インタビュー|「僕らに乾杯!」ウォン・ドヒョン "彼の存在だけで、幸せと楽しさを感じられる"
酒嫌いシェフ&酒好き会社員のほろ酔いラブストーリー「僕らに乾杯!~酒類一切~」のBlu-ray/DVDが発売中! リリースを記念し、本作で料理の腕は完璧だが酒が大嫌いなイケメンシェフ、パク・ギフンを演じたウォン・ドヒョンのインタビューが到着した。
ー 「僕らに乾杯!」出演の決め手を教えてください。
ウォン・ドヒョン BLジャンルというところが魅力的でした。BLというジャンルは、今じゃないと挑戦できないジャンルだと思って出演を決めました。
ー 演出家や制作スタッフから何かアドバイスはありましたか?
ウォン・ドヒョン 台本読みから監督といろんな話をしました。パク・ギフンというキャラクターはジユと出会う前には暗すぎるというほどではないにしても、明るいともいえないキャラクターです。その程度を調整するために話し合いました。そして撮影の時には段々と変わっていく姿を確実に表現するために、私から質問をしてアドバイスを頂いたりしました。
ー ウォン・ドヒョンさんは、「パク・ギフン」を演じるうえで意識されたことや工夫されたことがあれば教えてください。
ウォン・ドヒョン パク・ギフンというキャラクターは、心のどこかに持っている悲しみのせいで、幸せを感じてもその幸せを丸ごと楽しめないまま生きているキャラクターだと思いました。そんなところを意識しながら、少し表現を抑えるよう意識しましたし、ギフンの不器用な表現などをどう表現したらいいのか悩みました。また、ギフンが徐々に変わっていく姿の表現にも悩みました。
©2023 1012 STUDIO Co., Ltd. All rights reserved
ー ギフンはジユに対して、次第に心許していき、あることをやり遂げようとします。その理由をどう解釈されましたか?
ウォン・ドヒョン ギフンとは正反対のジユの性格と気立てに魅力を感じ、好奇心から始まり次第にジユに対する好感が大きくなったんだと思いました。ジユのポジティブな姿と率直な表現、そして時には無謀だとも思える素早い行動力と自信など、ギフンが持っていないものを彼は持っているからです。
ー ウォン・ドヒョンさんと演じられたギフン、似ているところ・似ていないところを教えてください。
ウォン・ドヒョン ギフンはつらいことがあっても一人で乗り越えようとする一面があります。人に話して慰めてもらうより一人で解決していく性格だと思いました。そんな面は自分と似ています。私もまずは一人で自分の考えをまとめた後、周囲にそのことを話す方です。似ていないところは、ギフンはお酒が嫌いであまり飲めないことですかね。私はお酒が好きでよく飲みます。
ー ギフンにとってジユはどういう存在だと思いますか?
ウォン・ドヒョン 例えると……寂しい家に養子縁組されたワンちゃんって感じです。ジユという存在だけでギフンは毎日期待感と幸せと楽しさを感じられるようになりました。一緒に思い出と楽しみを積み上げていくペット(반려동물/伴侶動物)みたいな存在だと思います。
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ー ジユを演じたキム・ジュニョンさんとの共演シーンで、心がけたことやお互いに気を使った部分は?
ウォン・ドヒョン ジュニョンとは普段から仲がいいのでふざけたりしながら楽しく撮影をしましたが、1、2話では彼と対立するシーンがあったので、その時だけは役に集中するために普段よりは固い会話を交わしたりしました。また、ジュニョンと私は年が少し離れているのですが、それがお互いを難しく思うことの理由にはならないように、より友達のような仲になろうと努力しました。
ー キム・ジュニョンさんとの撮影での撮影裏話があれば教えてください。
ウォン・ドヒョン 一緒にご飯を食べるシーンがあったのですが、お互い食事を済ませた後での撮影だったので、美味しく食べるのがちょっと難しくて。どうしたら美味しく食べられるか話し合いながら、お互いに食べる姿を見せて「美味しそうに見える?」と話し合った状況が面白くて記憶に残っています。また、その時が初めての撮影だったのでジュニョンのことをより可愛いなと感じるようになりました。
ー ウォン・ドヒョンさんから見たキム・ジユヒョンさんはどんな魅力を持った俳優だと思いますか?
