最新中国ドラマ|ヤン・ズー&チョン・イー「沈香の夢(原題:沉香如屑/沉香重華)」、高い期待を集める理由とは?
引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「杨紫成毅《沉香如屑》仙侠虐恋前期竞争优势足|待播剧数据先鉴」
この夏にもいよいよ配信開始か?とネットニュースを賑わせてきたヤン・ズー(楊紫)とチョン・イー(成毅)主演の仙侠時代劇「沈香の夢(原題:沉香如屑/沉香重華)」。中国での市場分析を展開する影視観察(datawin)は、7月15日付けのニュースで、放送待機中のお勧め作品として、この程、「沈香の夢」のデータ分析と解説などを発表した。
「沈香の夢」は同名小説が原作のファンタジー作品。抑強扶弱(強きをくじき弱きを助ける)の心を持つ少女・顔淡(ヤン・ズー)と、若き游侠の唐周(チョン・イー)が出会い、悪の勢力が支配する秘境へと向かうことに。その戦いの中で、唐周はかつて自分が人々を守る戦神であったこと、そして顔淡は自分が痛みを癒すことができる蓮の精だったかつての記憶を取り戻し、自分たちの過去を知った二人が、平和のために力を合わせ、やがて新たな縁を結ぶことになっていく物語だ。
この作品の特色としては、仙侠物、輪廻転生の要素、そして「斛珠<コクジュ>夫人」などでも注目を集める“虐恋” (切ない恋が描かれる)、という3点がポイントとして挙げられており、これに加えて主演が仙侠物に強いヤン・ズー&チョン・イーという、まさにドラマのテーマにも適した最強コンビの起用として、高く評価されているようだ。
データ分析の詳細を見てみると、先の豪華なキャスト陣が一番の焦点かというと、決してそればかりではなく、監督の評価が高いことも注目のポイントに。郭虎監督は、リン・ユーフェン監督と共に「シンデレラはオンライン中!」「永遠の桃花~三生三世~」「運命の桃花~宸汐縁~」などの制作に携わっており、近年はアレン・レン(任嘉倫)&バイ・ルー(白鹿)主演の「周生如故(原題)」のヒットも話題になった。こうした点から、制作陣の専門性の評価も高い数値となっており、テーマ性の強さという点とあわせて、総合的にも高い期待値を獲得しているようだ。
視聴者層は、年齢層では20~29歳が最も比率が高く、性別分布は圧倒的に女性が多かった。 中国国内で「今年最も期待するドラマ」の1位にも選ばれているというドラマだけに、今後の動きも大いに話題を呼びそうだ。
翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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