「宮廷衛士の花嫁」趙嘯と「陳情令」江澄―― ワン・ジュオチョンが演じた2人の男の共通点とは?!《「宮廷衛士の花嫁」特集》
「宮廷衛士の花嫁」特集 目次
プロフィール
・ジュー・ジンイー(鞠婧禕)
・ツォン・シュンシー(曾舜晞)
・ワン・ジュオチョン(汪卓成)
コラム
・李謙 vs 趙嘯の胸キュンガチンコ対決!
・ワン・ジュオチョンが演じた2人の男の共通点とは?!
前回の記事でご紹介した通り、ワン・ジュオチョンいわく、「宮廷衛士の花嫁」で演じた趙嘯は自分とは全くかけ離れており、想像力を駆使して演じなければならないチャレンジングな役柄だったとのこと。
確かに、人に優しく努力家で親孝行なご本人と、常に親がかりで、恋に破れてもなお執着が止まらない趙嘯は真逆のキャラ。でも実はこの役には、ワン・ジュオチョンの当たり役・江澄との共通点があるんです!
共通点その1.育ちがよくて親の愛と期待が重い!
「宮廷衛士の花嫁」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
表面がひねくれてるか素直かの差はあるけれど、心根がとても優しいのは江澄も趙嘯も同じ。家の期待を一身に背負った跡取り息子であることも共通しています。違うのはむしろ、親の態度ではないでしょうか。息子を甘やかしてしまった、それが趙嘯パパ痛恨の過ちでした。
共通点その2.男性二番手の運命から逃れられない!
「宮廷衛士の花嫁」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
報われない愛に生きるのは彼ら2人の、というより中華ドラマ男性2番手の宿命。ほのかに想いを寄せた相手の一族が親の仇になってしまった江澄。友だと思っていた男に想い人を横取りされた(本人視点)趙嘯。お約束とはいえ、不憫すぎます!
共通点その3.ライバルが超絶スパダリ!
「宮廷衛士の花嫁」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
一緒に育った主人公・魏無羨の知己の座を、いけ好かない仙師に横取りされた(本人視点)江澄。友だと思っていた男に想い人・姜保寧を…(以下略)の趙嘯。お気の毒ですが、何しろ相手が悪かった。2人のライバルは、いずれも容姿端麗、包容力・周りの信頼などなど、スパダリに求められる高スペックを全て満たしたハイレベル人材。作曲したり(前者)お夜食作ったり(後者)もできるんですよ? 逆立ちしても勝てる気しませんよね…。
「宮廷衛士の花嫁」より。ライバルの李謙は、武芸に秀でているだけでなく料理までさらりと作れてしまうスパダリ!
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
ということで、趙嘯役にワン・ジュオチョンを起用した監督の狙いは見事に的中したと言えるでしょう。では、その趙嘯は、中華ドラマ屈指の戦闘・戦術スキルとスパダリ度を誇る李謙にどう立ち向かうのか? 「持ってる男・李謙と、報われない系男子・趙嘯の胸キュン対決!!」をお楽しみに!
《次回「情熱カップル・李謙&姜保寧と、報われない系男子・趙嘯の胸キュン対決!!」に続きます!》
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©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Text:林穂紅(りん すいこう)
中華圏ロックの対訳や音楽誌への寄稿を中心に活動後、OSTの仕事をきっかけに中華ドラマの字幕翻訳に従事。編著に『チャイニーズ・ポップスのすべて』(音楽之友社)、記事執筆に『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2023年版』『最新!注目スター&中国時代劇ドラマガイド』(キネマ旬報社)、『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)など。
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