【インタビュー】「可愛い秘書には野望がある」タン・ソンユン(譚松韻)“プライベートでも「社長」と呼んでいた”
視聴者大絶賛!驚異の口コミで視聴率&再生ランキング1位を達成した、大人の胸キュンがギュッとつまった極上ロマンティック・ラブコメディ「可愛い秘書には野望がある」。
本作で有能完璧な秘書でありながら、投資家になるという夢を追うキャリアウーマン、ニン・モンを熱演したタン・ソンユン(譚松韻)のインタビューが到着した。
タン・ソンユンさん
─ いつこのドラマの脚本を受け取りましたか?
タン・ソンユン 「恋心は玉の如き」の撮影前ですね。本作の監督、ヤオ・ティンティンさんは私の好きな監督です。彼女とは知り合って長く、ずっと一緒に仕事したいとお互いに話していましたが、今回ようやく実現しました。
─ この役を受けるのに迷いはありましたか? 働く女性役が似合うかどうか不安はありませんでしたか?
タン・ソンユン 不安はありませんでした。この役にはちょっと小柄すぎるとか、ちょっとここが足りないと思われたとしても、現実社会でそういう人は働いていないとか、職場には存在しないということはないと思うんです。私と同じくらいの年齢の人だって働いていると思いますし、私もニン・モンのように大学を卒業して、就活して面接を通り、インターンを経験して入社するというステップを踏んで職場に入る可能性はあったと思います。それに自分がこの役になりきるんだと思って表現したものは視聴者にちゃんと伝わると思います。
─ ニン・モンという役に入り込むのに時間はかかりましたか?
タン・ソンユン 私は脚本だけでなく原作小説も読んで、この役をすごく演じたいと思っていました。だから実際に演じてみても、役に入り込むのは比較的早かったと思います。当時、私は年越しの間に家で原作小説を読み始めて、すっかり夢中になっていました。つまり、クランクインのおよそ2ヶ月前からもう役に入り込み始めていたので、初日の最初のシーンの撮影からとてもスムーズに行きました。
─ ニン・モンの性格のどこに惹かれましたか?
タン・ソンユン いっぱいあります。誠実なところ、能力があるところ、聡明なところ、気が利くところです。それに、彼女とルー・ジーミンとの関係性にも惹かれました。彼というオレ様上司の前では子ウサギのような存在である彼女が、毎日彼と一緒に仕事するうちにすっかり彼を把握してうまく対処している。そんな彼女がとても器用で賢くて可愛いと思いました。
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─ ニン・モンの職場での働きぶりをどう思いますか? どの段階の彼女が好きですか?
タン・ソンユン 彼女は3年間ルー・ジーミンの秘書を務めた後、投資二部で投資の仕事をして、彼の会社を辞めた後はシー・インの会社に移り、課長から部長まで出世します。彼女の一歩一歩の成長はすべて彼女の糧となっていくんです。正直言うと私は彼女のファンと言えます。彼女のすべてが好きです。
─ ニン・モンのように出世するのは実際には難しいと思いますか?
タン・ソンユン 私自身はニン・モンの出世は意外なようでいて当然の結果だと思います。彼女は賢くて知恵があります。彼女のように人間関係も仕事も立派にこなせれば、どんな難題もクリアできるでしょう。彼女はどんどん進化していける人だと思います。
─ ニン・モンの立場から働く人たちにアドバイスをするとしたら、どんなアドバイスをしますか?
タン・ソンユン ニン・モンはルー・ジーミンの秘書を経て投資二部で働き、その後、シー・インの会社に入って投資家として成長していく間、常に心を配って仕事をこなし、外野の余計なことに惑わされることはありませんでしただからこそルー・ジーミンも彼女を離したがらず、彼女の仕事ぶりに満足していたと思いますし、だからこそ彼女は素晴らしい実績を上げることができたのだと思います。つまり「心を配って仕事をするように」とアドバイスしたいですね。
─ シー・インはニン・モンにとって憧れてあり夢を応援してくれる人です。彼女にとってシー・インがいたことはラッキーでしたが、あなたにとってもそういう存在はいましたか?
タン・ソンユン はい、いました。夢を応援してくれる人というのは脚本をくれたり出演のチャンスをくれたりする人とは限りません。迷っている時にヒントを与えてくれる人、大切なものを失わないようにしてくれる人だったりします。
─ あなたが理想とするキャリアウーマンはどんなイメージですか?
タン・ソンユン 私自身、キャリアウーマンのリアルな事情を理解しているとは言えませんが、私が想像する理想的なキャリアウーマンとは、内側から自然と自信が発散されている、知恵があって正義感のある女性ですね。
─ もし、実際にルー・ジーミンのような仕事のパートナーがいたら、どう対処しますか?
タン・ソンユン 私自身はなるべくみんながきまり悪くならないように取りなし役のポジションになると思います。それも、相手がやりすぎない程度、私の限界を超えなければですが。相手が限界を超えてくるようであれば、きっと私も相手と対決することになると思います。
─ ニン・モンがルー・ジーミンをうまく扱えたコツはなんでしょう? 演じている中で学んだテクニックを教えてください。
タン・ソンユン 劇中でニン・モンが「ルー社長はあべこべを言う」と言うセリフがありましたね。ニン・モンは彼に二択の質問をして、その答えと全て逆のことをするんです。そんなふうにうまく対処できるのも、彼女が常に心を配って仕事をしている結果ですね。それに彼女は他の社員たちと違ってルー・ジーミンを怖がったり、彼の前で怖気づいたりしません。だからまず言えることは、ルー・ジーミンを怖がる必要はないということ。彼だって人間なので心があります。彼の機嫌の良し悪しには必ず原因があります。だからニン・モンはルー・ジーミンに怖気づいたりせずによくよく観察して、彼がその都度、その都度、何を求めているのかを考えます。しかも彼女はプライベートでも彼についてたくさん研究をしていたと思います。
─ ルー・ジーミンはニン・モンにとって仕事の上で、生活の上でどんな存在と言えますか?
