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BLドラマ「Be Loved in House 約・定~I Do」主演のアーロンとハンク、日本との浅からぬ縁とは?

BLファンの間でも高い関心が寄せられているドラマ「Be Loved in House 約・定~I Do」の第1話配信以降、その反響は大きくなるばかりだ。

ストーリーは、アーロン・ライ(頼東賢)演じる横暴ディレクターのジン・ユージェン(金予真)と、ハンク・ワン(王碩瀚)演じるツンデレ社員シー・レイ(石磊)が、出会って早々に甘く危険な同居生活をするところから始まる。まるで二人だけの世界にいるような共演シーンでのカップル感は、劇中にとどまらずプロモーションやライブ配信にまで派生し、自然に滲み出る二人の親密ぶりがファンを喜ばせている。

    

ドラマは台湾だけでなく海外のプラットフォームでも毎週配信されており、いずれも好評を博している。日本でも楽天TVとビデオマーケットにて好評配信中。「アーロンの笑顔に痺れた」、「お茶目なシー・レイって本当にかわいい」、「毎回振り回されちゃう」、「週1回の配信じゃ短すぎて見足りない」など、続々と熱い反響が投稿されている。

アーロンが「ハンクは周りを楽しませるムードメーカーなんだ。彼が無意識に発した言葉を聞くと笑ってしまう。もちろん制御不能なかわいい行動も含めてね」と言うと、ハンクは「本番の撮影はきっちり真面目にしたよ」と自らの名誉回復に努めた。

ハンクは作品のオファーを受けた当初、キスシーンがあることは知っていたが、これほど尺が長く親密なシーンだとは思わなかったという。「台本を見たとき、頭が真っ白になってしまい、気づいたときには演じ終えていた。でも、このシーンはかえってそれぐらいの反応が合っていたかも」と明かした。

実は、アーロンとハンクはいずれも日本と浅からぬ縁がある。以前日本デビューの話もあったアーロンは、「当時はまだ台湾の芸能界にすら慣れていなかったから、まずはしっかり足場を築くために台湾に残ることを選んだ。元々慎重な性格なので、いきなり新しい環境に飛び込んでやっていく自信もなかったしね」と当時を振り返る。また「ここ数年、出演作品や経験を積み重ねてきたので、新型コロナウイルスの感染収束後には日本や海外でもいろいろ仕事をしてみたい」と意欲を見せた。

ハンクは、日本で実際にバンドのギタリストとして活動していたことがある。初めはエレキギターの素養がなかったことが大きなプレッシャーだった。そこで先生についてひたすら練習し、やっとのことで最も辛い時期を乗り越えたという。劇中ではアーロン演じる上司が同居の規約を作るが、ハンクは日本での寮生活について「当時はこのドラマのような規約がなくてよかった。各自担当部分の責任を果たし、お互い迷惑をかけたりしなかったので摩擦もなかったよ」と明かした。




翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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