インタビュー|「夏花」シュー・ルオハン(徐若晗) “ジェリーさんのお陰で演技に対する異なる解釈を学んだ”
大スター、ジェリー・イェンの待望の新作「夏花」で、ジェリー・イェンが演じる謎多き男性・シアオ・ハンに積極的にアプローチするヒロイン、ホー・ランを演じたシュー・ルオハンのオフィシャルインタビューが到着した。
ー 「夏花」に出演を決めた理由は何ですか? 最初に脚本を読んでどんなところに魅力を感じましたか?
シュー・ルオハン 脚本が非常に気に入ったからです。私がチェン・ジョウフェイ(陳宙飛)監督作に出演するのはこれが2作目となります。最初に脚本を読んだときはホー・ランが愛に対して勇敢なところ、熱烈なところ、一途なところに胸を打たれ、そんな彼女に憧れの気持ちを抱きました。
ー 「夏花」というタイトルはインドの詩人ラビンドラナート・タゴールの名言「生は夏の花のように、死は秋の木の葉のように、美しくあらしめよ」を想起させ、生とは夏の満開の花のように艶やかで美しいことを示唆しています。劇中には様々な花が登場しますが、シアオ・ハンを花に例えるとしたら何ですか?
シュー・ルオハン シアオ・ハンを花に例えるならヒマワリだと思います。ヒマワリには「あなたこそが私の太陽。あなたがいれば私は目を離さずじっと見つめ、あなたがいなければ私はうつむいて誰がいようと見ることはない」という花言葉があります。シアオ・ハンのホー・ランに対する一途な愛情はそんなヒマワリを思わせます。
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
ー ジェリー・イェンさんは若い女の子からはイケオジと言われていると思いますが、共演前は彼にどういう印象を持っていましたか? 当初、年齢差の大きい恋愛を演じるのにプレッシャーはありませんでしたか? 21歳上のジェリーさんはあなたの演技の助けとなってくれましたか?
シュー・ルオハン ジェリーさんと初めて会ったとき、紳士的で繊細で優しい男性だと思いました。当初は確かにプレッシャーを感じましたが、一緒にいる時間が長くなってくると、お互いのことが分かってきて、そのプレッシャーもだんだんと消えていきましたね。また、ジェリーさんのお陰で演技に対する異なる解釈を学ぶことができました。シーンによってはお互いに違う解釈をしていたのが面白かったところで、男性の立場ではどう考えるかを知ることができました。
ー ホー・ランはおとなしそうに見えて反抗心のあるキャラクターですが、役作りにあたって意識したことや工夫したことはありますか?
シュー・ルオハン 意識したのは相手によって態度を分けることです。ホー・ランはシアオ・ハンに対してだけは優しい態度で甘えます。彼女は好き嫌いがはっきりしていて、小悪魔的なところも彼女の可愛さなのです。
ー ホー・ランはどうしてシアオ・ハンを愛するようになったのでしょうか? 彼らの恋愛はどういったものだと言えるでしょうか?
シュー・ルオハン 2人は一目惚れから始まり、愛し合うようになり、寄り添い合って愛を貫きます。彼らの愛は死に向かって生きる、永遠のロマンスだと思います。
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ー 劇中にはロマンティックなキスシーンがたくさんありましたが、ご自身が好きなキスシーン、印象に残っているキスシーンはどこですか?
シュー・ルオハン 印象に残っているのは、ホー・ランが花が開いた月下美人の写真を見つけるシーンです(※第13話のシーン。第8話でホー・ランは「月下美人の花が開いたら私と付き合って」と言ってシアオ・ハンと賭けをするが、花が開く前に寝てしまい、翌日、自分も寝てしまったとシアオ・ハンは嘘をつく)。シアオ・ハンは照れて、ホー・ランは得意満面で、じゃれ合う2人はキスをして抱き合います。鬼の首を取ったように喜ぶ子供みたいなホー・ランが可愛らしいシーンです。
ー このドラマで一番見逃せないシーンはどこですか? 日本の視聴者にはどんな見どころに注目してもらいたいと思いますか?
