【最新ドラマin台湾】宮部みゆき原作の『模倣犯』、Netflixでドラマ化決定! 主演はウー・カンレン、アリス・クーら
ニュース提供元:Netflix
2020年に話題を集めたサスペンス犯罪ドラマ「次の被害者」に続き、Netflixと瀚草影視が再び華語ドラマを制作することがわかった。原作は、推理小説の女王・宮部みゆきの小説『模倣犯』。累計発行部数420万部を突破、映画やドラマとして映像化もされ、観客動員数100万人以上を記録するなど、高い評価を得ている作品だ。
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今回Netflixが手掛ける「模倣犯」は、ウー・カンレン(呉慷仁)、アリス・クー(柯佳嬿)、トゥオ・ツォンファ(庹宗華)、ヤオ・チュエンヤオ(姚淳耀)、フェンディ・ファン(范少勳)、カミー・チアン(江宜蓉)、シア・タンホン(夏騰宏)ら華やかな受賞歴を持つ実力派俳優が主要キャストを務めるほか、Netflixでブームを巻き起こした「華燈初上 -夜を生きる女たち-」のルビー・リン(林心如)もキャストに名を連ねる。
連続殺人事件をテーマに、犯罪捜査の視点から社会問題を浮き彫りにしていくというストーリーで、台湾の視聴者に好まれるサスペンス犯罪というジャンルに加え、豪華な出演陣が明かされたことにより、クランクインと同時に大きな注目を浴びている。
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瀚草影視を率いるプロデューサーのツェン・ハンシエン(曾瀚賢)とタン・シェンロン(湯昇栄)の下、チャン・ロンジー(張栄吉)とチャン ・ホンルー(張亨如)がダブル監督を務める。二人は男女それぞれの視点から複数の登場人物を掘り下げ、緊迫した情感を細やかに表現する。
ツェン・ハンシエンは「模倣犯」のリメイクは簡単ではないとした上で、「原作と対話できる機会に恵まれラッキーだ。我々はドラマの舞台を、真偽が入り混じりメディアは錯綜、価値観が崩壊した90年代末の台湾に設定した。作品を通して、『正義とはかけがえのないもの』というシンプルで純粋な価値観を伝えたい」と話した。一方、Netflixコンテンツ部門の責任者は「瀚草影視と再び手を組むことは、地元のクリエイティブ産業に投資するという当社の理念を示すもの。台湾の優秀なクリエイティブチームを通して、良質の華語コンテンツを台湾はじめ世界の視聴者に発信できることを楽しみにしている」と話した。
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映画やテレビで幅広く活躍し、さまざまな役を演じてきたウー・カンレンは、今回もまた新たなるキャラクター、検事・郭曉其役に挑む。郭曉其は、カンレンのために作られた原作にはないキャラクター。捜査の過程で犯人に挑発された郭曉其は、自らの手を汚してでも犯人を見つけようと決意する。ドラマでは主に郭曉其の視点を通し、トゥオ・ゾンホワ演じる林尚勇刑事と共に、連続殺人事件の真相へと導いていくことになる。アリス・クーは、殺人犯の犯罪分析を専門とする心理カウンセラー・胡允慧を演じる。アリスは、この職業の専門性に少しでも近づけるため、プロの心理カウンセラーに学び役作りをしたという。
ヤオ・チュンヤオは、ニュースに敏感でスクープも多い深夜番組の司会者・陳和平を演じる。カミー・チアンが演じる正義を追うルポライター路怡真は、互いの理念が近いことを知り、郭曉其のサポートをすることになる役どころ。ルビー・リンは、高視聴率を誇る報道局の看板キャスター・姚雅慈としてカメオ出演する。フェンディ・ファンは、癒やせない傷を抱えたクラブのDJ・沈嘉文を演じる。シア・タンホンは、沈嘉文の中学時代の親友で、共に連続殺人に巻き込まれることになる胡允慧の弟・胡建和を演じる。
華語ドラマ「模倣犯」は、2022年Netflixで世界独占配信予定。
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。
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