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【2021金馬奨特集】日本でも観られるノミネート作品!注目の新作台湾映画7本 #1『瀑布』

「台湾アカデミー賞」と呼ばれる、台湾で最大の映画賞「金馬奨(きんばしょう)」。今年(2021年)は第58回を迎え、そのノミネートリストは10月5日に発表された。

今回ノミネートされた作品の中には、既に日本で観られる、もしくは間もなく観ることができる作品が多数! 11月27日の授賞式までの7週間、毎週1本ずつご紹介していきます。

『瀑布』(監督チョン・モンホン/2021年)

第58回金馬奨ノミネート項目

◎最優秀作品賞
◎最優秀監督賞:チョン・モンホン(鍾孟宏)
◎最優秀主演女優賞:アリッサ・チア(賈靜雯)、ワン・ジン(王淨)
◎最優秀撮影賞:チョン・モンホン(鍾孟宏)
◎最優秀編集賞:ライ・ショウション(賴秀雄)
◎最優秀美術デザイン賞:チャオ・スーハオ(趙思豪)
◎最優秀ヘア・メイク&衣装デザイン賞:シュー・リーウェン(許力文)
◎最優秀視覚効果賞:リー・ジーウェイ(李志緯)、シエ・ガンダ―(謝岡達)
◎最優秀オリジナル脚本賞:チョン・モンホン(鍾孟宏)、チャン・ヤオシェン(張耀升)
◎最優秀オリジナル音楽賞:ルー・ルゥミン(盧律銘)

おススメポイント

『ひとつの太陽』に続き、チョン・モンホン(鍾孟宏)の監督作が2年連続でアカデミー賞の台湾代表に選出! 本作は台湾の金馬奨で11項目にノミネートされた以外にも、第78回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門にノミネートされ、2021年トロント国際映画祭と第26回釜山国際映画祭にも出品された。また、来年3月に行われる第94回アカデミー賞の台湾代表に選出され、第93回アカデミー賞に続き2年連続でチョン・モンホン(鍾孟宏)の監督作が台湾代表として選出。今まで男性視点と暴力美学で知られるチョン・モンホン(鍾孟宏)の初めて女性主人公の視点から社会を観察した作品として、本作は台湾本国での上映の前から大きな注目を浴びている。


『瀑布』

作品概要

《STORY》
高校生である小靜は、学校の同級生が新型コロナウィルスに感染したため、自宅隔離を始める。その後彼女の母親・品文も会社に出社しないように言われ、二人の生活は大きく変わり、元々緊張を強いられていた母娘関係も瀑布のような衝撃を受ける。

《STAFF&CAST》
監督:チョン・モンホン(鍾孟宏)『足を探して』(監修)、『同級生マイナス』(監修)、『ひとつの太陽』、『大仏⁺』(監修)、『4枚目の似顔絵』、『停車』

主演:
アリッサ・チア(賈靜雯)「悪との距離」、『若葉のころ』、「二人の王女」
ワン・ジン(王淨)「悲しみより、もっと悲しい物語 The Series」、『返校 言葉が消えた日』、「あすなろ白書~Brave to Love~」、「いつでも君を待っている」、「子供はあなたの所有物じゃない」
リー・リーレン(李李仁)「華燈初上-夜を生きる女たち-」、『ミス・アンディ』、『足を探して』、『ニーナ・ウー』、「恋するマフィア娘」、「年下のオトコ」、「武則天-The Empress-」
チェン・イーウェン(陳以文)『足を探して』、『同級生マイナス』、『ひとつの太陽』、『High Flash 引火点』、『大仏⁺』、『軍中楽園』、『ヤンヤン 夏の想い出』、『カップルズ』、『エドワード・ヤンの恋愛時代』、『牯嶺街少年殺人事件』
ウェイ・ルーシュエン(魏如萱)『君の心に刻んだ名前』、「子供はあなたの所有物じゃない」
リウ・グァンティン(劉冠廷)『足を探して』、『同級生マイナス』、『無聲』、『1秒先の彼女』、『ハクション!』、『ひとつの太陽』、『2003年ぼくの旅』、「お花畑から来た少年」、「先生、本当の恋って?」、「恋の始まり 夢の終わり」

《ジャンル》
女性、家庭、心理


『瀑布』

日本での上映情報

第22回東京フィルメックスにて特別招待作品として上映。
上映スケジュール、チケット販売方法(10月17日(日)AM10時より販売開始予定)については第22回東京フィルメックス公式サイトにて。

※現在Netflixで配信中(2022.2.4更新)


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Text:ローズ
台湾・高雄生まれ、来日7年目。日本の映像系企業に勤務

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