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台湾映画上映会2024|『逃亡者狂騒曲』『少年と少女』 上映&トークイベント決定

「台湾映画上映会2024」チラシ画像

この度、「台湾文化センター台湾映画上映会2024」第3回目上映会が6月29日(土)に台北駐日経済文化代表処台湾文化センターにて、第4回目上映会が7月21日(日)に東京外国語大学にて開催されることが決定。

26年の時を経て再発見された伝説の映画『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』
トークイベント:ワン・チャイシアン監督 × 荒木啓子さん(ぴあフィルムフェスティバル)

『逃亡者狂騒曲』場面写真
©️FOUNTAIN FILMS CO. All Rights Reserved.

上映会で唯一のデジタルリマスター版上映となる『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』は、世紀末の虚無感を荒々しく実験的なスタイルで捉え、1997年にベルリン国際映画祭に選出されるも公開数日で打ち切りになった“伝説の映画”だ。上映後には、台湾CM界を代表する存在となったワン・チャイシアン監督がオンライン登壇、ぴあフィルムフェスティバルディレクターの荒木啓子さんが会場に登壇してトークイベントを開催。今年で46回目の開催となるぴあフィルムフェスティバル(PFF)は、映画監督の登竜門となっている映画祭。実験的なスタイル、大胆で分裂的な映像言語を用いて、台湾ニューシネマとまったく違うアプローチで台湾社会と若い世代を捉え、1997年に時代を先取りした映画『逃亡者狂騒曲』を、90年代のインディペンデント映画の盛り上がりを踏まえながら、ワン監督と荒木さんと共に紐解く。

イベント概要

日 時:2024年6月29日(土)※上映後にトークイベントあり
開 場: 13時30分 / 開 演: 14時00分(上映時間83分)
場 所:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階)
登壇者:ワン・チャイシアン監督、荒木啓子(ぴあフィルムフェスティバル ディレクター)
※ワン監督はオンライン登壇
※ゲスト・イベント内容は予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。

≪参加無料、事前申し込み制≫
申込み受付:6/16(日)昼12:00から先着順。※定員になり次第、申込み終了。
申込み先 :≪Peatix≫ https://taiwanculture.peatix.com/ ※事前にPeatixに登録が必要です。


『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』作品概要

1997年/83分/台湾  原題:給逃亡者的恰恰/英題:A Cha-Cha for the Fugitive
監督:ワン・チャイシアン (王財祥)
出演:チェン・ホンレン(陳訇任)、ルー・シンユー(鹿心雨)、チェン・ジェイー(陳介一)、ホー・ジョンシアン(何宗憲)
◆1997ベルリン国際映画祭フォーラム部門
◆1997アジア太平洋映画祭 最優秀撮影賞、編集賞、音響効果賞

台北に住む若いダンサーは、ニューヨークでダンサーになることを夢見ている。ある日、猟奇殺人を目撃してしまったことで、彼は犯人から追われる立場になってしまう。
烏龍茶の広告でも有名なワン・チャイシアン監督。実験的なスタイル、大胆で分裂的な映像言語を用いて、90年代の「台湾ニューシネマ」とまったく違うアプローチで台湾社会と若い世代を捉え、1997年に時代を先取りした映画『逃亡者狂騒曲』を完成させた。ベルリン国際映画祭に出品されたにも関わらず、台湾では公開されてすぐに打ち切られてしまい、ごく限られた人しか観ることはなかった。2023年、“伝説の映画”として再公開され、映画ファンに大きな衝撃を与えた。26年の時を経て、時代が『逃亡者狂騒曲』に追いついたのだ。


映画『少年と少女』東京外国語大学TUFS Cinema連携企画
トークイベント:シュウ・リーダ監督×三澤真美恵先生(台湾映画史研究)

『少年と少女』場面写真
©️Rise Productions Co., Ltd.

14歳の少年と少女が、寂れた海辺の町を捨てるために大人たちの醜い世界に足を踏み入れてしまう、痛ましい青春を描いた『少年と少女』は、台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨や釜山国際映画祭を席捲した注目作。上映後にはシュウ・リーダ監督、三澤真美恵先生(台湾映画史研究)が登壇してトークイベントを開催。『少年と少女』の上映会・トークセッションは、世界諸地域の社会・歴史・文化などの理解を深めることを目的とした、東京外国語大学の「TUFS Cinema」プロジェクトとの連携企画になる。


イベント概要

日 時:2024年7月21日(日)※上映後にトークイベントあり
開 場: 13時00分 / 開 演: 13時30分(上映時間140分)
場 所:東京外国語大学アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール(東京都府中市朝日町3-11-1) 
登壇者:シュウ・リーダ監督、三澤真美恵先生(台湾映画史研究)
※ゲスト・イベント内容は予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。

≪参加無料、事前申し込み制≫
申込み受付:6/14(木)AM10:00から先着順。
申込み先 :
≪東京外国語大学 事前登録フォーム≫ https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc240721form/
※事前登録がなくてもご来場いただくことは可能ですが、事前にご登録いただくとスムーズにご入場いただけます。
≪東京外国語大学TUFS Cinema公式HP≫ https://www.tufs.ac.jp/tufscinema/

※『少年と少女』上映のお申込みについては、東京外国語大学TUFS CinemaのHPをご確認ください。
台湾文化センターのPeatixからはお申込みができませんので、ご注意ください。


『少年と少女』作品概要

2023年/140分/台湾  原題:少男少女/英題:A BOY AND A GIRL
監督:シュウ・リーダ(許立達)
出演:トラヴィス・フー(胡語恆)、イン・チエンレイ(尹茜蕾)、クアン・チン(管罄)、リー・ミンジョン(李銘忠)
◆2023台湾金馬奨 新人俳優賞、音響効果賞
◆2023釜山国際映画祭
◆2024台北電影節 助演男優賞、新人俳優賞、メイク・コスチュームデザイン賞ノミネート

寂れた海辺の小さな町で、無気力な14歳の少年は傷心の少女と出会う。少女とフットボールのコーチとの秘密の関係を知り、この町から出たくてたまらなかった少年は、少女にコーチから金をせしめる計画を持ちかける。だがこの素朴な計画は失敗した。しかしすべてから逃げ出すために、ふたりはある方法で金を稼ぐことを思いつき、大人たちの醜い世界に踏み込んでいく…。
青少年の教育や家庭の再構築などの問題に焦点を当ててきた、シュウ・リーダ監督の初長篇作品。主演のふたりは演技未経験であったが、トラヴィス・フーは金馬奨新人俳優賞にノミネートされた。


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