シュー・ルオハン 見逃せないシーンはたくさんありすぎます(笑)。どのシーンも美しいです。日本の視聴者にも「夏花」に登場する美しい景色を楽しんでもらいたいです。そして、いつか実際にその景色を見に来てもらえれば嬉しいです。その価値はあります。
ー 「夏花」はサントラも素晴らしく、劇中の随所で時にぼんやりとした時に鮮やかで美しい雰囲気を演出しています。「夏花」のサントラで一番好きな曲はどれですか? その曲の感想も教えてください。
シュー・ルオハン 一番好きな曲は「Lucid Dream」で、この歌の歌詞が好きです。「Come, come away with me/Take me back to your side/Come and hold me tonight/You lead me on/In my dream(私と一緒に遠くへ行って 私をもう一度あなたのそばに置いて 今夜は私を抱いて 夢の中で私を夢中にさせて)」という歌詞は、ホー・ランとシアオ・ハンの愛をよく表していると思います。
※「Lucid Dream」はエンディング曲&挿入歌。2017年の韓国ドラマ「あなたが眠っている間に」のサントラだったmonogram(Kevinとリウォンの男女デュオ)の「자각몽」を歌い直した英語版。英語版はKevinとYe Damのデュエットとなっている。
ー 劇中でホー・ランは玉ねぎの皮をむくように、一枚一枚シアオ・ハンの外側の皮をむいていき、彼の複雑かつ柔らかい内面に触れていきます。このように今時の女性なら、恋愛において自分から積極的にリードし、ストレートに好きな人を追いかけ、幸せや愛を追い求めるのもありだと思いますか?
シュー・ルオハン 自分の心に従って行動すれば、後悔するようなことはないと思います。人を愛し、勇敢に幸せを追い求めるのは美しいことだと思います。美しいことですからしない理由がありません。
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ー ハン・ユー役のマー・スーチャオ(馬思超)「さんと共演した感想はいかがですか? 彼の素顔はどんな人ですか? 彼との共演で印象に残っている出来事や面白いエピソードがありましたら教えてください。
シュー・ルオハン マー・スーチャオさんとの共演は楽しかったです。面白い人で、どのシーンでも自分の考えや演技プランを持っていました。彼と最初に撮影したのは、ハン・ユーがお店で画材を買うホー・ランにばったり会うシーンでしたが、その時、彼が吊り下げタイプの駄菓子を首からかけたりしてたくさんのお菓子を抱えているという役作りでハン・ユーの可愛さを演出していたのが、印象に残っています。
ー このドラマでは海南省万寧市の海辺の町の美しさや、アバ・チベット族チャン族自治州にあるチャン族(羌族)の文化を見ることができます。これらのロケ地での撮影で印象深い思い出はありますか?
シュー・ルオハン 万寧では夜になると漁船が輝く星々のように海の上で光っていたこと、チャン族の艶やかな民族衣装など、すべてが大切にしたい素敵な思い出です。
ー 今後、どんなジャンルの作品やキャラクターに挑戦してみたいですか?
シュー・ルオハン サスペンスの登場人物で悪役または事件の黒幕となる真犯人を演じてみたいですね。きっと演じがいがあると思います。
ー 「夏花」は花畑や砂浜など南国の雰囲気に満ちていて、旅に出たい気分にさせられます。ご自身も旅行に行くのが好きですか? これまで旅したところで好きな場所はどこですか?
シュー・ルオハン 私自身も旅行が好きです。以前に奈良、京都、大阪に遊びに行ったことがあり、このドラマが日本でリリースされるのを嬉しく思っています。機会があればまた訪ねてみたいと思います。
ー 最後に、日本の視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
シュー・ルオハン このドラマを好きになってもらえたら嬉しいです。また、みなさんも「夏花」のヒロインのように熱烈に愛してくれるまぶしい人と出会えますように!
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