数々の逆境を乗り越えていくヒロインと記憶を失った“溺愛殿下”の一途な愛を描くロマンス時代劇「霓裳（げいしょう）～七色に輝く虹の如く～」。本作で洛王（らくおう）／欧陽子虞（おうようしぐ）を演じたビー・ウェンジュン（畢雯珺）さんに本作についてお話を聞きました。

―　「霓裳」に出演することにした決め手はなんですか？

ビー・ウェンジュンさん（以下、ビー・ウェンジュン）　脚本を読んで凄く面白いと思い、惹かれました。脚本には、記憶喪失となった「包子」の部分があり、子供の感情や言動を演じること、そして、古代の王を演じるのも初めてだったので、やってみたいと思いました。

―　欧陽子虞をどんな人物だと理解し、演じられましたか？また、役作りで特に力を入れたところがあれば教えてください。

ビー・ウェンジュン　欧陽子虞は一見何も気にしないのんびりした王に見えますが、内心では自分が好きな物事に対してとても真面目に真摯に向き合う人物です。霓裳への感情もそうですし、宮市局を監督する時もそうです。全力で忠実に職務を果たします。欧陽子虞の真面目な性格や行動が好きです。 役作りで特に力を入れたのは、古代の王の生活方式を学んだことです。さらにちょっとした習慣も演じる際に取り入れました。例えば扇子、霓裳や傍にいる侍衛の小路とのコミュニケーションなどです。

―　物語の前半で記憶を失い5歳児のようになった「包子」と、記憶が戻ってからの威厳のある欧陽子虞。このギャップがとても印象的でしたが、同じ人物で２つの性格を演じるのはいかがでしたか？

ビー・ウェンジュン　「包子」を演じた時、実は、小さい頃の弟のことを思い出しました。弟とよく一緒にいたので、彼が小さい頃どういうふうに感情などを表現したのかを思い出し参考にしました。
 

―　欧陽子虞は一見クールに見えつつも、謝小霓に一途で裏でこっそり彼女をサポートします。そんなツンデレな欧陽子虞と、ご自身の性格が近いと思いますか？

ビー・ウェンジュン　欧陽子虞の真面目な言動等の面から言うと、私自身は彼と凄く似ていると思います。私はあることに冒頭すると、他のことを考えないタイプです。単純に目の前のことだけに全力で尽くします。

―　演じていて、楽しかったシーンはどこですか？

ビー・ウェンジュン　ワイヤーアクションのシーンです。それまで、ワイヤーロープに吊られた経験がなかったからです。また、扇子を生かして武器として使うこと、空であちこちに飛ぶことも初めての経験でした。実は、高いところが少し苦手でしたが、克服できたので、凄く面白く思えました。

―　演じていて難しかった、または大変だったシーンはどこですか？

ビー・ウェンジュン　5歳児を演じること、またワイヤーアクションのシーンです。

―　謝小霓を演じたリー・ジャーチー（厲嘉琪）さんとの共演はいかがでしたか？　ビー・ウェンジュンさんから見た、厲嘉琪さんはどんな方ですか？

ビー・ウェンジュン　彼女はとても真面目な役者です。特に、本作には、友人や家族との内面の感情を表現するシーンが多く、私が彼女と共演する時、傍で彼女の演技を見る時、彼女がいろんな工夫をしていたのに気づきました。

―　リー・ジャーチーさんとの共演シーンでの、撮影裏話や印象に残っていることがあれば教えて下さい。

ビー・ウェンジュン　記憶が戻るシーンです。 そのシーンの前からずっと感情を露にすることを準備していて、どうやったらもっとよく完璧に表現できるのかを考えていました。　　

―　欧陽子虞＆謝小霓カップルの、魅力はどんなところだと思いますか？

ビー・ウェンジュン　彼らはお互いの命を相手に託すような関係でしょう。……冗談です、ハハハ笑。彼らが一緒にいろんなことを経験してきたからです。記憶喪失の包子から霓裳の家の不幸、さらに霓裳の成長。彼らは黙々と長い道を一緒に歩いてきました。このような関係はすごく感動しますね。

―　「小女霓裳」で一番お気に入りのシーンまたはセリフを教えてください。

ビー・ウェンジュン　気に入っているセリフは「霓裳姉ちゃんの目に私がいる」です。霓裳の家族たちを王府に食事を誘った時、霓裳が「包子を食べますか？」と欧陽子虞に聞くシーンです。欧陽子虞は覚えていないのですが、ご覧になる皆さんはこのシーンを見てきっと心に温かいものを感じられると思います。

―　「小女霓裳」でのオススメキュンシーンを教えてください。

ビー・ウェンジュン　舞い落ちる花びらの中での空中キスは一番です。

―　ビー・ウェンジュンさんご自身についても教えてください。ビー・ウェンジュンさんはボーイズグループのメンバーとしても活躍されていますが、アイドルとしての活動とは違う俳優活動ならではの面白さを感じる瞬間はどんな時ですか？

ビー・ウェンジュン　自分の外見で表現しますが、他人の人生を体験できるということですね。俳優ならではの面白さを感じる瞬間は、いろんな役を通して、異なる生活や経験を体験することができることです。その経験を通して俳優として、私も成長してきました。また、物事に気づき悟りを開くこともありました。

―　ビー・ウェンジュンさんが出演作を選ぶ際に大切にされていることはありますか？

ビー・ウェンジュン　演じる役柄とテーマによりますね。私が気になるのは役柄です。この人はどんな経験があったり、どんな風に成長してきたり、どんな身の上や背景を持ったりしているのかなどです。役柄に心を動かされます。

―　ビー・ウェンジュンさんにとって、日常生活の中で「ちいさな幸せ」を感じられる瞬間はどんな瞬間ですか？

ビー・ウェンジュン　旧正月や節句を迎える時、家族と団らんすることです。家族と一緒にいる瞬間は楽しいです。また、自分の新しい作品を皆さんにお見せする時です。たくさんのスタッフの努力と共に心血を注いだ作品ですから。出来上がった作品をご覧になっていただけるのは、凄く嬉しいです。

―　最後に、これから「霓裳」を見る日本のファンに、ビー・ウェンジュンさんが思う本作の見どころとメッセージをお願いします。

ビー・ウェンジュン　皆さん、こんにちは！　私はビー・ウェンジュンです。「霓裳」の見どころはたくさんあります。様々な出来事や逆転があります。本作を気に入っていただけたら嬉しいです。

「霓裳（げいしょう）～七色に輝く虹の如く～」

DVD-BOX１　2022.4.8（金）発売
DVD-BOX２　2022.5.6（金）発売　各19,800円（税込）
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発売・販売元：エスピーオー
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