【インタビュー】「ボイス4~112の奇跡~」ソン・スンホン “痛みを抱えた2人がどうやって共助していくかに注目してください”
“ボイス“シリーズにソン・スンホンが合流! 日本でもリメイクされた大ヒットドラマのシーズン4「ボイス4~112の奇跡~」。
本作でロサンゼルスから捜査のために韓国に訪れた敏腕刑事デリック・チョを演じたソン・スンホンさんに本作についてお話を聞きました。
© STUDIO DRAGON CORPORATION
ー 出演を決めたきっかけは?
ソン・スンホンさん(以下、ソン・スンホン) 台本を読んだときにヴィラン(悪党)を追跡する過程がスリル満点で、次回が楽しみになるくらい毎話面白かったんです。そして私自身もボイスシリーズのファンだったので、初めて提案を受けたときプレッシャーもありましたが、本当に嬉しかったんです。台本のようにドラマがうまく出来上がると色んな方々に愛される作品になるなと思いました。
ー この人気シリーズに出演が決まった時どうでしたか?
ソン・スンホン これまで大きな愛を頂いてきたシリーズなのでプレッシャーもありましたし、既存のチームに合流する立場だったため、撮影が始まる前は「転校生になったらこんな気分かな?」と思ったくらい、チームと上手く交じり合えるか心配もしました。いざ撮影が始まってからは、ゴールデンタイムチームの俳優さんたちがすごく歓迎してくれ和気あいあいとした雰囲気を作ってくれたのでそんな負担はなくなりました。
ー 今回演じたキャラクターを紹介してください。
ソン・スンホン 私が演じたデリック・チョは、ロサンゼルス市警でギャング担当チームのチーム長で、完璧主義な性格の人物です。自分に大きな傷を残した事件をきっかけにゴールデンタイムチーム、そしてカン・グォンジュセンター長と共助することになります。
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ー デリック・チョという人物を演じるにあたり、意識されたことや研究されたことはありますか?
ソン・スンホン デリック・チョという人物が持った痛みとその事情を理解し、視聴者によく伝えるため研究しました。デリックは12才の時にアメリカで養子縁組された人物です。私自身、海外養子の目線で故国に対する思いや恋しさなどの感情を経験した事がありません。でも、「ボイス」の作家さんが養子縁組された経験のある作家さんの本をくれました。本を通じて、その方の養子縁組の物語や韓国、家族に対する恋しさなどを間接的に感じることができましたし、大きく役立ちました。
ー デリック・チョは韓国系アメリカ人という設定のため、本作では流暢な英語での演技も披露されていますね。
ソン・スンホン この作品では、チャド役のハン・ジョンフンさんが英語が流暢なので、英語に対するアドバイスを頂きながら撮影しました。今回のように母国語以外で演技をするときは、特に発音に気を付けて練習しようと努力します。ただ、いつも難しいなと思いますね。
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ー 高難度のアクションも披露されていますが、アクションシーンの撮影はいかがでしたか?
ソン・スンホン デリックはレスリング基盤の武術をする設定のため、体でつかんだり、投げたり、転ぶアクションが必要で。それが他の作品より大変でしたね。現場のアクション監督さんたちにたくさん手伝って頂き、無事終えることができたと思います。
ー デリック・チョを演じながら特に感情移入したシーンはどこでしたか?
ソン・スンホン 13話で倒れているトンバン・ミンと殺されたスンアの姿が交差し、憤怒と悲しみに耐えられず銃を向ける場面が記憶に残っています。デリックの悲しい心理が一番よく表現された場面だと思います。
ー カン・グォンジュを演じたイ・ハナさんとの共演はいかがでしたか?
ソン・スンホン もともと「ボイス」を通して素敵な演技を見せてくれた俳優なので、私はハナさんを信じて付いていきました。良いパートナーを得られて幸せな撮影でした。
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ー 印象に残ったシーンと台詞を教えてください。
ソン・スンホン デリックが被害者に「君の人生は君が選択して生きるべきだ。絶対自分自身を虐待するな」と話す台詞があります。彼の本気と人間らしい面が見える台詞でもあるし、被害者とデリックはもちろん、苦労している全ての人たちに癒しと励ましを与える台詞だったため、より記憶に残っています。
ー 「ボイス」は‘音’が大事なキーワードとして登場しますが、日常生活の中で聞こえる音の中で特別好きな音があれば教えてください。
ソン・スンホン 私は雨が降る音が好きです。
ー 「ボイス」は‘絶対聴力’という特殊な能力を主軸にして事件を解決していくサスペンスドラマですが、もし何か特殊な能力を1つ身に着けることができるとしたらどんな能力が欲しいですか?
ソン・スンホン 未来の私がどんな姿なのか気になるので、時間旅行ができる能力がほしいです。
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ー 今回の撮影はコロナ禍での撮影でしたが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
ソン・スンホン 防疫ルールを守るために一緒の場に大勢の人が集まることができなかったので、一緒に苦労したスタッフと話ができるチャンスがなかったのが残念でした。この場を借りて防疫ルールを守りながら撮影した現場の全ての俳優とスタッフの皆さんに本当お疲れ様でしたと伝えたいです。
ー これから作品をご覧になる視聴者へ、本作の見どころを教えてください。
ソン・スンホン まずは新しくデリック・チョが登場するのが一番の魅力ではないかと思います(笑)。デリックが持っているトラウマとカン・グォンジュが持った痛みには似た部分があり、こんなキャラクター2人がどうやって共助し調和をとるかなど、物語的な部分と関係性などに注目してご覧いただけると、より面白くこの作品を楽しめると思います。
ー これからの目標は?
ソン・スンホン 「ボイス4」のような良い作品で一日でも早くファンの皆さんにご挨拶できるよう努力します。
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ー この作品がソン・スンホンさんに残したのは?
ソン・スンホン 新しい挑戦に対する自信がついたと思います。本格的なスリラー作品は初めてだったのですが、多くの方々が関心と愛情を送ってくださったことに感謝しています。
ー 日本のファンへメッセージをお願い致します。
ソン・スンホン こんにちは、日本のファンの皆さん! いつも送ってくださる応援と愛に感謝しています。いつも健康にご注意ください。またドラマ「ボイス4」に大きな愛をお願い致します。
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