「山河令」作品情報・用語解説・相関図|これさえ知っておけば分かりやすい「山河令」の世界
これって何?「山河令」ワード
【江湖(こうこ)】
武術を競う者たちが生きる任侠の世界。中国時代劇によく登場する世界観で、法よりも情を重んじる、国家権力に縛られない架空の自由世界として描かれることが多いです。
【五湖盟(ごこめい)】
江湖の正義を守ることを標榜するグループ。岳陽派、太湖派、丹陽派、鏡湖派、大孤山派の掌門5人が中心となり、多くの門派を統括しています。
【琉璃甲(るりこう)】
天下一の武庫を開くために必要な、琉璃で作られた円形の鍵。5つに分けられて岳陽派、太湖派、丹陽派、鏡湖派、大孤山派が所持していることになっていますが、その所在をめぐっては多くの謎があります。
【天窗(てんそう)】
晋王の下で周子舒が創設した特務機関。周子舒が去った後も、晋王の命で動く暗殺組織として暗躍します。
【七竅三秋釘(しちきょうさんしゅうてい)】
天窗を抜けるときに必ず受けなければいけない極刑。体に7本の釘を一度に打ちこめば、五感が奪われ3年で死に至ります。なお、周子舒は3ヶ月に1本ずつ釘を打ったことで通常とは異なる経過をたどりますが、やはり余命わずかとなっています。
【扮装術(ふんそうじゅつ)】
顔を別人のように変えることができる秘術。現代風にいえば特殊メイクの技。
【鬼谷(きこく)】
江湖のはみ出し者で悪に身を投じた“悪鬼”たちのグループ。青崖山を本拠地とし、リーダーである谷主が“十大悪鬼”を率いています。
【丐幇(かいほう)】
武術に秀でた物乞いたちのグループ。普段は街中に散らばっていて、いざとなると集団となって戦います。
【流雲九宮歩(りゅううんきゅうぐうほ)】
四季山荘が継承する武術の型。各門派は独自の武術を継承しているため、武術の型を見ればその人物がどの門派かわかることが多いです。
【毒蝎(どくさそり)】
天窗と並ぶ暗殺組織。北の天窗、南の毒蝎といわれています。毒蝎を率いるのは蝎王(さそりおう)で、“四大刺客”と呼ばれる凄腕の刺客4人が彼に仕えています。
TEXT: 小酒真由子(フリーライター)
アジアから欧米までドラマについて執筆しています。双葉社『韓国TVドラマガイド』にて「熱烈推薦!! 中華ドラマはこうハマる!」を、Cinem@rtにて「アジドラ処方箋」を連載中。また、執筆させていただいたキネマ旬報ムック『最新!中国時代劇ドラマガイド 2021』が絶賛発売中です。
Edited:小俣悦子(フリーランス編集・ライター)
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