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第16 回大阪アジアン映画祭、スクリーン上映が開幕!

先週末3 月5⽇(⾦)17 時50 分から⼤阪市北区の梅⽥ブルク7にて、第16 回⼤阪アジアン映画祭(OAFF2021)オープニング作品『映画をつづける』の⽇本初上映が⾏われた。

本編上映に先⽴ち紹介されたビデオメッセージでは、マン・リムチョン監督と本作の主演で香港映画界の巨匠アン・ホイ氏が登場。


まずアン・ホイ氏から「マン・リムチョン監督の私についての映画がオープニング作品に選ばれてとても光栄です。皆様にとって良い2021 年になり、感染病が終息して早く映画館で安心して映画を楽しめるよう願っています」とのメッセージが送られた。

そしてマン・リムチョン監督は「『映画をつづける』がオープニング映画に選ばれてとても光栄です。皆様に、アン・ホイ監督の人生と香港映画界の発展のさまを⾒ていただけると思います」と、その喜びを表現した。

『映画をつづける』は、2020 年ヴェネチア映画祭で生涯功労賞の⾦獅⼦賞を受賞するなど、アジア映画界の代表的存在であるアン・ホイ氏(『桃さんのしあわせ』『⻩⾦時代』)の70 年に及ぶ人生を、豊富な映像資料と家族や映画界の錚々たる⾯々へのインタビューで振り返り、彼⼥の素顔を通して生きることの⼒を描き出すドキュメンタリー。

監督を務めるのは、ベテランの美術監督・衣装デザイナーとしてアン・ホイ監督作ほか数々の名監督の作品に参加してきたマン・リムチョン、本作が監督デビュー作となる。コロナ禍の時代、元気を失っている人々に勇気を与えてくれる感動作だ。本作は3 月11 ⽇(木)12 時55 分からABC ホールで2 回目の上映。


第16回⼤阪アジアン映画祭は3 月14 ⽇(⽇)まで梅⽥ブルク7、シネ・リーブル梅⽥、ABC ホールで開催される。また、今回、当映画祭初の試みとして、2 月28 ⽇(⽇)から3 月20 ⽇(土)までオンライン上映「⼤阪アジアン・オンライン座」(<Theater ONE><Theater OAFF2021>)を開設中だ。<Theater ONE>では過去に⼤阪アジアン映画祭で好評を博しながらも、⾒逃している⽅が多いのではないかと思われる7作品をプログラミング・ディレクターの暉峻創三がピックアップ。

さらに、<Theater OAFF2021>では、第16 回⼤阪アジアン映画祭入選作品のうち、特集企画《台湾:電影クラシックス、そして現在》の中から1970 年前後に製作されたクラシック作品の貴重なリマスター版2 作を、3 月14 ⽇(⽇)21 時〜3 月16 ⽇(火)21 時限定でオンライン上映。

詳細は⼤阪アジアン映画祭ホームページへ。


⼤阪アジアン映画祭公式Youtube チャンネルでは、監督・出演者メッセージやインタビューを順次アップ中。
YouTube: https://www.youtube.com/c/OAFFpress

あいさつ
⼤阪アジアン映画祭 プログラミング・ディレクター 暉峻 創三氏

第16 回を迎えた⼤阪アジアン映画祭へ、ようこそ。
本映画祭は昨年、主要国際映画祭のなかで最も早くコロナ禍に⾒舞われた映画祭の⼀つとなりました。それでも何とか映画の上映と賞の選出だけは予定通りに⾏うことができたのは、皆さま⽅の温かいご理解、ご協⼒の賜物に他なりません。改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

それから⼀年の間、世界の多くの映画祭が開催中⽌、延期、規模縮⼩を強いられてきました。しかし⼤阪アジアン映画祭は、この困難な時代にどう社会貢献していくべきなのかを第⼀に考え、今年も予定通りに、例年と遜⾊ないスケールと活⼒をもって開催すべく準備を進めました。

これまでと同様、アジア最新、最先端の息吹を伝える新作の数々は劇場で上映。⼀⽅で、新たな試みとして<⼤阪アジアン・オンライン座>を開設し、過去の本映画祭で特に好評を博した作品や、台湾映画史上の伝説的作品等の旧作をオンライン上映します。

劇場上映される新作群からは、この⼀年の間、アジアの映画人たちが挫けることなく、人々と生きる喜びを分かち合うため創作活動を続けてきた様が確認できるはず。これまでに開催されてきた主要映画祭の上映作やロードショー公開作では⾒られなかった、コロナと共に生きる新しい時代を反映して企画、製作された出来たてホヤホヤの作品も上映されます。劇場上映、オンライン座上映を合わせて、アジア映画界最新の果実と、旧作の⾊褪せることのない奥深さを、ぜひ本映画祭にてお楽しみください。






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