「台湾アカデミー賞」と呼ばれる、台湾で最大の映画賞「金馬奨（きんばしょう）」。今年（2021年）は第58回を迎え、そのノミネートリストは10月5日に発表された。

今回ノミネートされた作品の中には、既に日本で観られる、もしくは間もなく観ることができる作品が多数！　11月27日の授賞式までの7週間、毎週1本ずつご紹介していきます。

『テロライザーズ』（監督ホー・ウィディン ／2021年／原題：青春弒戀）

◎最優秀監督賞：ホー・ウィディン （何蔚庭）、フ―・ジーシン（胡至欣）
◎最優秀助演女優賞：アニー・チェン（陳庭妮）
◎最優秀新人賞：ムーン・リー（李沐）
◎最優秀編集賞：リー・フイ（李蕙）、ホー・ウィディン（何蔚庭）
◎最優秀音響効果賞：トゥ・ドゥージ（杜篤之）、ジャン・イーチェン（江宜真)、チェン・グァンティン（陳冠廷）

主演者6人全員、数多くの出演作を日本で観られる！　今年8月から日本でも公開された『恋の病～潔癖なふたりのビフォーアフター』の主演リン・ボーホン（林柏宏）をはじめ、Netflixにて全世界配信中のサスペンスドラマ「次の被害者」で第55回金鐘奨新人賞受賞のムーン・リー（李沐）、数多くの台湾ラブコメに出演するアニー・チェン（陳庭妮）、台湾ドラマの歴史を変えた傑作ヒューマンドラマ「悪との距離」で迫真の演技を見せたリン・ジェーシー（林哲熹）、映画『弱くて強い女たち』での素敵な役で視聴者を感動させたディン・ニン（丁寧）、そして映画『星になるまで』やドラマ「一千回のおやすみを」などの感動作に出演したヤオ・アイニン（姚愛寗）。出演作が多数日本上陸している台湾の実力派俳優による最新台湾映画を、本国での上映より早く観られるチャンス！
 

《STORY》
一見何の関係もない6人が互いに影響し合い、台北駅の無差別殺人事件に巻き込まれていく物語。愛、欲望、犯罪を通して、6人の登場人物に与えられた使命とコンセプト。オンラインゲーム、インフルエンサー 、社会世論、家族問題などに囲まれたZ世代のライフスタイルを探る。バーチャルかつ現実的な視点から、殺人事件は「誰もが部外者ではない」ことが見えていく。

《STAFF＆CAST》
監督：ホー・ウィディン （何蔚庭）『幸福都市』
主演：
リン・ボーホン（林柏宏）『恋の病～潔癖なふたりのビフォーアフター』、『杏林医院』、『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』、『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』、「花不棄〈カフキ〉－運命の姫と仮面の王子-」、『結婚迷走記 GO LALA GO』、『トランスフォーマー/ロストエイジ』
ムーン・リー（李沐）「We Best Love 永遠の1位」、「次の被害者」、『返校 言葉が消えた日』、「子供はあなたの所有物じゃない」
アニー・チェン（陳庭妮）『悲しみより、もっと悲しい物語』、「Love Around〜恋するロミオとジュリエット」、「LOVE NOW ホントの愛は、いまのうちに」、「真愛找麻煩〜True Loveにご用心〜」、「王子様の条件」、「晴れのちボクらは恋をする」
リン・ジェーシー（林哲熹）「お仕事です！～The Arc of Life～」、『呪われの橋』、「いつでも君を待っている」、「悪との距離」
ディン・ニン（丁寧）『弱くて強い女たち』、「次の被害者」、『幸福都市』、『GF*BF』
ヤオ・アイニン（姚愛寗）『越年 Lovers』、「天巡者」、『星になるまで』、「一千回のおやすみを」、『悲しみよりもっと悲しい物語』、『共犯』

《ジャンル》
恋愛、犯罪

本作は第34回東京映画祭「ワールド・フォーカス部門」にて上映される。
11/3（水）18:50と11/8（月）14:20の二回上映で、チケットの一般販売は10/23（土）10:00amから部門ごとに開始となる。詳細は、東京国際映画祭公式サイトへ。

リン・ボーホン、アニー・チェンら『青春弑戀 （テロライザーズ）』出演者が、卒業式のない今年の卒業生にエール
https://www.cinemart.co.jp/article/news/20210615004371.html

【最新映画in台湾】リン・ボーホン×リン・ジェーシー共演！『青春弑戀（テロライザーズ）』、創作コンセプトを明かしたメイキング映像を公開
https://www.cinemart.co.jp/article/news/20210823004683.html

台湾映画『青春弒戀』予告編解禁！（アジアンパラダイス）
http://www.asianparadise.net/2021/09/post-00aa3b.html

そのほかの「【2021金馬奨特集】日本でも観られるノミネート作品！注目の新作台湾映画７本」記事はこちら 。