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制作会社から見る、中国ドラマ市場の2021年上半期とは?  【後編】最先端タイプの制作会社が新しいパワーに

引用元:wechat Vlinkage 公式アカウント:「Vlinkage」
記事タイトル:「影视公司2021年中成绩单 」



【前編】映画・テレビ会社、4つの潮流 はこちら

近年の新たな動向として、iQIYI、Tencent Video、Youku、Mango TVらによる自作ドラマとカスタマイズされたドラマビジネスのレイアウトは、最先端の映画やテレビ会社に才能を発揮する機会を与えた。特に近年では、ビデオプラットフォームが提唱するアカウント共有ドラマや、迷霧劇場、寵愛劇場、マンゴーモンスーンといった、各社が展開する複数のチャンネル運営に牽引されて、より多くの最先端の映画会社やテレビ会社が協力。

このように吸収された才能は、ビデオプラットフォームの生産能力を向上させるだけでなく、映画やテレビ業界の運営を維持するための新しいパワーにもなっている。

ここで、こうしたビデオプラネットホームと連動した最先端タイプの制作会社の上半期の動きをチェックしてみよう。

監督でありプロデューサーでもある白一骢が創立した靈河文化伝媒制作の「御赐小仵作」(以下、中文タイトル全て原題)はラブストーリー、サスペンス、探偵の要素を時代劇と組み合わせた作品で、上半期に強い評価を残し、最先端型制作会社の制作ドラマのなかでは唯一のヒットドラマとなった。また、同社の「終極筆記」もキャスティングのマッチングと優れた品質の組み合わせにおいては称賛に値する作品に。


こうした作品のラインナップからも明らかな通り、靈河文化はサスペンスとアドベンチャーのテーマを得意分野として既に確立しており、また、TencentやiQIYIなどの多くのビデオプラットフォームとの良好な協力により、プロジェクト提案の成功率がより高まっている。

天浩盛世(Tian Hao Entertainment)は「君は僕の談判官」「マイ・スーパースター ~夜空に輝く一等星」、映画『羞羞的鉄拳』を制作した。チェン・フェイユー(陳飛宇)やヴィッキー・チェン(文淇)など、期待の新星の起用などでも注目を集めたが、アレン・レン(任嘉倫)とシン・フェイ(邢菲)共演の期待作「烏鴉小姐与蜥蜴先生」は満足のいく結果を得ることができなかった。

チャン・ツィイー(章子怡)主演ドラマ「上陽賦」は上海飛宝文化伝媒制作作品だが、人気の低迷、豆瓣のスコアの高評価も得られず、残念ながら多くの否定的な世論を占めるに至った。

こうした一方で、海外映画市場に深く関わってきた海秀文化が国内市場に復帰して手掛けた初の業界ドラマ「緊急公關」は、広報関係者の生活状況をある程度反映した本格的な筋書きで賞賛された。

また、湖南衛視が、サスペンスをテーマにした初のラインナップ「マンゴーモンスーンシアター」を立ち上げ、同旭影視北京自由酷鯨影業有限公司のサスペンスドラマ「猎狼者」「谎言真探」が放送された。


最先端の映画・テレビ会社がサークルに足場を築くためには、独自の得意分野を見つける必要があり、イメージを迅速に確立することだろう。第二に、ブランドの評判を築き、維持するためには、高品質の商品を継続的に生産する創造力が必要で、さらに重要なことは、創造の境界を広げ、観客の美学を導くために、常にイノベーション意識を利用して自己拍車をかける必要があるということだ。

今年の後半は、新旧制作会社からどういった作品が生み出されるのか、そして激しい戦いが始まるのか、期待を込めて見守りたい。



翻訳・編集:Cinem@rt編集部

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