年末の「奇蹟」ファンミーティングでもおなじみMCヘンセさんに加え、その神通訳ぶりで中華エンタメファンの間ではもはやスターに次ぐ知名度を誇るサミュエル周さんが通訳とあって、圧倒的信頼ムードに包まれた会場。日本全国だけでなく、海外から駆けつけた来場者の姿も見受けられ、VBLシリーズが幅広いファン層に愛されていることがうかがえます。

仲良く手を繋いだCP4組が登場し日本語で自己紹介をすると、客席からは「かわいい〜」「かっこいい〜」との声が上がり、客席の熱は一気にヒートアップ。夜の部では、昼の部でレクチャーされたという日本語の復習からスタートし、V8がそれぞれに知っている日本語を披露。皆こなれた日本語を口にする中、「すみません、オレンジジュース一つお願いします。ありがとうございます」と長い文章を流暢に話したシャオ・ホンが特に一際高い日本語力を発揮しました。

続いて「劇中でのパートナーのココが好き」を伝え合うデレ必至のコーナーでは、まず「Stay By My Side」のヤン・イーシュエンが「潤んだ目が好き」、ホン・ウェイジョーが「好きになった相手に一途で優しいところが好き」とデレ全開。次に「You Are Mine」のシャオ・ホンは「自分に対する、シンプルかつ純粋で真っさらな愛情」、マオ・チーションは「私は好き、あなたのぜーんぶ」と、再びの日本語力で会場を盛り上げます。一方、「VIP Only」のチェン・シュエンユーが「心の奥深くまで見透かすような見つめ方」、ホアン・チョンバンが「照れて首が赤くなるところがかわいい」、「AntiReset」のウー・ピンチェンが「自分を受け入れてくれる人がこの世にいることを全身全霊でわからせてくれるところ」、ホアン・リーフォンが「僕が世話をするべき側なのに、逆に自分気遣ってくれるところ」と、互いを見つめ合う彼らにも冷やかすような歓声が湧きました。

「互いを動物に例える」コーナーでは、ホン・ウェイジョーを「チワワのような小犬」、ヤン・イーシュエンを「ハスキー犬」といずれも犬に例えた僵持不下CPに続き、夏宇CPは「前は腹黒いコアラと答えていましたが、チーションは感情の起伏が激しいので最近はカピバラでもいいかもと思います」「シャオ・ホンはネズミだと思っていましたが、あちこち動き回るのでリスのほうが似ているかも」と、互いの真似をしながらユーモアたっぷりに説明。勁歷CPは「シュエンユーは世間知らずでピュアな真っ白なウサギ」「チョンバンはのんびり悠然としているように見えて、実は面倒見のいいキツネ」、平恆CPは「ピンチェンは計画どおりに物事を進め、家族を大事にするビーバー」「リーフォンは普段隣でおとなしくしているのに、急にいなくなったりハイテンションになったりしてかわいい。顔面偏差値が高いネコ」と、それぞれの感性がうかがえる多彩な回答結果となりました。

ここでMCから、隙を見ては会話を交わしていたメンバーに対し「いいんですよ、自然体でね。仲の良さが止まるところを知らない」と、的確かつ生温かいツッコミが入ります。ヤン・イーシュエンの脚に手を置いて耳元で話すホン・ウェイジョーとか、ホアン・リーフォンに笑いかけるウー・ピンチェンとか、当然客席からも丸見えなわけで、会場中もう共感の嵐。心の中で「ヘンセさん、ナイス」と親指を立てていると、なぜかマオ・チーションがシャオ・ホンの背中に顔を隠して爆笑中。何にツボったのか涙を流しながら一人笑い続けるチーションに、ティッシュを渡してあげるシャオ・ホン以外は一同ポカン。え、感情の起伏ってこういう……もしかして素顔は天然ですか? 劇中のオレ様社長とは違いすぎる、マオ・チーションの笑い上戸な一面にギャップ萌えしかありません。

