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インタビュー|「斛珠夫人」ヤン・ミー(楊冪) “感情が伝染し、現場の皆が泣いていた”

「永遠の桃花~三生三世~」ヤン・ミー(楊冪)×「酔麗花 〜エターナル・ラブ〜」ウィリアム・チャン(陳偉霆)、トップスター豪華共演! 壮大な映像美で魅せる美しく切ないファンタジーラブ史劇「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~(以下、斛珠夫人)」。本作でヒロイン方海市を演じたヤン・ミーさんに本作についてお話を聞きました。


  ヤン・ミー
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

― 「斛珠夫人」に出演されることになった理由を教えてください。脚本を読まれた時、方海市あるいはストーリーについて、どのような感想を持たれましたか?

ヤン・ミーさん(以下、ヤン・ミー) 全ての役は唯一無二だと思います。海市という役は立体感を感じました。不遇な運命ですが、彼女の運命に屈せず義理人情に厚い精神に感動しました。また、ストーリーの展開と共に、彼女は明らかに成長できました。皆さんも彼女のことを好きになってほしいです。

― 方海市という人物を演じる際、大切に考えていたのはどのようなところですか?

ヤン・ミー 個人の成長と周りの人たちとの絆、そして、彼女が国に対する責任感と使命感を持っているところです。

― 方海市と方鑑明の恋をどのように思いましたか? また、感情の変化をどのように演じましたか?

ヤン・ミー 海市の直球な性格と比べて、師匠は凄く控えめな人です。いろいろな理由から海市をずっと拒んでいましたが、次第に彼女への思いを認めていきます。辛く切ない恋の方が、普通の恋よりも甘く感じられますから。海市が師匠に対する感情は、いろんなことを経験してから徐々に深まり、成長と共に変化していきました。

ウィリアム・チャンとヤン・ミー
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

― 方海市は、方鑑明のどのようなところに惹かれたのだと思いますか?

ヤン・ミー 師匠に対する感情は、日々一緒にいるから芽生えたと思います。最初の尊敬や崇拝という気持ちから、徐々に彼のことを好きになりました。海市は方鑑明の後ろ姿を見ながら成長してきました。彼の色々と我慢している控えめなところや、責任感の強さをずっと見てきました。海市にとって師匠は、ずっと追いかけている光であり偶像的な存在でもあります。

― 演じていて、大変だったことは何ですか?

ヤン・ミー 撮影が夏だったのですが、40度くらいの気温の下、横店影視城(=撮影所)でぶ厚く重い鎧を装着しました。また、ドラマの中では鎧を着ているシーンが多くて、まるで「鎧甲勇士(=中国の特撮ヒーロー番組)」でした。体力の消耗が激しかったですね。大変でしたが、役作りやドラマには必要なことなので、頑張って克服しました。撮影スケジュールに間に合うため、一番いい状態を維持するように努力しました。

― 方海市とヤン・ミーさん、似ているところを挙げるなら、どんなところですか?

ヤン・ミー 似ているところはストレートな性格だと思います。私の人生のある段階が、海市と凄く似ていました。彼女の方が私よりずっと勇敢ですけどね。

ヤン・ミー2
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

― 「斛珠夫人」で一番お気に入りのシーンまたはセリフを教えてください

ヤン・ミー 後半、白衣を着た海市が血まみれで方諸と会話するシーンがあります。海市と方鑑明の運命が決まるシーンなので、気持ちが重かったです。あの状態に入り込んで演じていると、周りにも感情が伝染したようで、気が付くと現場の皆が泣いていました。

― 方海市と方諸の大人の切ない恋の中で、一番オススメのラブラブシーンを教えてください。

ヤン・ミー やっぱり最後に海市が方鑑明と会話するシーンです。あの頃、2人はお互いに話さなくても相手の考えることが分かり、完全に理解し合っています。

― 7年ぶりのウィリアム・チャンとの共演はいかがでしたか?共演時、印象に残っているエピソードがあれば教えて下さい。

ヤン・ミー ウィリアム・チャンは長年付き合ってきた友人です。カップル役を演じるのは初めてですが、息がぴったり合いました。すぐに役に入り込むことが出来て、お互いに相手の求めることが分かります。スムーズなコミュニケーションがとれましたし、撮影も順調でした。

向かい合うウィリアム・チャンとヤン・ミー
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

― 方鑑明に対する方海市の心の痛みと葛藤をどのように演じましたか?

ヤン・ミー 海市の人生に入り込み、彼女の立場から彼女が経験したことをしみじみと感じ取りました。彼女は成長と共に国を守る責任を背負っていき、徐々に方鑑明のことも理解していきました。海市は単なる恋する女の子ではありません。恋は彼女の全てではなく、方鑑明もそうです。個人的な感情よりも、使命を大事に考えているからです。

― これから「斛珠夫人」を見る日本のファンに見どころを教えてください。

ヤン・ミー 本作の一番の見どころは、2人の絡まっていく感情です。あと、皆の異なる成長と国に対する責任を背負うところも。本作を応援してほしいです。

肩を寄せ合うウィリアム・チャンとヤン・ミー©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

― ヤン・ミーさんにとって、忙しい毎日の中で「ちいさな幸せ」を感じられる瞬間はどんな瞬間ですか?

ヤン・ミー 撮影終了後、ビールを持って町でうろうろして、人波を観察することです。心が落ち着いて 幸せです。

― これからの目標を教えてください。

ヤン・ミー 健康かつ穏やかで幸せでありますように。毎日を楽しく過ごしたいです。

― 最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

ヤン・ミー Hello! 皆こんにちは、ヤン・ミーです。海市を演じました。「斛珠夫人」をぜひ応援してくださいね!

「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~」
「斛珠夫人」キービジュアル

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©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
HP:http://www.cinemart.co.jp/dc/c/kokuzyu/

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