【台湾レポート】台湾のドラマ&映画撮影現場で見かける!? 昔ながらのスナック菓子「乖乖(グァイグァイ)」の謎!
アーロン(炎亞綸/ウー・ゲンリン)が主演をつとめる、現在撮影中のドラマ「我願意(原題)」。本作の制作会社・絡思本娛樂製作が先日、公式facebookページにある写真を掲載しました。
写真に映っているのは、台湾の昔ながらのとうもろこしスナック菓子「乖乖(グァイグァイ)」です。
このお菓子、ドラマ「我願意(原題)」のクランクインのお祓い式の写真でも、アーロンの後ろにずらりと並んでいます。しかも、よく見てみるとパッケージには、「撮影チーム:カメラが回るといい画面を撮れますように」、「録音チーム:環境がよくて雑音がありませんように」、「セットチーム:ドリーレールがスムーズで、毎日無事でありますように」などのお祈り言葉が。まるで、このお菓子がお守りのようです。
実は、台湾のドラマや映画の撮影現場、クランクイン前のお祓い式では、こんな風に願いを込めて「乖乖」が置いてあることがよくあります。
しかも、撮影現場だけでなく、機械や設備を使用する現場(ITや銀行など)でも「乖乖」はよく見かけます。しかも、置かれているのは必ず緑色のパッケージのもの! 「乖乖」には味が2種類あり、写真の緑色パッケージはココナッツミルク味、黄色パッケージのファイブスパイス味なのですが、機械や設備を使用する現場では緑色パッケージの方だけが置かれています。
一体なぜ台湾では、緑パッケージの「乖乖」を機械や設備の近くに置く風習があるのでしょうか?
実は、「乖乖」は、台湾華語で「いい子」という意味です。
さらに、機械や設備が運転しているときに、緑ランプ点灯は通常運転、黄色や赤いランプが点灯してしまうと異常か故障が起きている場合が多いので、緑色パッケージの「乖乖」を機械や設備の付近に置くのは、「いい子にして、通常運転してくれ」と祈るためです。なので、間違えて黄色パッケージの方を置いでしまうと、逆効果になる恐れがあると言われています。
また、お腹が空いても絶対食べてはいけません、そして賞味期限が切れる前にちゃんと新しいものに置き換えることも大事だと思われています。
台湾の昔ながらのとうもろこしスナック菓子「乖乖」は、美味しいだけでなく、お守りとしても使われているので、台湾では人気の存在です。日本でも「乖乖」(グァイグァイ)を売っているところがありますので、見かけたら是非買ってみてください!
Text:ローズ
台湾・高雄生まれ、来日6年目。日本の映像系企業に勤務
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