「ボクしか知らない相手の秘密」では、斜め上を行くエピソードの連続に会場のボルテージはさらにアップ。ホン・ウェイジョーから「イーシュエンは自分の匂いを嗅ぐのが好き」とバラされたヤン・イーシュエンは、言い淀む様子を見せながら「自分でもいい匂いだと思うんです。戌年だからかもしれません」と弁解した上で、「ウェイジョーは爪を噛むのが癖」と応戦し、素顔が垣間見えるエピソードを明かしました。先ほどの笑いを引きずるマオ・チーションは懸命に真顔を作りつつ「シャオ・ホンは普段無精髭だらけ。皆さんの前に出るときだけ髭を剃るんです」と説明。するとシャオ・ホンは「汚くないですよ。落ち着いた大人って感じで」と主張、お返しにマオ・チーションの爆笑エピソードを披露するも、MCから来場者に「皆さん、これはここだけの秘密ですよ!」とストップがかかったので、紹介は控えさせていただきます(笑)。

一方、キャラのトレードマークである髭を剃りぐっと若返ったホアン・チョンバン。「特に明かすような秘密はないのですが、シュエンユーがレモングラスを嫌いなことは知っています」という控えめな物言いに、再びギャップ萌え発動。チェン・シュエンユーは「背が高くアクションもできて怖いもの知らずのように見えますが、チョンバンはジェットコースターが苦手です」と、逆に劉歷そのままの甘い笑顔と話し方で観客を魅了。微笑ましい二人のエピソードに「かわいい〜」とほっこりした声が上がりました。

ウー・ピンチェンは、厚底が目立つメンバーの靴を例に挙げ「リーフォンはイーシュエンみたいな靴が好きで、最近も厚底の靴を買っていました」と暴露。するとホアン・リーフォンは「ピンチェンの服装はおしゃれなんですが、靴下によく穴が開いています」と足繋がりの秘密をシェア。作品同士がクロスオーバーする「VBLシリーズ」で、互いにカメオ出演している「Stay By My Side」と「AntiReset」4人のイジり合いに、より気心が知れている様が垣間見えるようです。




お題コーナー&ゲームで垣間見える意外な一面

「名キスシーンを振り返る」コーナーでは、キャスト自身がそれぞれお気に入りキスシーンをセレクト。「Stay By My Side」6話の妄想上のタオル目隠しキス、「You Are Mine」10話の海辺の中心で愛をさけんでからのキス、「VIP Only」5話のソファに押し倒してからの手で目隠しキス、「AntiReset」4話の湖畔のレクチャーキスが後方のスクリーンに映し出されると、黄色い歓声に照れ顔を見せながら各エピソードを紹介。ここで特に印象深かったのは勁歷CP。「キスするたびに髭の摩擦でシュエンユーの唇が真っ赤になるので、胸が痛くなりました」と申し訳なさそうに話すホアン・チョンバンに、「キスし終えると口の中から髭が出てきたことがあります」と笑いで返すチェン・シュエンユー。互いへの細やかな気遣いが感じられる一場面でした。

キャストによる生歌コーナーでは、「You Are Mine」の夏宇CPが挿入歌「無賴(原題)」、「AntiReset」の平恆CPが主題歌「君だ(是你)」を披露。マオ・チーションとシャオ・ホンが「みんなも一緒に歌おう」と観客を巻き込んだり、客席に降りて握手やハイタッチしたりと一体感を高める一方、「君だ」はウー・ピンチェン自身の曲だけに、ホアン・リーフォンを引っ張る形で堂々と歌い上げ一気に会場を甘い雰囲気に包み込みました。

その後「You Are Mine」の主題歌「君が好き(就是喜歡你)」を歌うリー・ミンチュアン(李明川)が来場しているとのアナウンス! あいにく登壇はなかったものの、客席後方に座っていた本人が手を振って挨拶という嬉しいサプライズがありました。実はイベント開始前、ファンに話しかけられているリー・ミンチュアンを見かけたので、どさくさ紛れにお話を伺ったところ、たまたま別の番組の収録で日本に出張中だったとのこと。同曲の日本語バージョンもリリースしたリー・ミンチュアンに、とてもきれいな日本語の発音だと伝えると、「ちゃんと習ったことはないんだけど、何度も日本に来ているから耳が慣れているのかな」と気さくに応えてくれました。「You Are Mine」にカメオ出演もしているリー・ミンチュアンは夏宇CPとは既知の仲のようで、二人が客席降りするたび、リー・ミンチュアンに親しげに手を振っていたのが印象的でした。

