最新中国ドラマ|「承歓記」が高評価のまま放送終了、「哈爾濱1944」の人気が急上昇
引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「剧周报17|《承欢记》收官《哈尔滨一九四四》竞争力强,头部市场格局变动明显剧市占率高」
中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察(datawinfilmtv)データより、2024年第17週(4/22-28)のドラマ景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップ! (以下ドラマ表記名は全て原題)
「承歓記」が高評価のまま放送終了、「哈爾濱1944」の人気が急上昇
市場のトップ群が冷え込み、パターンが大きく変化。現代女性の家族とキャリア問題や成長などを描くヤン・ズー(楊紫)とシュー・カイ(許凱)主演の現代ドラマ「承歓記」が終了し、高い評価が継続した。年代スパイドラマ「哈爾濱1944」は公開初週から人気が急上昇し2位にランクインするなど、現代ドラマとトップ市場を分け合う状況に。また、バイ・ユーファン(白宇帆)らが出演する「城中之城」が“おじさん層”を引き付け3位にランクイン、繁栄指数も良好な結果となるなど、いくつかの大きなドラマがそれぞれ市場の大部分を占める週となった。
新作は、リー・シエン×チョウ・ユートン共演「春色寄情人」の人気度が高い
今週公開された新作は先週より1本多い6本。連休が近づいていることもあり、市場の新作意欲は高まっており、現代ドラマと時代劇が最も人気のジャンルとなっている。中でも、アーバン恋愛ドラマ「春色寄情人」は主演のリー・シエン(李現)とチョウ・ユートン(周雨彤)の強い「CP(カップル)センス」により視聴者層の注目を集め、現在人気度はずば抜けて良い。トン・ヤオ(童瑶)&チャン・シンチョン(張新成)主演の現代ドラマ「微暗之火」は、婚姻女性の抱える問題などでスポットが集まる一方で、原作者の“盗作”論争はまだ終わっておらず、人気度の上昇は非常に緩やかに。シュー・ルー(徐璐)&ウェイ・ジャーミン(魏哲鳴)の時代劇「披荊斬棘的大小姐」はストーリーに際立った長所がみられず、世論の反応も乏しい。
放送予定は「少年巴比倫」「我的少年時代」「微暗之火」「這就是愛情」の3作品!
今週は現状、ホウ・ミンハオ(侯明昊)とヤン・ツァイユー(楊採鈺)の「少年巴比倫」(4/29開始)、ルー・シャオユー(呂小雨)らが出演する「我的少年時代」(4/30開始)、「這就是愛情」の3作品の公開が予定されている。
中でも「我的少年時代」はルー・シャオユーをはじめとする若手俳優が主演し、青春時代のノスタルジー体験に焦点を当てており、現在の現代ドラマと年代劇の飽和状態となった市場において、それ以外の細分化されたジャンルとしてどれだけの成果を獲得できるかが注目されている。
ジャンル別の状況は?
現代ドラマ
今週の都市ドラマの数、景気指数などは先週とほぼ同じ。「承歓記」が人気のまま終了し市場トップから抜けることになるが、「城中之城」がネット上でも安定した人気を獲得している他、視聴者の嗜好に合わせて新ドラマ「春色寄情人」「微暗之火」も開始となり、状況は安定している。
年代劇
作品数は変わらずだが、景気は下降傾向で、リー・シエン、レン・ミン(任敏)らが出演する「群星閃耀時」とチン・ハオ(秦昊)&ヤン・ミー(楊冪)共演の「哈爾濱1944」の数字に頼る状況に。両作品とも同年代のスパイジャンルであり、現状「群星閃耀時」は、「哈爾濱1944」に圧迫されているとも。
時代劇
今週は時代劇の数と景気指数も大幅に上昇。フー・イーティエン(胡一天)&チャン・ジンイー(張婧儀)主演の「惜花芷」が大好評のうちに終了し、堅実なプロットが常に好評を博した。また、「披荊斬棘的大小姐」、ディラン・クォ(郭品超)&ジャン・ミアオイー(張淼怡)の「偷得将軍半日閑」など、多くの新ドラマが景気指数上昇を後押ししている。
カテゴリー別ヒットドラマ
現代ドラマ
第1位「承歓記」
第2位「城中之城」
第3位「春色寄情人」
年代劇
第1位「哈爾濱1944」
第2位「群星閃耀時」
第3位「鍛刀之英雄無悔」
時代劇
第1位「惜花芷」
第2位「披荊斬棘的大小姐」
第3位「又見逍遙」
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翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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