「次の被害者」シーズン2、まもなくNetflixで世界独占配信スタート!
ニュース提供元:齊石傳播、Netflix
2020年に大きな話題を呼び、Netflixオリジナルの華語ドラマとして初の続編制作が実現した「次の被害者」。Netflixは、シーズン2の配信日発表と同時にサスペンスフルな雰囲気に満ちたポスタービジュアルを公開した。新シーズンには、ジョセフ・チャン(張孝全)、アン・シュー(許瑋甯)、ジェイソン・ワン(王識賢)、ムーン・リー(李沐)らが続投するほか、12年ぶりに俳優に復帰するターシー・スー(蘇慧倫)、日本の人気俳優ディーン・フジオカ、台湾で人気急上昇中の香港人俳優テレンス・ラウ (劉俊謙)らが加わり、視聴者を連続殺人事件の謎解きへといざなう。
4年ぶりにファン・イーレンを演じるジョセフ・チャンは、新シーズンで天才鑑識官から最有力容疑者へと立ち位置が変わることに触れ、「正直かなりのプレッシャーがありました。今回のイーレンは前シーズンほど単純ではないですから。娘との関係修復、他者理解や社会適応のプロセスなど、さまざまな課題に直面するので、撮影中は精神的に疲弊しました。すべてが新たな挑戦でしたが、人と向き合うイーレンをよりご覧いただけると思います」と語った。一方、血気盛んな新聞記者から財団の広報担当へと転身したシュー・ハイイン役のアン・シューは、「財団の広報担当になり、ハイインはようやく社会に対し本当に意義のあることができると思ったのですが、元記者として見逃せない点がいろいろ出てきます。記者ならではの鋭さで、もっと知りたくなっていく。本当に面白かったです」と語った。
シーズン1で捜査の相棒だったジョセフ・チャンとアン・シューは、シーズン2では恋愛関係に発展するが、仕事やコミュニケーションギャップなど多くの問題に直面する。アン・シューは二人の関係性について「確かに胸の内には強い愛情を抱いていて、イーレンの娘とも家族としての絆を築きますが、二人とも情熱的に愛情表現するタイプではありません。近しい人ほど愛情表現が難しいといったところでしょうか」と説明。ジョセフ・チャンは「新シーズンの見どころの一つは、有能で頭の切れるハイインが恋愛するとどうなるのか、また自閉スペクトラム症のイーレンとどのように恋愛関係を深めるのか、よりたくさんのハイインを見られることだと思います」と話し、スピード感のある殺人事件の展開に加え、リアルな恋愛模様も描かれることを明かした。
シーズン1での卓越した演技で、ゴールデン・ベル・アワード(金鐘奨/GBA)の新人賞を受賞したイーレンの娘ジャン・シャオモン役のムーン・リーは、「撮影が始まる前はシャオモンを取り戻せるか不安でしたが、クランクイン当日にジョセフさんを見た途端、シャオモンが目覚めた気がしました。パパがいれば大丈夫。ジョセフさんやアンさん、製作チームの皆さんと一緒にまた物語を紡げるのは、自分にとって大きな意味があります」とチームへの信頼感を示した。
かつて遺志を遂げる手助けしていたシャオモンは、新シーズンで父親との接し方を学んでいくほか、殺人現場の清掃員の仕事に就く。殺人現場を見たときの心境を理解するため、大量の関連資料をあたり考察を重ねたというムーン・リーだが、撮影を振り返り美術チームの仕事ぶりを改めて絶賛した。例えば時間がある程度経っている設定の殺人現場では地面にウジ虫を這わせるほどの徹底ぶりで、初めて現場に足を踏み入れたときは、目の前に広がる血なまぐさい光景と重々しい雰囲気のリアルさに驚かされたという。「あのとき味わった緊張感や恐怖感は、まさに清掃員のシャオモンが初めて殺人現場を見た状況そのもので、実際最初は本能的に吐き気を催しました」と明かした。この特殊清掃は、シャオモンに大きな影響を与える出来事の一つだ。ムーン・リーは、シャオモンの命に対する価値観の変化や自己の存在価値を見出そうとする気持ちを行間で表現したいと語った。
連続殺人事件を主軸に、人は帰属意識やアイデンティティー、存在価値をどのように見出していくのかといった人生の課題も浮き彫りにしていく。Netflixオリジナルのサスペンス推理ドラマ「次の被害者」シーズン2は、6月21日から全世界配信スタート。
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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