タン・ソンユン ルー・ジーミンは冒頭では毒舌でオレ様キャラですが、ニン・モンがずっと彼に対して肯定的でいるのは、彼が仕事の上ではプロフェッショナルだからです。彼は仕事においては確かに凄腕です。しかも、自分なりの信念を持っています。それは彼女も共感するところで、彼と一緒に仕事をすることで彼女は彼からたくさんのことを学びます。ですから、ニン・モンの心では彼がどんなに毒舌でも、(仕事の上では)いい人と言えなくもないんです。一方で生活の上では、ニン・モンはまったくルー・ジーミンと関わり合いたくないのに、必要に迫られて仕方なく、逃げられなくなるといった感じですね。彼女が逃げても彼が追ってくるので逃げきれない(笑)。エレベーターや部屋のドアの前などで2人が口げんかする様子は可愛いです。
タン・ソンユンさん
─ ニン・モンのルー・ジーミンに対する気持ちはどんなものでしょうか? その気持ちはどのように変化していくのでしょうか?
タン・ソンユン 恋愛というのは急に何かが起こる、突然誰かを愛してしまうということはなくて、そこに至るまでのステップがあるはずです。例えばニン・モンが彼の秘書を務めていた3年間、2人は一緒に過ごしていましたが、ただの上司と部下という関係で、一緒にいても対立するところがあったでしょう。でも、心の奥では相手のプロフェッショナルなところや仕事の能力などを認めていたと思います。ニン・モンがルー・ジーミンの元を去る時に彼は彼女の変化を目の当たりにして、彼女に本当に投資の能力があったと分かります。でも、ルー・ジーミンには幼稚なところがあって、ニン・モンがどんどん成長していけばいくほど、彼の心はどんどん辛くなって悶々としていきます。「オレから離れたら生き生きとしてくるなんて!」って思うんですね。ニン・モンの方は見返せたという気持ちになるのですが(笑)。こうして育まれていく2人の感情は微妙なもので、ちょっとずつ積み重なって変化していきます。例えば、ニン・モンが病気になった時には彼が世話をしてくれたりと、そういう積み重ねが胸キュンポイントになっていくんです。
─ あなたとケニー・リンさんは現場でとても賑やかだったそうですが、おしゃべり1位はどちらですか?
タン・ソンユン ルー社長が1位です!
─ 共演前、ケニー・リンさんにどんな印象を持っていましたか?
タン・ソンユン 面白い人だなと思っていました。人をディスるときでも面白いですよね。とってもルー・ジーミンぽいです。
─ 実際に共演してみて、彼をどんな人だと思いましたか?
タン・ソンユン やっぱりとってもルー・ジーミンぽかったです(笑)。口うるさくておしゃべりなんです。でも、彼はとても心遣いがある、オレ様ですね(笑)。プライベートでも彼のことはいつも「社長」と呼んでました。
─ お互いに口げんかばかりするキャラ設定でしたが、現場でのコミュニケーションに影響しませんでしたか?
タン・ソンユン いいえ、お互いに口げんかできるというのは、それだけ関係が近くて仲がいい、そんなことで本気で怒らない関係と言えますよね。
─ 仕事の上では自信と個人の能力、どちらがより重要だと思いますか?
タン・ソンユン この2つは相互の関係にあると思います。能力があれば自信となって表れるし、能力がない場合は……その自信はどこからくるのかわかりませんが(笑)、いずれにせよ、能力を身につければ自分を信じることができます。私はできる、やり遂げられると自信が持てます。
─ 自分に自信が持てないと思ったことはありますか?
タン・ソンユン はい。いつも自信が持てないです(笑)。自信が持てない原因は雑念が多すぎるからだと思います。他人の目を気にしすぎたり、うまくできなかったらどうしよう、自分が求めるレベルまでやり遂げられなかったらどうしようと心配したり。そんな雑念を捨てて自分がすべきことに集中できたら、自然と自信が湧いてくるのだと思います。そして、それをやり遂げた後に気づくんです。あ、うまくできた、期待通りにできたと。そうなったらさらに自信がつくはずです。「驕らずへつらわず」の状態でいればいいと思います。
─ 現在の仕事の状況やリズムはいかがですか?
タン・ソンユン 1年に約2本のドラマに出るペースです。
─ これまでスランプに陥ったことはありますか?
タン・ソンユン あったと思います。だいぶ前のことです。それをスランプと呼んでいいかどうかわかりません。すぐに抜け出せたので。あるドラマのシーンを撮っていた時のことです。監督に「どうでしたか」と尋ねたら、「よかったよ」と言われたのですが、それってどういう意味なんだろうって思ったんです。「よかったよ」ってミスがないってことで、具体的にここがいいとか、そこがいいとか、言えないってことじゃないだろうかと思って聞き返したんです。その時、私は自分に自信がなくて不安があったんだと思います。その頃はちょっとしたことであれこれ悩んだりしていました。今思えば以前は次々とドラマの撮影に入っていたので、切り替えがうまく行っていなかったんだと思います。でも、ある時点で急にそうしたことで悩まなくなったんです。
─ 最近ではそういう状態になることはないですか?
タン・ソンユン 今なら何か問題に直面したら、まずどうするか具体的な解決法を考えますね。以前のように自分の中でただ悶々とし続けることはありません。そういった状況からすぐ抜け出せるので、特に気にならないんだと思います。
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