最新台湾映画|「兄弟顔」のフェンディ・ファンとテレンス・ラウ、『我在這裡等你』で初共演が実現!
二人のイケメン俳優、フェンディ・ファン(范少勳)とテレンス・ラウ(劉俊謙)が映画『我在這裡等你(原題)』で初共演することがわかった。
台湾で人気爆発中の香港人俳優テレンス・ラウは、2020年のゴールデン・ホース・アワード(金馬奨/GHA)の新人賞に『幻愛』でノミネートされた当時、フェンディ・ファンにそっくりだとメディアで取り上げられた。以来、「兄弟顔」と言われてきたフェンディ・ファンとテレンス・ラウが、昨年の金馬奨ではプレゼンターとして手をつないで登壇。「香港のフェンディ・ファン」、「台湾のテレンス・ラウ」とそれぞれ自己紹介し会場を沸かせた。バックステージで二人が寄り添う写真には「この絵面は美しすぎる」と絶賛の声が上がるなど、共演を期待する声も高まった。
そんな二人が、今年のバレンタインデーに突然互いのSNSで場面写真を投稿。翌15日、二人が主演する新作映画『我在這裡等你』が今年公開されることが公式アカウントから正式に発表された。二人がスクリーンで共演を果たすというファンの期待が実現し、大きな話題を呼んでいる。また、著名デザイナーのジョー・ファン(方序中)が手がける国際版ポスタービジュアルにも注目が集まる。夜空に煌めく花火が多層的なタッチで表現された図柄は、華やかで儚いという花火の特性に、劇中の出会いや感情がほのめかされているようだ。
『我在這裡等你』は、挫折した香港人の作家・天宇が、台北の街角で出会ったチンピラの阿翔と、クジラが天国に旅立つという湾を探す旅に出ることになり、その道中予期せぬ転機と深い縁によって「世界にはいつだって自分に似た人がいて、あなたを待っている」ことに気づくというストーリー。「たぶん僕たちは顔立ちが似ているので、会う機会に恵まれたんですね」と語るフェンディ・ファンに対し、テレンス・ラウは「初対面でフェンディを好きになりました。彼は楽観的で、話しているときの笑顔が魅力的。共演できて最高です」と応えた。今回の共演を通して仲良くなったという二人が劇中で見せる化学反応に期待が高まる。
ゴールデン・ベル・アワード(金鐘奨/GBA)受賞歴のある監督のエンジェル・テン(鄧依涵)は、脚本を読んだとき最初に阿翔としてイメージしたのがフェンディ・ファンだったという。「フェンディは自分とキャラクターの魅力を融合させた、素晴らしい演技をしてくれました」と絶賛。また、「『幻愛』でのテレンスの演技に魅了させられて以来、ずっと一緒に仕事をしたいと思っていました。初めての長編映画でお二人に共演してもらえるとは、まさに本作が『世界は最高の段取りをされた好機に満ちている』映画だといえます」と胸を張った。
抓馬文化が製作・プロデュースを手がける『我在這裡等你』は、2024年上半期に台湾で上映予定。
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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