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【台湾レポート】「ありがとう日本!」Facebookで台湾から日本への感謝が溢れる、理由はワクチン提供

6月4日午後、日本政府が無償で台湾に提供した124万回分のアストラゼネカのワクチンが台北の空港に到着しました。

日本からの温かい支援について、大勢な台湾人は心から感謝し、その感謝の気持ちを様々な方法で発信しようとしています。台湾政府や日本と台湾の交流機関・日本台湾交流協会の公開メッセージ以外にも、台北のランドマーク・台北101や圓山大飯店(グランドホテル)が点灯で日本への感謝の気持ちを伝えるなど、日本のメディアでも報道されています。
  


Facebookページ「日本台灣交流協會」より


SNSでも、日本への感謝の気持ちが溢れています。特に多くの台湾人が使っているFacebookでは、大勢の台湾人がプロフィール写真に「ありがとう日本」と書かれたフレームを追加し、「ありがとう日本」や「日台友好」のハッシュタグを追加することで日本に対する感謝を伝えています。


※画像はご本人達から使用許可を頂いています。


また、台湾の有名DJ 吳建恆(ケン・ウー)が自身のFacebookで「日本に遊びに行った写真をアップし、日本への感謝を伝えよう」と呼びかけ、「コロナが落ち着いたら一番最初に日本に行く」と投稿。これにたくさんの台湾人が反応し、自身のFacebookに昔日本に遊びに行った写真をアップして、「コロナが落ち着いたら絶対日本に遊びに行きます!」と投稿しています。

台湾から日本への感謝の声は、スポーツ界からも聞こえています。北海道日本ハムファイターズに所属している台湾人選手・王柏融は5日の試合後のヒーローインタビューで、日本への感謝とコロナ収束への願いを述べました。

台湾の芸能界からも日本に対する感謝の声が続出。台湾のロックバンド・四分衛(Quarterback)と原住民族・パイワン族出身の女性シンガーソングライター、阿爆(Abao/アバオ)が昔日本でライブを行った思い出や映像付きで「謝謝日本」(ありがとう日本)と投稿しました。バラエティー番組の司会者・Lulu(ルー・ズーイン)、ジェシー・タン(唐綺陽)、俳優のハンク・ワン、台湾のロックバンド・ファイヤー・イーエックス(Fire EX. 滅火器)もFacebookやTwitterで日本に対する感謝の気持ちを投稿しました。そのほか、台湾の人気イラストレーター・A Ray, 蠢羊與奇怪生物、四小折、林爸爸簽聯絡簿啦などのFacebookページでも、日本への感謝がテーマとなっているイラストが投稿され、多くの「いいね!」とコメントが寄せられています。


以前「台湾レポート」でもご紹介した林爸爸(林パパ)が書いたイラスト。描かれているのは、台湾の漫画キャラクターです。
Facebookページ「林爸爸簽聯絡簿啦」より


日本と台湾は近年、友好な関係を築いています。個人的にも、お互いの国に対し好感&関心を持っている人がより増えているように感じ、嬉しく思います。コロナ禍が一日も早く収束し、日本と台湾との往来再開を心より祈っています。日本、ありがとうございます!



Text:ローズ
台湾・高雄生まれ、来日7年目。日本の映像系企業に勤務

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