各国で大ヒット!「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」 3/5(金)BS12で放送
BS12 トゥエルビは3月5日(金)よる7時より『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017年・タイ)を放送。
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本作は、世界16の国と地域で大ヒットを記録し、タイ・アカデミー賞とよばれる第27回スパンナホン賞で監督賞、主演女優賞、主演男優賞をはじめとした史上最多12部門を受賞、世界各国のメディアで絶賛された話題作。一人の天才少女をリーダーに、高校生犯罪チームが頭脳と度胸を武器に世界を股にかけたカンニング・プロジェクトを仕掛ける、スリリングなクライム・エンタテインメントだ。
【みどころ(映画評論家・立花 珠樹 氏)】
◎世界的にヒットしたタイの青春犯罪映画
『バッドジーニアス 危険な天才たち』は、世界各国で若者たちの心をとらえた、タイの青春犯罪映画だ。
主人公のリンは、成績抜群の天才女子高生。父親と2人暮らしで、教師の父親が学費の高い有名私立高校に入学させてくれたことを、心苦しく感じている。
ある日リンは、勉強が苦手な親友のグレースから、試験の答案をカンニングさせてほしいと泣きつかれる。それがきっかけで、グレースの恋人で金持ちのドラ息子パットが発案した〝カンニング・ビジネス〟に引き込まれていく。客はパットと同類の富裕層の子弟たち。リンは金を得て、客は点数を得る、ウインウインの関係だ。
だが、リンと同じように優秀だが貧しい同級生バンクが、カンニングを告発したことから、さまざまな出来事が起きる…
米国の大学に進むための国際的な共通テストで、実際に中国で起きたカンニング事件をヒントにした映画。スピーディーな展開で一気に引き込まれる。学園青春ドラマふうに始まり、いつの間にか国際的なスケールの映画になっていくのが面白い。
カンニングは許されることではない。だが、厳然と存在する貧富の格差や教育界の欺まんを描くことで、リンに共感を持たせることに成功した。スマホを駆使、LINEなどのSNSを活用する若者たちは万国共通だし、リンを演じたモデル出身の女優チュティモン・ジョンジャルーンスックジンはクールで美しく魅力的だった。タイ本国はもちろん、米国や日本など国境を超えてヒットしたのが、よく理解できる。
日本ではほとんど知られていないタイ映画のレベルの高さが分かる作品だ。
映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』
BS12 トゥエルビにて 3月5日(金)よる 7:00~
(タイ語・日本語字幕)
監督:ナタウット・プーンピリヤ
出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、チャーノン・サンティナトーンクン、イッサヤー・ホースワン 他
【BS12 トゥエルビ】https://www.twellv.co.jp/
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