ロングインタビュー|「You Are Mine」マオ・チーション(毛祁生)&シャオ・ホン(蕭鴻)後編
完璧主義者のオレ様社長×入社したてのピュアな新人秘書が贈る、恋に不器用な2人のスーツ系ラブコメディ「You Are Mine」のBlu-ray BOX、DVD-BOXが本日発売!
この度、主演のマオ・チーション(毛祁生)&シャオ・ホン(蕭鴻)のインタビューが到着。本作出演の経緯や撮影時の裏話について語ってくれた。
マオ・チーションさん(左)とシャオ・ホンさん(右)
――マオ・チーションさんから見たシャオ・ホンさんはどんな魅力を持った俳優だと思いますか?
マオ・チーション シャオ・ホンは間違いなく僕が見てきた俳優の中で、笑顔が一番自信にあふれて魅力的な俳優です。
――シャオ・ホンさんから見たマオ・チーションさんはどんな魅力を持った俳優だと思いますか?
シャオ・ホン 彼は全体のハンドリングが上手にできるところがとても魅力的だと思います。演技から現場の雰囲気、カメラの位置まで細かいところに注意を払い、相手役の顔の向きまで面倒を見てくれます。僕はよくカメラ位置を忘れるので、いつも彼が正しい方向に連れ戻してくれました。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
マオ・チーション 楽しいシーンの撮影は本当に楽しかったです。楽しすぎて思わずキャラクターから逸脱してしまった時は、監督はインカムで「商舟、戻ってきて!もういいよ!」「早く戻ってきて!これはダメ!」と言ってくれました(笑)。
印象的なエピソードは、商舟の家でクッキーを食べた舜宇がむせて、僕の顔とベッドを汚してしまうシーンです。潔癖症の商舟にとってはあり得ないシーンですが、僕はシャオ・ホンが噴出したクッキーが多すぎて大笑いしてしまいました。5回撮影した内の4回は笑ってNG、僕の肩しか映らないのに笑って肩が震えてしまって。監督にも怒られて、カメラマンが「笑いが止まるまで待ちましょう」とカメラの電源を切った瞬間、僕の笑いが止まりました(笑)。
最後に撮ったときはまだ可笑しくてたまらなかったんですが、頑張って我慢して、表情が崩れても肩だけは震えないように頑張りました。幸い、当のシャオ・ホンは僕が笑いを必死に我慢している顔を見ても、全く笑っていなくて(笑)。おかげで順調に撮影できました。
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――「You Are Mine」で、ご自身が一番気に入っているシーンまたはセリフがあれば教えてください。
マオ・チーション 一番に気に入っているシーンとセリフは少し不条理な感じがするこのやりとりで、社長「食事の手配も仕事だ」、秘書「食べたいものは?」、社長「任せる」(笑)。こんな商舟のやりとりは周りを困惑させますが、これも彼の魅力です。扱いづらい性格ですが、可愛い部分もあります。
シャオ・ホン 第9話で、商舟が舜宇に言ったセリフ「マッサージしてくれるか?」です。マッサージは僕らの距離が縮まったきっかけなのに、第9話では、そばに舜宇がいてくれることが高望みになってしまった。僕はとても皮肉だと思い、そのセリフを聞いたとき涙が止まらないほど思いが溢れてしまいました。彼は母の愛を求める子供みたいに、ただシンプルな愛を渇望しているのに、舜宇は心を鬼にして向き合わないようにしていました。商舟を抱きしめてあげたい、僕はそう思いました。
――「You Are Mine」には、キュンとするシーンがたくさんありますが、ご自身が思うNo.1胸キュンシーンを教えてください。
マオ・チーション 社員旅行のホテルでのシーンです。あのシーンで、舜宇が初めて商舟に対し積極的になり、商舟が待ちに待ったことが実現しました。あのシーンの撮影は存分に楽しみました。結果は商舟が思ったのと違いましたが、その時はとても幸せだったと思います。
シャオ・ホン 舜宇を誘拐犯から助け出した後、ベッドで商舟が舜宇を抱き「ありがとう」と伝えました。僕はこのセリフを、心を許してくれた商舟が「入っていいよ」と言ってくれたように感じました。まるで舜宇が、商舟にとって世界中で唯一彼を理解できる存在のようだ、とも。これはとても光栄なことで、商舟が心を開き見せてくれた感情にもとても感動しました。
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――「You Are Mine」はご自身にとってどのような作品になりましたか?撮影など振り返ってみての感想と合わせて教えてください。
マオ・チーション 僕にとって非常に繊細で、心の奥の様々な感情が掘り起こされる作品です。皆さんがこのドラマに共感し、自分が欲しい価値を得ることができれば嬉しいです。
