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【最新映画】ドニー・イェン×ニコラス・ツェー! 2021年最も期待されるアジア最大級のアクション映画『怒火·重案(原題)』予告編公開

ニュース提供元:華映娛樂股份有限公司(台湾)

香港のベニー・チャン(陳木勝)監督が手掛け、作品のプロデューサーも務めたドニー・イェン(甄子丹)、ニコラス・ツェー(謝霆鋒)、チン・ラン(秦嵐)主演の映画『怒火·重案(原題)』は、世界的に有名なアクション映画監督であるベニー監督の遺作であり、2021年最も期待されるアジア最大級のアクション映画だ。


ベニー・チャン監督

台湾では5月のコロナウイルスの感染拡大に伴い、夏休みの公開予定が10月22日に延期され、9月3日より予告編が公開となった。緊張感あふれるアクションに加え、善と悪のキャラクターにそれぞれ扮するドニー・イェンとニコラス・ツェーの二人の決闘はスリル満点だ。

※台湾での公開タイトルは『怒火』

また、『怒火·重案』は、ベニー監督の遺作であると共に、近年ではめったに見られない香港の古典的なアクション映画でもある。劇中で激しい闘いを見せるドニー・イェンとニコラス・ツェーに加えて、サイモン・ヤム(任達華)、レイ・ルイ(呂良偉)、パトリック・タム(譚耀文)といった実力派のベテラン俳優たちの豪華共演もこの作品のみどころの一つとなっている。

中国本土では『怒火·重案』が10.8億元を売り上げ、香港では今年、約3,560万台湾ドルの興行収入を誇る香港映画のチケット売り上げ最高記録を樹立し、シンガポールの興行収入を上回った。ドニー・イェンは観客のサポートに感謝し「皆さんに感謝します。俳優は元気で頑張っています。ベニー監督は天国でとても誇りに思い、慰められるべきだと信じています!」とコメントした。

 

ドニー・イェンによると、ベニー監督はもともとメキシコの麻薬密売組織と麻薬カルテルを描く作品を制作しようと企画しており、ドニー・イェンにも協力を頼んでいたが、予算の大きさのために制作が保留にされることに。ベニー監督がこの状況に非常に不満を覚えていたので、ドニー・イェンは彼に香港で起きた出来事を制作するように勧めたのだとか。「数日後、彼の自信が戻り、心に火が着いたのを感じました。そして話し合いを続け『怒火·重案』のストーリーを完成させたのです。この『怒火·重案』は私とベニーが長年アクション映画の制作で培った経験が積み重ねられた作品です。そして彼の監督としての初心を見せるものでもあり、まさにアクション映画と呼ぶにふさわしい作品となっています。『怒火·重案』は、『SPL/狼よ静かに死ね』と『EU衝鋒隊(衝鋒隊─怒火街頭)』の要素を持った作品だと言えるでしょう」

長い間スクリーンに登場していなかったニコラス・ツェーは、「近年、なぜ映画を撮らないのか、多くの人から聞かれます。やりたくないというわけではなく、本当に香港のアクション映画に参加したいと思っていました。近年、ベニーのように命がけで映画を作る監督はとても少なく、僕はそういう人ともう二度と会えないと思います。香港はベニーを失い、これ以降ニコラス・ツェーとベニー・チャンが共に全力投球する映画もない。そのことを皆さんも僕と共に感じ、惜しんでもらえたらと思う」と少し感傷的に語り、『怒火·重案』はベニーと共に悔いなく挑んだ作品であり、ぜひ多くの人に香港アクション映画をいつくしんでもらいたいと気持ちを伝えた。

二人のキャスティングに関してはこんなエピソードも。

『怒火·重案』の話が決定すると、ベニー監督は直接ニコラス・ツェーに電話をして詳細を説明し、良い役と悪い役のどちらを演じたいかを尋ねたのだとか。これに対してニコラス・ツェーは笑って「良い人を演じるのは難しいから、悪役をやるよ!」と即答したそう。するとベニー監督は「ドニー・イェンは良い役にむいているから、その配役が良いね」と快諾したそうだ。

ニコラス・ツェーは19歳の時に出演した『ジェネックス・コップ』から40歳で出演する『怒火·重案』まで、ベニー監督の作品には5本出演している。「僕たちはとてもたくさんの時間を撮影現場で共に過ごしました。そこで監督からは学んだことは撮影のことだけでなく、それはまさに修行のようでした」 ニコラス・ツェーはベニー監督の『新少林寺』でも敵役を演じ、多くの観客に深い印象を与えることに成功した。こうした監督への深い信頼から『怒火·重案』で再び敵役を演じることに決めたのだという。

映画の人気もさることながら、主演の二人が映画以外でも思いがけない共演を果たして話題に!

ニコラス・ツェーが創作した映画の主題曲「對峙(原題)」では、ドニー・イェンがピアノのソロ演奏を披露するなど、MVでの共演が行われた。ニコラス・ツェーはこのMV共演に関して「ドニーさんも特別にピアノの練習をして撮影に参加してくれて。僕たちのスクリーンの内と外、演技と演奏での両対決は、大円満で完了したよ」と笑って語った。

『怒火·重案』ストーリー
事件処理に非常に強力な能力を持つ犯罪チームの警官・張崇邦(ドニー・イェン)は、ある国際的な犯罪組織を追い、仲間の警察官の悲劇的な死を目撃する。その後の追跡により、張崇邦は組織のリーダーが彼の元同僚であった邱剛敖(ニコラス・ツェー)であることを知る。邱剛敖にとって張崇邦は師であり友人でもある警察のパートナーであったが、3年前のある事件をきっかけに、深い恩怨を抱くようになっていたのだった。やがて運命は2人が再び直面することを可能にし、宿命の戦いが繰り広げられていく……。

翻訳・編集:Cinem@rt編集部

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