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今年下半期の華語サスペンスドラマとして期待が高まる「ふたりの私（原題：她和她的她）」が、Netflixで全世界独占配信されることがわかった。

イエ・ルーフェン（葉如芬）が総プロデュース、チュオ・リー（卓立）が監督を務めるほか、アン ・シュー（許瑋甯／ティファニー・シュー）、トビー・リー（李程彬）、アリッサ・チア（賈靜雯）、ウー・カンレン（呉慷仁）、リー・ペイユー（李霈瑜）、ウェン・チェンリン（溫貞菱）、ユー・ズーユー（于子育）、チェン・イーウェン（陳以文）、ディン・ニン（丁寧）、イー・ジョン（伊正）、ジェイク・スー（徐鈞浩）、ジョージ・フー（胡宇威）、パフ・クオ（郭雪芙）らが出演する。

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主人公は、アン ・シュー演じる孤高のバリキャリ女性・林晨曦。都会の高級住宅に住み、質素で忙しい日々を送る林晨曦は、クールな外見の下に多くの秘密を抱えていた。

アン・シューは「このドラマの面白い点は、包装を一枚ずつ剥がしていくように、疑問点を見つけては原点に戻ったり、取りこぼしていたディテールに気付いたり、最後までよく見ないと真相がわからないことです」と説明する。トビー・リーとの共演については「初共演ですが楽しいです。この作品はボロボロになるシーンがたくさんありますが、お互いベストのタイミングでボールを投げることができました」と話した。

相手役のトビー・リーは、林晨曦の恋人で礼儀正しい会社員・李皓明と、爪楊枝を咥えた地元の刑事・小劉の二役を演じる。トビー・リーは「アンとの撮影はとても楽しかったです。会社員として言い争うシーンも、刑事として一緒に事件を捜査するシーンも印象深いです」とアン・シューとの共演について語った。

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一方、「ママ、やめて！」で恋愛小説カップルを演じたアリッサ・チアとウー・カンレンは今作で再共演。アリッサ・チアは、ウー・カンレン演じるCEOの夫を怒らせることを心底恐れる夫に従順な妻を演じる。

アリッサ・チアは「もし私たちが『ママ、やめて！』でも結婚していたら、『ふたりの私』のようになっていたと思います。たとえ夫が妻に行き過ぎた行為をしても、妻は抵抗する意思表示ができないんです」と話した。ウー・カンレンは「アリッサとの二度目の共演でも普通じゃない関係を演じるとは思いもしませんでした。今回はアリッサだけじゃなく、アンもいじめます。視聴者から文句を言われるかも」と笑いながら話した。

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ファッション雑誌で「成功した女性10人」に選ばれた林晨曦（アン・シュー）は、ある日交通事故に遭う。目覚めると、そこは宜蘭の実家。異なる時空に迷い込んだのか、付き合いのないはずの母親と他界したはずの父親と暮らしていた。元の世界で恋人だった李皓明は、刑事の小劉（トビー・リー）として高校の化学教師・謝志忠（チェン・イーウェン）の殺人事件を捜査中。高校の先輩・顔聖華（アリッサ・チア）は重要参考人になっていた。林晨曦は自分の記憶を再構築し、つなぎ合わせていくうちに、自分の記憶と家族や親友の記憶との間に多くの齟齬があることに気づく。殺人事件の真相に迫るにつれ、思い出したくない過去も明らかになっていき……。「ふたりの私」は2022年Netflixで全世界独占配信予定。

翻訳・編集：二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年５月、張克柔（字幕翻訳家・通訳者）との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前　台湾華語リーディング』（三修社）を上梓。