第18 回大阪アジアン映画祭 スペシャル・オープニング作品決定︕
第18 回大阪アジアン映画祭(3 月10 日(⾦)〜19 日(日))のスペシャル・オープニング作品に、ホー・チェクティン監督の最新作『四十四にして死屍死す』(読み⽅:シジュウシニシテシシシス)が決定した。3 月15 日(水)、メイン会場であるABC ホールの初日に世界初上映を⾏い、上映前には、ゲストを迎えるスペシャル・オープニング・セレモニーも開催される。
義⺟の住む高層マンションで、妻と娘、義兄と暮らすミンは、ある夜、⽞関先で裸の男性の死体を発⾒し、家族と大騒動に。自分たちの部屋が "事故物件 "となり、資産価値が暴落することを恐れ、義⺟の号令のもと死体を隣人の⽞関先に移す。やがて同じ階に住む、余⽣を静かに過ごす⽼夫妻、禁⽌された⽝を飼う⼥性とそのメイド、怒りっぽい⽗親と気難しい息⼦が、次々とこの騒動に巻き込まれていく。熱血警備員と監視カメラの目をかいくぐり、彼らは死体を運び出すことができるのか。そして死体はどこからやってきたのか? マンションを舞台に繰り広げられる一夜のブラックコメディは、風評被害がもたらす恐怖から無責任⾏動に突き進む家族の悲喜こもごもを映し出し、死体騒動を通して今を⽣きる香港人の姿を描いている。
『四十四にして死屍死す』©2023 One Cool Film Production Limited, 852 Films Limited, Icon Group Limited, the Government of the Hong Kong Special Administrative Region All Rights Reserved.
現代のシリアスな問題を軽やかなコメディに昇華させた新鋭、ホー・チェクティン監督は、⻑編初監督作となる前作『正義迴廊(原題)』が香港電影⾦像奨(4月16 日最終結果発表予定)で作品賞、監督賞、新人監督賞など最多部門でノミネート。興⾏成績を次々と塗り替える大ヒットとなっている。
個性豊かな登場人物に命を吹き込むのは、OAFF2023 上映作品『香港ファミリー』 (過時·過節)やOAFF2022『ママの出来事』(阿媽有咗第二個)に出演のテレサ・モー(毛舜筠)、『全⼒スマッシュ』(全⼒扣殺/OAFF2015)、『エリサの日』(遺愛/OAFF2021)のロナルド・チェン(鄭中基)、『ミッドナイト・アフター』(那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN/2014)、『王家欣 ウォン・カーヤン』(王家欣/OAFF2016)のウォン・ヤウナム(黃又南)、『僻地へと向かう』(別題︓縁路はるばる)(緣路⼭旮旯/OAFF2022)のジェニファー・ユー(余香凝)、人気グループMIRROR のメンバーで『香港ファミリー』にも出演のイーダン・ルイ(呂爵安)、同じくMORROR メンバーで『ママの出来事』に出演のジャー・ラウ(柳應廷)、『エリサの日』、『G 殺』(OAFF2019)のハンナ・チャン(陳漢娜)、そして『正義迴廊(原題)』で⾦像奨主演男優賞にノミネートのヨン・ワイルン(楊偉倫)、などベテランから若⼿まで近年の香港映 画界を彩る俳優陣が勢揃いした。脚本は『ミッドナイト・アフター』のコン・ホーヤン(江皓昕)が⼿がけている。
期間:2023 年3月10日(金)〜19日(日)
会場:ABC ホール、シネ・リーブル梅田、梅田ブルク 7、大阪中之島美術館、国立国際美術館
公式ホームページ:http://www.oaff.jp
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