「デート映像を見ながらまったりトーク」では、昨年来日したヤン・イーシュエンとホン・ウェイジョーが銀座や東京タワーを巡るお散歩デートの未公開映像を鑑賞。当時のエピソードを振り返るうち、白熱した二人から「本当は相性が悪いのでは?」と仲違い宣言まで飛び出しましたが、そのポンポン言い合う光景はまるでドラマの続きそのもの。ヤン・イーシュエンとホン・ウェイジョー、よく見るとトップスもボトムスも同じ色味なんです。やっぱり仲良しじゃん!と目尻を下げつつさらに目を凝らすと、劇中のキーアイテムだった鍵のネックレスをお揃いで付けているではないですか! ウー・ピンチェンとホアン・リーフォンに至ってはジャージ上下とも完全にペアコーデで、一緒に買いに行ったのかな?となんだか微笑ましい気持ちにさせられました。

「ガチで対決!演技再現」コーナーは、「You Are Mine」と「AntiReset」の名シーンを本家が模範演技した後、別の配役で再現するというもの。「You Are Mine」は夏商舟が堯舜宇に、背後からハグするようにネクタイの締め方を教えてあげる2話のシーン。締め方を確認しながら首を捻るなど不安そうな前振りをした二人ですが、そこはご本家。秒で役になりきり最後は手を引いて退場というアレンジまで加えた余裕の演技を見せます。再現バージョンは「VIP Only」の二人。堯舜宇役のチェン・シュエンユーがアドリブのセリフで観客を笑わせると、夏商舟役のホアン・チョンバンはネクタイをリボン結びにするというアレンジを効かせ観客をうならせました。

「AntiReset」は、褚一平が恒9にヤキモチを焼く6話のシーン。ご本家はオリジナルより若干甘い方向性へと寄せた展開で着地。一方、ヤン・イーシュエンが褚一平、ホン・ウェイジョーが恒9を演じた再現バージョンでは、褚一平の腕の中で心臓の音を聞く場面で、ホン・ウェイジョーが「心筋梗塞? 大丈夫、僕がそばにいるから」とオリジナルとは似ても似つかぬアドリブを強行。無茶振りされたヤン・イーシュエンは、とっさに胸を抑え苦しむ演技で辻褄を合わせて見事に着地。予想外の展開ながらきれいにオチをつけた二人の機転と阿吽の呼吸に、大きな笑い声と喝采が上がりました。さらに本家のリーフォンが褚一平を演じたヤン・イーシュエンに対し「教授の靴、厚底すぎませんか?」と、イベント冒頭の伏線(?)を回収するようなツッコミを畳み掛けてくるのも秀逸で、V8の演技力とエンタメ力の高さが示された濃い内容となりました。

「風船割りゲーム」で最下位になり、「赤ちゃん言葉で自己紹介」という罰ゲームを受けることになったのは夏宇CP。「バブバブ、ボクはチーションでしゅ」「シャオ・ホンでしゅ」と言いながら、恥ずかしさで真っ赤になる二人。普段からバブみのあるベイビーホンも尊いですが、手で顔を仰いだり背を向けてしまうベイビーチーションのギャップもこれまた至高で、企画を考えた方に全力で感謝を示したいです。

フォトタイム、4月誕生日のホアン・チョンバンとチェン・シュエンユーを祝うサプライズの後は、V8とのお別れのとき。「僕たちと会っているときだけじゃなく、普段も今のように楽しい気持ちでいてくれれば嬉しいです。健康第一」と体を気遣うホン・ウェイジョー、会場のファンからV8、舞台裏と舞台上のスタッフ全方位への感謝を示したマオ・チーション、初めてのサプライズバースデーに感激したホアン・チョンバンと、それぞれの言葉で締めくくる中、特に印象的だったのは平恆CP。「温かいVBLチームの一員になれて幸せ。同じように温かくてエネルギッシュなファンの皆さんからは感動をいただきました。これを糧にもっと良い俳優になれるよう努力します」と声を震わせて涙を堪えるウー・ピンチェン、彼の背中を優しく撫でる傍のホアン・リーフォン、二人の温かい空気感が会場中に伝播した瞬間でした。若者らしいワチャワチャ感と、意外な一面を見せてくれた2時間余りのイベントは、笑いあり涙ありの大盛況で幕を閉じました。



Text:Cinemart編集部

VBLシリーズ
VBLシリーズ4作品まとめ

独占インタビューあり!
「VBLシリーズファンミーティングin TOKYO〈日テレプラス版〉」

2024年6月30日(日)15:00より放送
https://www.nitteleplus.com/program/vbl-in-tokyo/

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「Stay By My Side」、「You Are Mine」、「VIP Only」、「Anti Reset」(6/28発売)
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