Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

【その1】「鎮魂」「陳情令」「山河令(原題)」ブロマンス作品の人気を分析

引用元:wechat Vlinkage 公式アカウント:「Vlinkage」
記事タイトル:「耽改三大顶流剧,《镇魂》《陈情令》《山河令》成绩PK」


俳優にとって良質な作品との出会いは非常に重要だ。

ドラマ「山河令」の大ヒット以降、主演を飾ったチャン・ジャーハン(張哲瀚)とゴン・ジュン(龔俊)の人気は急上昇。数え切れないほどにファンは増え、CM等のビジネス、バラエティ番組への出演など、オファーが絶えない売れっ子となり注目を集めている。

「ハイロイン~上瘾~」から、「鎮魂」「陳情令」「成化十四年~都に咲く秘密~」など……、“耽改劇”と呼ばれるブロマンス作品の人気は留まることがない勢いだ。

今回は、このジャンルの中でも最も注目を集めた3作品、「鎮魂」「陳情令」「山河令(原題)」をピックアップし、SNSユーザーの注目度、スターを作る能力、俳優人気度、商業的価値といった側面から、ブロマンス作品の人気を分析していく。

 

男性主人公が2人いるトップ3のドラマの中で、「陳清令」は96.86で最も高い再生効果指数(※1)で、続く「山河令」は85.35、「魂魂」82.48という数値になっている。

注釈※1 再生効果指数:そのコンテンツ(ドラマ)の再生回数・視聴率、人気度などを数値化したもの。

これに対して、中国最大の書評・映画レビュー・コミュニティサイト「Douban(豆瓣)」では、「山河令」が8.6ポイント、「陳情令」7.7ポイント、「鎮魂」が6.4ポイントを獲得している。

この評価コミュニティに参加した評価人数も人気のバロメーターとなり、「陳情令」は157万人が参加、「山河令」34万人、「鎮魂」11万人という人数になっている。

この大きな3つの指標に基づき分析すると、「陳情令」が他の2作品と大差をつけて再生効果指数と評価数の両方で1位にランクされ、「山河令」はDouban評価でトップクラス、「鎮魂」は2作品に続くという位置付けとなっている。

共に高順位を獲得した「陳情令」と「山河令」だが、“耽改劇”版「陳情令」では主人公たちの“情感”の描写が控えめだったのに対し、「山河令」は主演二人の感情表現がより明確で分かりやすかった点がファンに評価されたようだ。

その2につづきます


翻訳・編集:Cinem@rt編集部

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP