【きゅんとあじあ】 秋の、台湾映画三昧!
東京国際映画祭、東京フィルメックスの秋がやってきました!
アジア映画ファン、大忙しのシーズン到来です。
今回はその二大映画祭の中から、台湾映画の情報をまとめてみましました。
なぜなら、こんなサイトをひっそりと準備中だからです。
【台湾カルチャー紹介サイト】台湾好日(たいわんはおりー)
◆第28回 東京国際映画祭
今年の東京国際映画祭では、3本の台湾映画が上映されます。
まず、何はなくとも、絶対的にお勧めしたいのが『百日草』。
未見ですが、豪華キャストの『風の中の家族』にも期待です。
『The Kids』は、若手監督、若手俳優に注目です。
◎ワールド・フォーカス部門
百日草[百日告別/Zinnia Flower]
監督:トム・リン(林書宇) 音樂:ゴン・ユーチー (?鈺祺/蘇打綠)
出演:カリーナ・ラム(林嘉欣)、ストーン(石頭/メイデイ)、チャン・シューハオ(張書豪)、ナナ・リー(李千娜) 特別演出:アリス・クー(柯佳?)、マー・ジーシアン(馬志翔)
[2015/北京語/台湾/97分]
『九月に降る風』『星空』のトム・リン監督による、3年ぶりとなる最新作!
結婚後間もなく妻を亡くした監督の体験を元に、同じ事故で最愛のパートナーを失った男女の、100日に及ぶ追悼と慟哭に寄り添う感動作。
主演は、本作が復帰作となったカリーナ・ラムと、8月に武道館公演を大成功させたメイデイのギターリスト、ストーン。共演に『GF*BF』のチャン・シューハオ、「ずっと君を忘れない」のナナ・リー。さらに、カリーナの婚約者役に『KANO』で監督を務めたマー・ジーシアン、ストーンの妻役には「進め!キラメキ女子」『風の中の家族』のアリス・クーを起用し、二組の男女の痛いほどに幸せな日々を紡ぎだしている。音楽はソーダグリーン(蘇打綠)のアコン(阿?)!
上映スケジュール
10/24 14:40-(六) 10/25 13:30-(六) 10/28 10:20-(バ)
風の中の家族[風中家族/Where the Wind Settles]
監督:ワン・トン(王童)
出演:トニー・ヤン(楊祐寧/ヤン・ヨウニン)、ジョージ・フー(胡宇威)、李曉川(リー・シャオチュアン)、アンバー・クオ(郭采潔)、アリス・クー(柯佳?)、グォ・ビーティン(郭碧?)、リー・チュン(李淳)
[2015/北京語/台湾/126分]
"台湾3部作"と言われる『村と爆弾』『バナナ・パラダイス』『無言の丘』で知られ、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンらと共に台湾ニューシネマを代表する監督であったワン・トンの、13年ぶりとなる長編映画。1949年の国共内戦により台湾に渡った3人の国民党兵の半生を、激動の歴史のなかに描き出す大作。『僕の恋、彼の秘密』のトニー・ヤン、「蘭陵王」などヒットドラマで人気のジョージ・フー、『台北の朝、僕は恋をする』のアンバー・クオ、『百日草』のアリス・クー、『午後3時の初恋』のグォ・ビーティンら、映画やドラマで活躍するスターの共演も見所。
上映スケジュール
10/24 11:10-(六) 10/25 17:15-(六)
◎アジアの未来部門
The Kids [小孩/The Kids] インターナショナル・プレミア
監督:サニー・ユイ(于?珊)
出演:ウー・チエンホー(巫建和)、ウェン・チェンリン(?貞菱)、クー・ユールン(柯宇綸)、ヤン・チー(楊琪)、ガオ・モンジェ(高盟傑)
[2015/北京語、台湾語/台湾/90分]
チャン・ツォーチ監督の元で様々な経験を積んだサニー・ユイが、幼くして1児の父母となってしまった10代の男女の破綻を描いた監督デビュー作。
若手俳優の中でも存在感を放っている注目株、ウー・チエンホーとウェン・チェンリンが『共犯』に続き共演。『きらめきの季節‐美麗時光‐』(チャン・ツォーチ監督)のガオ・モンジェ、『念念』のクー・ユールンらが脇をしっかりと固めている。
上映スケジュール
10/26 17:35-(六) 10/29 12:00-(六) ※両日Q&A:サニー・ユイ(脚本/監督)
※最新情報や詳細は必ず公式HPをご確認ください。
※10/10(土)よりチケット発売開始!
※チラシダウンロードはこちら
◆第16回 東京フィルメックス
(写真:『華麗上班族』シルビア・チャン)
今年のフィルメックスはシルビア・チャン祭り! 監督作『念念』、製作・出演作『華麗上班族』(ジョニー・トー監督)、出演作『山河故人』(ジャ・ジャンクー監督)と、三作品も紹介されます。さらに、コンペの審査員も!
特集もすごい! シネマート六本木で上映したかった、『風櫃(フンクイ)の少年』ほか代表作3作品を集めたホウ・シャオシェン特集! それだけに留まらず...ツァイ・ミンリャン特集まで!
閉館日に『楽日』がやりたい!ツァイ・ミンリャン特集がやりたい!という六本木の野望は叶いませんでしたが、さすがフィルメックス! うらやましい!
◎コンペティション
酔生夢死 [酔、生夢死/Thanatos, Drunk]
監督:チャン・ツォーチ(張作驥)
出演:リー・ホンチー(李鴻其)、チョン・レンシュオ(鄭人碩)、ルゥ・シュエフォン(呂雪鳳)
[2015/台湾/107分]
監督が得意とする台北の裏社会を舞台とする群像ドラマ。社会の周縁でもがく若者たちを時にバイオレントに、時にリリカルに描く。
◎特別招待作品
念念 [念念/Murmur of the Hearts]
監督:シルヴィア・チャン(張艾嘉)
イザベラ・リョン(梁洛施)、ジョセフ・チャン(張孝全/チャン・シャオチュアン)、クー・ユールン(柯宇綸)、アンジェリカ・リー(李心潔/リー・シンジエ)、王識賢(ワン・シーシィエン)
[2015/台湾・香港/119分]
台東の沖にある美しい島、緑島で生まれ育つも両親の離婚で離ればなれになった兄妹ナンとメイ。成長した兄妹に、メイの恋人シァンを絡め、3 人の若者たちの心の葛藤を繊細かつ大胆に描いた力作。
あの日の午後 [那日下午/Afternoon ]
監督:ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)
出演: リー・カンション(李康生)、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)
[2015/台湾/137分]
フィックスされたカメラで自身と主演俳優リー・カンションとの対話を記録した感動的な作品。ツァイの近作に通じる魔術的な時間の中で、観客は、二人が過ごす親密な時を共有するという貴重な体験を得る。
◎特集上映 ホウ・シャオシェン
(写真:『風櫃(フンクイ)の少年』 一番右がニウ・チェンザー!)
最新作『黒衣の刺客』では、武侠映画の常識を超えたアクションと荘厳な映像美でカンヌ映画
祭監督賞を受賞したホウ・シャオシェン(侯孝賢)。
35 年間にわたる数々の傑作の中から、初期から中期にかけての代表作3本を上映します。
『風櫃(フンクイ)の少年』 原題:風櫃來的人 1983年
『悲情城市』 原題:悲情城市 1989年
『戯夢人生』 原題:戯夢人生 1993年
◎特集上映 ツァイ・ミンリャン
『郊遊 ピクニック』で、劇場公開のための長編映画製作からの突然の引退を宣言したツァイ・
ミンリャン(蔡明亮)監督。その後は美術館で上映される短編作品の製作や、舞台演出に活動の場を移し、旺盛な創作活動を継続中。
長編:『ふたつの時、ふたりの時間』 原題:?那邊幾點 2001年
短編:『無色』2012 年、『行者』2012年、『無無眠』2015年
※詳細は後日発表。会場、チケット発売も異なります。
※最新情報や詳細は必ず公式HPをご確認ください
※チケット情報
※スケジュール
さて、まずは東京国際映画祭のチケットが明日より発売になります。 頑張りましょう!
『百日草』『念念』に関しては、また別途ご紹介できればと思います。(文:村野奈穂美)
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