アンディ・ラウ、ドニー・イェンほか、スーパースターが巨匠ベニー・チャンを偲び、力強く歌い上げる!!
ニュース提供元:華映娛樂股份有限公司(台湾)
新作映画『Raging Fire』(『怒火·重案(原題)』)は、香港のベニー・チャン(陳木勝)監督の遺作となった作品で、プロデューサー兼アクション監督を務めるドニー・イェン(甄子丹)、ニコラス・ツェー(謝霆鋒)らが出演する、2021年最も期待されるスーパーアクション映画だ。
ベニー監督は、エンタメ業界に携わって以来30年間に渡り、数え切れないほどのスーパースターたちと、大小含め多くのアクション映画を撮影し、香港で最も代表的な監督の1人となった。『Raging Fire』撮影時には、すでに体調不良であったベニー監督だが、優れたポリスアクションムービーを撮影する思いを強く持ち、香港の街を舞台にエキサイティングな戦闘シーンを撮影していった。
『Raging Fire』はSNS上での評判も非常に良く、興行収入も各地で好調だ。ベニー監督は体調が優れなかったにも関わらず、映画のアクションシーンを完璧に表現するために、ポストプロダクションにも力を注ぎ、最後まで一時も作業を放棄することは無かった。
ベニー監督はこれまでに多くの香港のスーパースターたちとコラボレーションを果たしている。興行収入に加えて作品でのキャラクター演出も素晴らしく、『香港国際警察/NEW POLICE STORY』ではダニエル・ウー(呉彦祖)に金馬奨最優秀助演男優賞を、『ディバージェンス 運命の交差点』ではアーロン・クオック(郭富城)に初の金馬奨最優秀主演男優賞をもたらしている。
ベニー監督が亡くなったあと、スーパースターたちが集結して彼を偲び、「真的漢子(原題)」を共に歌ってMVを制作した。このMVに出演したのは、『天若有情 アンディ・ラウの逃避行』『新少林寺/SHAOLIN』のアンディ・ラウ(劉德華)、『精武門 ~ドラゴン怒りの鉄拳 マスター・オブ・カンフー』『Raging Fire』のドニー・イェン、『インビジブル・ターゲット』『新少林寺/SHAOLIN』のウー・ジン(呉京)、『レクイエム 最後の銃弾』のニック・チョン(張家輝)、『衝鋒隊:怒火街頭』のジョーダン・チャン(陳小春)ら、ベニー監督作品に縁のある5名。MVの中には、彼らが監督と一緒に映画を撮影していた場面なども見られ、映画ファンにとっても非常に感慨深いものとなっている。
『Raging Fire』は、大迫力の銃撃戦や爆発シーンなど、香港アクション映画らしさ溢れる大活劇。予告編などでは、香港の繁華街、北京道部分でのアクションシーンの一部を見ることができるが、このシーンは広いオープンスペースでCGの特殊効果を駆使しての制作も行われており、撮影とポストプロダクションによってシーンを100%リアルにするために細心の注意を払い、観客にはどのシーンがリアルで、どこがCGなのかがわからなかいほどの仕上がりとなっている。スタッフは、鰂魚涌にチムサーチョイの北京道と廣東道のセットを作り、銃撃戦や空飛ぶ車のシーンをこのセットで撮影し、一部のシーンは、実際の北京道で撮影許可を取って撮影を行なっており、ベニー監督のアクションシーンに対する厳しい要件が、シーンをさらに衝撃的に見せていることが伝わってくる。
規模が大きく、撮影時間が限られているため、アクションディレクターも務めるドニー・イェンが事前に現場に出向き、安全テストを行い、撮影内容についてディレクターと繰り返し話し合い、長時間のリハーサルを行なうなど慎重に行われたそう。そんなドニーとの撮影についてニコラス・ツェーは「僕は小さいころからドニーさんを追って演技を学んできたので、また共演できることはとても嬉しいです!」と語った。
本作品の日本国内での上映は、第34回東京国際映画祭ガラ・セレクションでの上映、2021年12月よりTOHOシネマズ日比谷他全国公開予定となっている。
翻訳・編集:Cinem@rt
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