「第22回東京フィルメックス」ラインナップが発表

2021.10.0716:00

先日、10月30日から開催される「第22回東京フィルメックス / TOKYO FILMeX 2021」のラインナップ発表会が行われ、上映作品が発表となった。

今年のコンペティション部門には、ジョージア、イスラエル、レバノン、インドネシア、タイ、カンボジア、中国、日本の8カ国から、アジアの新進作家が2020年～2021年に製作した10作品がラインナップ。

4名からなる国際審査員が最優秀作品賞と審査員特別賞を選び、11月7日に行われる授賞式で発表となる。審査員は、審査員長を務める諏訪敦彦氏（映画監督）をはじめ、ウルリケ・クラウトハイム氏（ゲーテ・インスティトゥート東京文化部）、オリヴィエ・デルプ氏（アンスティチュ・フランセ日本）、小田香氏（映画監督）の4名。

オープニング作品は濱口竜介監督のベルリン映画祭受賞作『偶然と想像』が国内初上映、クロージング作品はジョアナ・ハジトゥーマ監督、カリル・ジョレイジュ監督による『メモリー・ボックス』が上映される。

そのほか特別招待作品では、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督やアンソニー・チェン監督をはじめ7人の映画作家が集結したCOVID-19によるパンデミックを主題にした短編アンソロジー『永遠に続く嵐の年』や『ひとつの太陽』のチョン・モンホン監督の新作『瀑布』、カンヌ映画祭で特別招待作品として上映されたチャオ・リャン監督の『行くあてもなく』など、気鋭の監督たちの新作が上映。新作だけでなく、Ｇ.アラヴィンダン監督の1979年の作品『魔法使いのおじいさん』の修復版が上映されるなど、バラエティ豊かな作品群となっている。

オンライン上映は今年も実施。チケット販売情報・上映スケジュールについては近日、東京フィルメックス公式サイトにて発表となる。

《コンペティション部門》
「見上げた空に何が見える？」
（What Do We See When We Look at the Sky? / ドイツ、ジョージア / 2021 / 150分 /
監督：アレクサンドレ・コベリゼ( Alexandre KOBERIDZE )

「朝が来ますように」
Let it be Morning / イスラエル、フランス / 2021 / 101分 /
監督:エラン・コリリン ( Eran KOLIRIN )

「砂利道」
Hit the Road / イラン / 2021 / 93分 /
監督：パナー・パナヒ( Panah PANAHI )

「小石」
Pebbles / インド / 2021 / 74分 /
監督：P.S.ヴィノートラージ ( P.S. VINOTHRAJ )

「時の解剖学」
Anatomy of Time / タイ、フランス、オランダ、シンガポール / 2021 / 118分 /
監督：ジャッカワーン・ニンタムロン ( Jakrawal NILTHAMRONG )

「ホワイト・ビルディング」
White Building / カンボジア、フランス、中国、カタール / 2021 / 90分 /
監督：ニアン・カヴィッチ( NEANG Kavich )

「ユニ」
Yuni / インドネシア、シンガポール、フランス、オーストラリア / 2021 / 95分 /
監督：カミラ・アンディニ( Kamila ANDINI )

「永安鎮の物語集」
Ripples of Life / 永安镇故事集 / 中国 / 2021 / 123分 /
監督：ウェイ・シュージュン( WEI Shujun )

「ただの偶然の旅」
Bipolar / 只是一次偶然的旅行 / 中国 / 2021 / 110分 /
監督：クィーナ・リー( Queena LI )

「青春墓場」
Graveyard of Youth / 日本 / 2021 / 96分 /
監督：奥田庸介 ( OKUDA Yosuke )

「第22回東京フィルメックス / TOKYO FILMeX 2021」開催概要

期間： 2021年10月30日（土）～ 11月7日（日）　（全9日間）
会場：有楽町朝日ホール　10/30(土) ～ 11/7（日）
　　　ヒューマントラストシネマ有楽町 SCR2 10/30(土)〜11/6(土) *レイトショー

【オンライン配信】
10/23（土）〜11/23（土）プレ・オンライン配信
映画祭終了後〜11/23（土）第22回フィルメックス作品オンライン配信

【チケット情報】
10月17日（日） 10:00 amより発売！今年もおトクなU-25割あり！
詳細は後日、公式サイトの「チケット」ページにてお知らせします。