最新映画in台湾|元大リーガーが極道映画『我最愛的笨男人(原題)』でスクリーンデビュー! ファン・イーチェン、ヤオ・チュエンヤオが兄弟分に
ニュース提供元:CATCHPLAY
『我最愛的笨男人(Love Fool)』の上映に先立ち、ポスタービジュアルとティザー映像が公開された。劇中、「硬派ブラザーズ」としてタッグを組むのは、元メジャーリーガーのグオ・ホンジー(郭泓志)、メガヒット作主演のファン・イーチェン(范逸臣)、金鐘奨受賞の演技派ヤオ・チュエンヤオ(姚淳耀)の3人だ。
ティザー映像では、裏社会の正義を守る3人が、命を懸けて兄弟分を助ける日常が展開。一方、ファン・イーチェン演じる阿全が、一途にヒロイン貝貝を口説くユーモラスなシーンも見る者を楽しませる。男性は、女性を前にすると腑抜けになり、兄弟分の前では義理堅い愚か者になるようだ。
ポスターの背景に描かれているのは、キャラクター3人の象徴である龍、虎、霊。特にグオ・ホンジーを象徴する龍の手に、野球のボールを握らせるという遊び心が込められている。
台湾マフィアの抗争を描き大ヒットした映画『角頭』シリーズを手掛けたプロデューサーのスン・チーミン(孫啟明)は、「『角頭』から本作まで、さまざまな男の友情を皆さんに見せたいと考えてきました。仲間が支えてくれるなら、どんな困難でも乗り越えることができます。本作では、そんな愚かなほどに義理堅い男たちの人情を感じてもらえると思います。男性は幾つになっても中二病ですが、命すら惜しまない義理人情があるのです」と、作品への信念を語った。
本作でスクリーンデビューを果たすグオ・ホンジーは「裏切り合う仲間、縄張りや女性を取り合う仲間を見たことはあるでしょう。しかし、義のためにとことん愚かになる男たちは見たことがありません。このような男の中の男を表現するのに、演技は必要ありませんでした」と、役への没頭ぶりを披露。ファン・イーチェンは「黒社会(マフィア)だろうと社会が黒かろうと、仲間と一緒なら大丈夫です」、ヤオ・チュエンヤオは「本作で兄弟分を演じた体験は忘れられません。阿全は愚かですが、私の兄弟分なので最後まで支えます。仲間の前では、私たちは皆愚かな男です」と述べ、互いの絆を見せつけた。
文達文創、風度影業、百聿數碼創意、劇糖文創娯楽、CATCHPLAYの共同制作による『我最愛的笨男人』は、 9月8日から台湾全域で公開予定。
《あらすじ》
一見強面ながら、実は善良で心優しい西屯(台中の地名)の阿全(ファン・イーチェン)は、兄弟分の阿鬼(ヤオ・チュエンヤオ)、龍仔(グオ・ホンジー)とともに裏社会に生きている。ボスが事故で他界し悲しみに暮れる阿全は、告別式で貝貝(ユージェニー・リウ/劉奕兒)という女性に出会う。ボスの遺言を守るため、阿全は熱烈に貝貝を口説き始めるが、阿全の単純さを利用して金をだまし取ろうとする貝貝。やがて、ボスが遺した工事会社の土地が再開発の最後の1ピースとなったことで、阿全は悪の勢力に狙われ、全財産を失ってしまう。さらには貝貝も誘拐され……。阿全は、果たしてこの窮地を脱することができるのか?
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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