シャオ・ホン この作品は気楽に視聴でき、よくあるジャンルに見えるけど、そうではない作品だと思います。複雑な展開はなく、オレ様CEOというジャンルなのに第三者はおらず、唯一の敵は自分。お決まりの誤解もなく、オレ様CEOジャンルとしては斬新だと思います。
今まで何度もお話ししてきたのですが、出演した感想は、「得之於人者太多,出之於己者太少,因為要感謝的人太多了,不如謝天吧!」(※1)。オーディションの時から全話が公開されても、本当に心に深く刻んでいます。
この作品に関わり、多くの方々に助けて頂きました。オーディションから本読み、共演者たちや総監修のツァイ・フェイチアオさん、監督とは脚本やキャラクターの心境について話し合いました。皆さんが辛抱強く僕に付き合ってくれ、キャラクターに対する共通認識が生まれました。僕のことを少しもめんどくさいと思わず、母親が新生児に抱くような「あなたを守りたい」という気持ちを皆さんからたくさん感じました。シリアスなシーンの撮影で、僕がサッとその状態に入ることが出来ず時間を無駄にしてしまっても、誰も催促せず、助監督はそばで何も言わずに僕の背中をさすってくれました。当時は申し訳ない気持ちでいっぱいで自分が情けなく感じましたが、今振り返ると温かな気持ちに包まれます。
配信がスタートしてから支えてくれる皆さんに感謝しています。皆さんの手紙は全部読んでいます。皆さんの励ましの言葉は、落ち込んだ時のポジティブエネルギーになってくれます。舜宇は「僕ならできる!」と叫ぶようなポジティブエネルギーの持ち主ですが、それは心の中にある卑屈さと自信の無さゆえです。僕もそうですが、必ず誰かが僕を“死の陰の谷”から引っ張ってくれます。特にマオ・チーションはいつも心のチキンスープを僕に注いでくれて、彼の方が落ち込んでいても、いつも僕を引っ張って一緒に前へと歩んでくれます。雪中送炭(※2)みたいに、自分だって炭を一つしか持っていないのに、半分を僕にくれるんです。
感謝以外に言いたいことはないです。こんな相手がいて、こんな制作チームと監督に出会うことができて、本当に前世から求めてきた福だと感じています。
※1)台湾の作家、陳之藩氏のエッセイ「謝天」からの引用。直訳では「人からもらうものが多すぎて、自分から与えるものが少なさすぎる。感謝しなければいけない相手が多すぎるので、天に感謝しよう。」
※2)「雪中送炭」雪の中で寒い思いをしている人に、暖をとるための炭を送る。困窮している人に援助の手を差し伸べることを意味する。
シャオ・ホンさん
――「You Are Mine」をこれからご覧になられる日本の視聴者に向けてマオ・チーションさん、シャオ・ホンさんだからこそ知っている“ここに注目しておくともう一歩楽しめる”というポイントを教えてください。
マオ・チーション 商舟の細かい動きにご注目ください。例えば舜宇のアパートの一階にある海鮮粥のお店など、彼は食器を持つときや知らない場所に行くたびに必ず戸惑いを見せます。あと、キレイじゃないものを手にしたら必ず拭く動きも見逃さないでください。
シャオ・ホン 魚市場でご飯を食べる人と、僕が走りながら「夏商舟、あなたが欲しい!」と叫んだ時にぶつかった人は同じ人です。
――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
マオ・チーション 日本の皆さんが僕らの作品や僕らのことを好きになってくれて、本当に感謝しています。まさか日本のプラットフォームで1位になれるなんて、光栄で幸せで不思議な気持ちでいっぱいです。これから日本のファンの皆さんにたくさんお会いできますように。今後も引き続き、より面白い作品を皆さんにお見せできるように頑張ります!
シャオ・ホン 日本のファンの皆さん、「You Are Mine」を応援してくれてありがとうございます。ファンの皆さんから情熱を頂くのは僕にとって初めてのことで、とても新鮮で嬉しいです。皆さんの好きな気持ちを大切にしています。これからも引き続き頑張ってたくさんの作品を出演して、皆さんの期待に応えるように頑張ります。
Blu-ray BOX、DVD-BOX 2024年1月31日(水)発売
BD:13,200円/DVD:11,000円(どちらも税込)
映像特典:メイキング、製作発表会、プレミア上映会、予告編集、「Stay By My Side」VS「You Are Mine」愛のジェンガ対決、「Stay By My Side」VS「You Are Mine」2択クイズ 相思相愛カップルはどっち?
封入特典:ブックレット、サイン入りチェキ風カード
発売・販売元:エスピーオー
HP:https://www.cinemart.co.jp/dc/t/vbl2.html
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記事制作:Cinemart編集部
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