【最新ドラマin台湾】2023年期待のNetflixドラマ「模倣犯」、3月31日世界配信スタート!
ニュース提供元:Netflix
ミステリーの女王・宮部みゆきの同名小説をドラマ化した「模倣犯」の配信日がついに発表された。3月31日より、世界190の国・地域のNetflixで独占配信される。
プロデュースはツェン・ハンシエン(曾瀚賢)とタン・シェンロン(湯昇栄)、共同監督を務めるのは『ぼくらの後半戦(原題:下半場)』のチャン・ロンジー(張栄吉)と、「噬罪者(原題)」のチャン・ホンルー(張亨如)、キャストはウー・カンレン(呉慷仁)、アリス・クー(柯佳嬿)、トゥオ・ゾンホワ(庹宗華)、ヤオ・チュンエンヤオ(姚淳耀)、フェンディ・ファン(范少勳)、カミー・チアン(江宜蓉)、シア・タンホン(夏騰宏)に加え、ルビー・リン(林心如)が特別出演する。
ティザー映像では、誘拐された女性の悲鳴から始まり、連続殺人事件の報道が矢継ぎ早に続く。首謀者とおぼしき男性は、やがて能面をかけた姿をマスコミの前に現わし、「さあ、ゲームの始まりです」、「信じないなら、また一人殺しましょうか?」と、電波を利用した挑発と脅迫を繰り返す。公開以来、この能面の男を誰が演じているのか話題を呼んでいる。
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一方、犯人に対し「必ずお前を捕まえる。遊びは終わりだ」と啖呵を切るのは、事件を担当する検事の郭曉其。郭曉其役を演じるウー・カンレンは「犯人が誰なのか、結末はどうなるのか最後まで誰にもわかりません。それぞれの人物に繋がりがあり、ストーリーが進むにつれてだんだん点が線を結んでいきます。曉其自身も皆と関わり合い、そうして繋がった線はまるで蜘蛛の巣のようで、その様が美しいと思います。皆さんと一緒に、すべての線の脈絡を明らかにしていくのが楽しみです」と語った。
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物語は1990年代の連続殺人事件から始まる。社会の価値観が揺らぐ中、「悪」がマスコミを通して人々の心に拡散された。背後に潜む真の犯人は、警察や司法体制への挑発を繰り返し、他人の手を通して社会の秩序や平和を少しずつ壊すことで、「犯罪の裏に最悪の事態が隠されている」ことを徹底的に示していく。プロデューサーのツェン・ハンシエンは「『模倣犯』は、欲望が暴走し悪がウイルスのように蔓延していく過程を描いています。善と悪が交わる対話を通して、皆さんを癒やすポジティブなパワーになればと願っています。このクレイジーな世界では、お互いを照らす光がより必要です」と述べた。
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ドラマ化の準備から撮影、ポストプロダクションまで3年以上の時間を費やして細部まで丁寧に作り込み、華語ドラマの新境地に挑んだ「模倣犯」。監督のチャン・ロンジーは「長い時間を費やして制作した私たちの作品を、ようやく皆さんにお見せできます。ミステリーというパッケージに包まれた作品の中には、善と悪に対して葛藤する人間の本質が描かれています。また、映像やアクションのほか、新しい試みや工夫を凝らしているので、視聴者の感受性に新しい刺激を与えられたら嬉しいです」と期待感をにじませた。
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もう一人の監督、チャン・ホンルーも「これまでのミステリー作品は事件にフォーカスした作品が多かったのですが、今回は事件の物語性に加えて、登場人物の立体感を重視しました。世間が認識する悪という観点からスタートし、それぞれのキャラクターに工夫と思考の余地を加えたので、視聴者が単にドラマを見る以上のものを得られることを期待しています」と自信をのぞかせた。
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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