ウォン・ドヒョン ジュニョンは本当にワンちゃんみたいな魅力を持っています。やけにいたずらしたくなるし、そばにいないとどこに行ったのか気になるし、ふっと彼のことが頭に浮かぶし。なんというか人を引き寄せる魅力を持っている俳優だと思います。
ー 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
ウォン・ドヒョン 撮影現場の雰囲気は忙しい中でも楽しかった記憶があります。みんな良い人でありがたい記憶が多くあります。初めての撮影はグンサン(群山)旅行シーンだったのですが、海で撮影をする途中でどんどん潮が満ちてきて、カットがかかるたびに陸の方に逃げながら撮影したことがありました。
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ー ウォン・ドヒョンさんが本作で一番気に入っているシーンまたはセリフは?
ウォン・ドヒョン 「では、少し勇気を出してみるか」です。この時ギフンが勇気を出して話をしたので、ジユとギフンがより親密な関係になったと思います。ギフンというキャラクターもジユを通して成長し勇気が出せたと思いますし、ギフンがジユに話せることができたのは2人の関係のおかげだと思います。
ー ジユとのシーンで一番思い出深いシーンはどこですか?
ウォン・ドヒョン ジユと初めて会うシーンでジユとギフンが一緒に倒れるのですが、その時お互いにどうしたらリアルに倒れられるのかずっと練習していて、それが結構面白かったです。横に倒れたり、後ろに倒れたり。この日、2人で何度も倒れました。
ー 日本の視聴者に向けて、ウォン・ドヒョンさんだからこそ知っている“ここに注目しておくともう一歩「僕らに乾杯!」を楽しめる”ポイントを教えてください。
ウォン・ドヒョン 私が演じたギフンという役はジユと出会ってから変わっていくキャラクターです。ギフンがジユに夢中になったポイントが何なのかを思いながら見ていただけるとより楽しめると思います。
ー ウォン・ドヒョンさんご自身についてもお伺いします。最近、個人的にはまっていること、好きなことは何ですか?
ウォン・ドヒョン 最近は動物にはまっています。可愛い猫ちゃんとワンちゃんたちがじゃれあったり、愛嬌を見せる映像を見ながらよく時間を過ごしています。小さくて可愛い生命体があまりにも可愛くて、見ているだけで癒されます!
ー お休みの時はいつもどんなことをされていますか?
ウォン・ドヒョン 一番大事にしていることは美味しいものを食べることです! 平日は友達とあまり会えないので、友達と会って食べたかった美味しいのを食べるのが好きです。ジユに負けないくらい食べ物には真剣です。それ以外は水泳、ジム、ゲーム、カフェに行くなどをしながらゆっくり時間を過ごすのが好きです。
ー ご自身の性格を一言で表すと?
ウォン・ドヒョン たこ焼きのようだと思います。色んな人たちと集まるのが好きだし、大体の人たちと円満な関係を持っていると思います。まるでたこ焼きがどんな具材を入れても美味しいようにです。気分が良いときにはマヨネーズがたっぷりかけたたこ焼き、気分が悪い日には激辛たこ焼きです!(笑)
ー 今後演じてみたいキャラクターなどあれば教えてください。
ウォン・ドヒョン ギフンというキャラクターが経験できたので、今度は正反対のジユみたいなキャラクターも面白いかも。愛嬌があっていたずらっ子で、自信あふれる悪ガキみたいなキャラクターが演じてみたいです。
ー 今後の目標を教えてください。また、言える範囲で構いませんので、今後の活動に関して決まっていることがあれば教えてください。
ウォン・ドヒョン もっといろんな姿で皆さんとお会いできるように努力しています。今は色んな準備をしている段階で、ギフンというキャラクターだけで皆さんの記憶に残ることなく、私の色んな姿をもうすぐ皆さんに披露できるようにします。
ー 最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
ウォン・ドヒョン 「僕らに乾杯!~酒類一切~」を見てくださって、そして応援してくださった皆さん! 本当に感謝しており、ファンの皆さんのおかげで力をたくさん頂いていると思います。美味しいものをたくさん食べて、飲んで、愛して、幸せになりましょう! チャンスがあれば是非皆さんとお会いしたいと思います。
Blu-ray BOX/DVD-BOX 発売中
BD:6,600円 DVD:5,000円(どちらも税込)
発売・販売元:エスピーオー ©2023 1012 STUDIO Co., Ltd. All rights reserved
http://www.cinemart.co.jp/dc/k/kanpai/
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