最新台湾ドラマ|性をテーマにしたライトコメディ「セックスを語るなら(愛愛内含光)」、2/2~Netflixで独占配信
ニュース提供元:Netflix
華語ドラマ「セックスを語るなら(原題:愛愛内含光)」の配信に先立ち、ティザー映像とメインビジュアルが公開された。アメリカの「IndieFEST Film Awards」で最優秀女性監督賞を受賞したホアン・ジエユー(黃婕妤)が監督を務める本作には、ジャン・ズーシュエン(詹子萱)、クー・チェンドン(柯震東)、リン・ジェーシー(林哲熹)、ウー・チエンホー(巫建和)、キミ・シア(夏于喬)、マー・ジーシアン(馬志翔)、ミアオ・コーリー(苗可麗)、ホンドゥラス(洪都拉斯)ら豪華キャストが出演する。
メインビジュアルは、エロティックなピンクをメインカラーに、主人公のクー・チェンドンとジャン・ズーシュエンを、チウ家とそのパートナーたちが囲む構図。それぞれの悩める表情とは対照的に明るく華やかな印象で、絵文字や象徴的なイラストが口にしづらい愛を表現している。
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監督のホアン・ジエユーは、自身の経験も交えて本作に伝えたい内容を盛り込んだと語る。「セックスは、アジア人が避けがちなテーマですが、ティザー映像が公開され多くの方々から反響がありました。私たちがあえて避けてきた事柄だからか、皆さんこのテーマに高い関心があるとわかりました。本作を通して、セックスを健全に捉え、正面から愛との関係性を探るきっかけになればと思います」と語った。
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今回、露出度の高い作品のヒロインに挑んだのは、新進気鋭の俳優ジャン・ズーシュエン。ティザー映像では、性知識について発信するビデオブロガーのチウ・アイとして、「70%以上の台湾人が性に満足していない」と性の現状を訴える。チウ・アイと体だけの関係を続けるピンク役のクー・チェンドンは、「異なる年齢層で構成される各家族は、世代ごとに価値観も違います。セックスを通して日常を語るのは面白いと思いました」と語った。チウ・アイを演じるジャン・ズーシュエンも、「新しいタイプのドラマだと思います。脚本の面白さに加えて、登場人物が自分のトラウマと向き合う姿に最も心を揺さぶられます。脱毛エステティシャンとビデオブロガーという二つの職業を持つ、難しい役に挑戦したいと思いました」と、本作の魅力について語った。ティザー映像では、ジャン・ズーシュエンがリディアン・ヴォーン(鳳小岳)とデートするシーンや、2人が車から降りるところを見るクー・チェンドンなど、三角関係もうかがえる。
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ストーリーの主軸であるクー・チェンドンとジャン・ズーシュエンのほか、他の世代の関係も興味深い。ミアオ・コーリーとホンドゥラスが演じるチウ・アイの両親は、結婚生活33年。愛のないセックスレス夫婦は、どうすれば若かったころの気持ちを取り戻せるのかを模索する。一方、マー・ジーシアンとキミ・シアが演じる姉夫婦は、教師と生徒の禁断の恋を成就させたはずが、火花が散るような当時の情熱は消えてしまったかのよう。「七年目の浮気」に発展しそうな2人に、性と愛は果たして再燃するのか?
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また、リン・ジェーシー演じるチウ家の一人息子にも注目したい。シャイなゲイを演じるリン・ジェーシーは、「この脚本の面白いところは、誰もが家族の前では別の自分を演じ、心に秘密を抱えていることです。事件が起こるにつれて、徐々に正直になり始めるのもリアリティーがあって面白いです」と語った。リン・ジェーシーと激しいシーンを繰り広げるウー・チエンホーは、自身の性的指向を明かさない役どころ。ストーリーと方向性、これまで演じたことのないキャラクターに引かれたというウー・チエンホーは、「人は誰でも悩みがあり、愛の解釈もさまざまですが、愛そのものを掘り下げたものである限り、性別などは関係なく飽きることはありません」と語った。
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普段語ることが憚られるセックスをテーマに、家族を取り巻くさまざまな出来事を通して、各年代の性の問題を浮き彫りにしていく。麻吉砥加電影と幸運火花創意が制作する華語ドラマ「セックスを語るなら」は、2月2日からNetflixで全世界独占配信。
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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