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台湾映画上映イベント<台湾映画の"いま">第6回『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』レポート

  『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』ポスター 

2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベンシリーズ2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜革新と継承〜」。

9月17日に第6回が開催され、青春ラブストーリー『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』が上映された。本作は2019年に台湾で大ヒットした映画、日本でも公開された『悲しみよりもっと悲しい物語(原題:比悲傷更悲傷的故事)』の製作チームが、がらりと雰囲気の変えて作った青春ラブコメディ。コメディと言ってもほろりとするところもあり、2021年度の興行収入11位という好成績をあげた。豪華なキャストと懐かしい音楽、笑って泣いて…のストーリー、

『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』場面写真1

参加者からは「美しいカナダの紅葉と真っ直ぐなストーリー、とても楽しめた」「丁寧な撮影と俳優さんたちの気持ちの良いお芝居で気分良く観られた」「笑えるところ、泣けるところがあってとても楽しめた。伏線もきちんとしていて驚きもあった」「主役の3人の演技が素晴らしい」「久しぶりの青春映画にほっこり」「楽しく心温まる1本」「見終わると暖かい気持ちになり、カナダの風景も綺麗で癒された」「コメディとシリアスのバランスが良くて楽しかった」「ミシェル・チェンのポニーテールは最強」「久しぶりに王道の恋愛映画を観た」「ストーリーの展開がとても良くて、心穏やかに見られる作品」という感想が寄せられた。

『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』場面写真2

上映後のアフタートークのテーマは、本編解説と最近青春ラブストーリーが減っている現状についての分析について。

参加者からは、「作品や出演者、監督の説明が詳しく丁寧で内容が濃くとても良い」「撮影時の裏話や苦労が興味深かった」「台湾のラブコメ・青春ものが好きなので現状の解説は興味深かった」「監督・俳優・作品・近年の傾向など、内容の濃い紹介」「台湾映画の系譜や現状がわかりとても良い」「配信が台湾映画に与える影響に関してはとてもためになった」「台湾映画界の最新情報に触れることができ非常に有意義」「俳優の過去から現在までの情報がとても参考になる」「昨今の台湾映画のわかりやすい分析が勉強になった」という意見が寄せられた。また、今年は台湾ホラーが注目されているが、アンケートの回答からは台湾映画の優れた青春映画や楽しいラブコメを好む方が多く、減って欲しくないジャンルだということが再認識された。

監督から届いたムービーメッセージと主演俳優のコメントを含むアフタートークは、10月31日までアーカイブ配信中。

◆林孝謙(ギャビン・リン)監督のメッセージ
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=9ab8bea296b11535fe4696bcce8f9cc7
林孝謙(ギャビン・リン)監督

◆アフタートーク 主演の張書豪(チャン・シューハオ)のコメント含む
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=727683655f7a3fa3d2c423295a2244bd
張書豪(チャン・シューハオ)

次回は10月22日(土)14時から、『阿修羅/アシュラ(原題:該死的阿修羅)』を上映。申し込みは台湾文化センターホームページより。
https://jp.taiwan.culture.tw/

2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"」
開催日程:2021年4月〜10月(7回)※下記参照
開催形式:配信プラットフォームによるオンライン
参加:無料。事前申し込み制。
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:映画各社
イベント形式:映画の上映とトーク(監督や俳優のムービーメッセージ、テーマトーク、台湾映画界の最新情報)

※各回の申込みの詳細は、以下のWebサイトで告知
台湾文化センター  https://jp.taiwan.culture.tw
アジアンパラダイス http://www.asianparadise.net

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