「次の被害者」シーズン2、猟奇的な連続殺人事件の一端がティザー映像で初公開
ニュース提供元:齊石傳播、Netflix
華語オリジナルドラマとしてNetflix初の続編となる「次の被害者」のシーズン2。総監修のツェン・ハンシエン(曾瀚賢)、プロデューサーのタン・シェンロン(湯昇栄)とシュー・グオルン(徐國倫)、監督のデヴィッド・チュアン(莊絢維)とチェン・グァンジョン(陳冠仲)をはじめ、キャストのジョセフ・チャン(張孝全)、アン・シュー(許瑋甯)、ジェイソン・ワン(王識賢)、ムーン・リー(李沐)らシーズン1からの続投メンバーに加え、ターシー・スー(蘇慧倫)、ディーン・フジオカ、テレンス・ラウ (劉俊謙)ら国内外の新キャストが新たな殺人事件に巻き込まれる。
先ごろ公開されたティザー映像では、家出した若者をターゲットに臓器をえぐり取られた猟奇的な連続殺人事件が明らかになった。喉を掻き切られた血まみれの被害者が、金曲奨賞ノミネートの人気歌手Karencici(カレンシシ)であることも話題を呼んでいる。Karenciciは、「シーズン1では歌手としてエンディング曲を担当しましたが、今回は歌手・袁綺翎役を演じる役者として出演します。自分にとって新鮮で特別な試みです」と期待を寄せた。このほかツェン・ジンホア(曽敬驊)、チェン・イェンフェイ(陳姸霏)、リウ・ツーチュアン(劉子銓)といった次世代俳優の面々も重要な役を演じることが明かされた。
映像では、「証拠を見つけて現場を復元し、真実を掴む」とブツブツつぶやいたり、銃を突きつけられたりするジョセフ・チャンをはじめ、現場に残された指紋を発見する法医学者役のターシー・スー、緊急治療で挿管されるジェイソン・ワンら緊迫した場面も映し出される。世界中の視聴者がこの事件の謎解きに参加したくなるほどの情報量だ。
ファン・イーレン役のジョセフ・チャンは、シーズン1の天才鑑識官から第一容疑者に転落するにあたり、「理性が極端に強く、感情を隠す質」のファン・イーレンが、古い事件の再捜査が始まったことで心の奥底の恐怖に直面することを余儀なくされ、積もり積もった感情を爆発させる難題に挑んだとし、「撮影中に何度かファン・イーレンのように閉じ込められたような気分になりました」と語った。また自分だけでは到底成し遂げられない、共演者との衝突を通じてよりよい演技ができたと感謝を述べた。
財団広報へと転身したシュー・ハイイン(アン・シュー)は、財団の創業者・林明誠(テレンス・ラウ)が、実は秘密を隠していることを知る。「林明誠には多くの顔があり、それが劇中で一つ一つ明かされるでしょう」と含みを持たせた。
転職してもハイインに残された記者魂が、林明誠の不審な点を詳しく調べずにはいられなかったというアン・シュー。「ハイインは林明誠に見透かされていたと思います。二人のやり取りは、お互いギリギリのラインを探り合うようなものでした」と林明誠との関係性を説明する一方、彼を演じたテレンス・ラウ自身は礼儀正しい愛されキャラで、製作スタッフの「マスコット」だと明かした。「セリフを言い終わっても監督からカットがかからず演技を続ける場面が何度かありましたが、テレンスはいつも私の話の後に続けてくれるので、彼との撮影は期待でいっぱいでした」と、初共演ながら絆を育んだことを語った。
一方のテレンス・ラウは撮影初日、緊張していたため「私の華語は変じゃないですか?」と尋ねたところ、思いがけずアン・シューから励ましを受けたそう。今振り返っても心が温まるとし、慰め上手な共演者アン・シューと一緒に仕事をするのはとても心強いと賞賛した。シーズン1のファンだったというテレンス・ラウは、「シーズン2のストーリー展開も波乱万丈で、映像もより刺激的でリアルになっています。どのエピソードも視聴者の心を掴むと思うので、新たな組み合わせによる化学反応が、新たな感動をもたらしてくれれば嬉しいです」と太鼓判を押した。
Netflix独占のサスペンスミステリーシリーズ「次の被害者」シーズン2では、鑑識官のファン・イーレン(ジョセフ・チャン)が観護所を出た娘のジャン・シャオモン(ムーン・リー)、新聞記者のシュー・ハイイン(アン・シュー)と新たな生活を始める。しかし、連続殺人事件の第一容疑者にされるばかりか、恩師である林景瑞(喜翔/シー・シアン)と共に担当した15年前の殺人事件まで嫌疑をかけられる事態に陥ってしまう。身の潔白を証明するため、ファン・イーレンは刑事のチャオ・チョンクワン(ジェイソン・ワン)、法医学者の薛欣寧(ターシー・スー)と共に真相究明に奔走する。
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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