最新映画in台湾|未知のウイルス発生で病院閉鎖! 『疫起/エピデミック』の公開日決定
ニュース提供元:CATCHPLAY
台湾初の共感型パニック映画『疫起/エピデミック』が、4月14日より台湾全域で上映されることがわかった。突然病院内に隔離された人々が、未知のウイルスに怯えながら非常事態に立ち向かう姿を描く。
監督は「悪との距離」のリン・ジュンヤン(林君陽)、プロデュースは『返校 言葉が消えた日』のリー・ヤオホワ(李耀華)が務め、ワン・ポーチエ(王柏傑)、ツェン・ジンホア(曽敬驊)、クロエ・シアン(項婕如)、シュエ・シーリン(薛仕凌)、シエ・インシュエン(謝盈萱)ら豪華キャストが出演する。
2月10日、上映に先駆けティザー映像とポスタービジュアルが公開された。映像には閉鎖された院内にウイルスが蔓延し、人々が生存の危機に直面している様子が映し出される。主人公の夏正を演じるワン・ポーチエは、「この作品の登場人物は皆、それぞれの物語があります」と話す。胸部外科の医師である夏正は、それぞれの人物を繋ぐ中心的キャラクター。撮影前に病院でフィールドワークを行ったワン・ポーチエは、医師のリアルな姿を目の当たりにし、信念を持って立ち向かうその姿勢にとても感動したという。その感動を演技に代えて、スクリーン越しの観客に届ける。
仕事に情熱を燃やす看護師の安泰河を演じるツェン・ジンホアは、「この作品のおかげで、すべての医療従事者に対する尊敬の念がより強くなりました。彼らの犠牲と献身のおかげで今の私たちがあります。また『疫起/エピデミック』でこれまでと違う自分を見ていただけたらと思います」と語った。ツェン・ジンホアと見応えのある共演シーンを演じるのは新人のクロエ・シアン。リスクに晒される中、未知のウイルスに対して最後まで立ち向かう役を演じるクロエ・シアンは、「作品を通して、他人にはどうにもならないことがあると理解し、それぞれの苦境に共感してもらえると思います」と話した。また、真相を探るため、病院隔離の渦中に飛び込むことを厭わない記者・金有中役のシュエ・シーリンは「戦場では誰しも役割がありますが、私の使命は人々のために真実を報道することです。『疫起/エピデミック』を通して、もし自分が直面したらどのような選択をするか考えていただくきっかけになればと思います」と述べた。
公開されたポスタービジュアルは2バージョン。いずれも保護シールドに包まれたように霧がかっている。防護服を着たワン・ポーチエのバージョンには「私も人間だ。勇敢じゃなくてもいいだろうか?」という文言が添えられ、医師・夏正の弱い一面を示唆する。一方、ツェン・ジンホアのバージョンには「恐れることを選んだら、どうやって人を救うのか?」という文言があり、彼がウイルスを恐れず身を呈する心意気を物語っている。リン・ジュンヤンは「未来への期待を取り戻せることを願っています。過去には戻れませんが、明日を信じなければなりません」と作品への思いを語った。
<あらすじ>
胸部外科主任の夏正(ワン・ポーチエ)は、慌ただしく仕事を終えた後の帰宅途中、交通事故の急患のために病院に呼び戻される。看護師の安泰河(ツェン・ジンホア)と研修医の李心妍(クロエ・シアン)は、いずれも己の仕事に情熱を注いでおり、何日も宿直していた。一方、各大病院で未知のウイルスが発生したという情報を得た記者の金有中(シュエ・シーリン)は、感染源を突き止めてスクープを取ろうと、入院するための手段を講じる。未知のウイルス発生によって予告なしの病院封鎖に追い込まれた人々は、やがて心をも蝕まれていく。誰もが感染のリスクにさらされ、システムが崩壊しつつある院内に残された人々は、自分を守るべきか、それとも他人を救うべきなのか?
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!
Twitter
Facebook