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【台湾レポート】台湾人が好きな台湾料理は?「台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記」

どうも、【台湾レポート】をお届けしている台湾人のローズです。

今回は、台湾人が普段食べている台湾料理を紹介するマンガ「台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記」をオススメしたいと思います。

 


私がこのマンガに出会ったのは、日本人の私の夫がきっかけでした。ある日、このマンガを買ってきた夫は、楽しそうに読みながら台湾料理に興味津々、私にあれこれ質問してきました。私も読んでみると、台湾人の私にとっても面白い!台湾料理を通じて台湾人と日本人が楽しく繋がるこのマンガをぜひ皆さんにも知ってもらいたいと思い、今回の台湾レポートでご紹介することにしました。

このマンガが紹介しているのは、ガイドブックに載っているような観光客向けの料理ではなく、台湾人が実際に普段食べている本場の料理です。

台湾人の阿米(アーミー)と日本人の美菜という2人の登場人物が、台湾・日本それぞれの目線で台湾料理を紹介してくれるのですが、食文化の違いをはじめ、日本人にとっては新しい料理と出会う楽しさ、台湾人にとっては食べ慣れた料理を新たな目線で感じることができる面白さで、台湾人にも日本人にもお勧めしたい一冊です。

 
「台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記」より。

阿米の友人たちとの中華料理店でのエピソード。中華料理だし紹興酒にしようと話す美菜に、台湾では「20~30代は紹興酒を飲まない」こと、そして「台湾式の飲み方を試してみて」と干し梅を入れて飲む楽しみ方を教えてくれる。

「台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記」より。

料理の内容や読み方、注文の仕方なども教えてくれる。


また、著者のAKRU(アクル)さんは台北市生まれだそうで、実際にその料理を食べられる台北のお店も併せて紹介されているのも魅力です。

このマンガに登場する台湾料理とお店は、「約800人の台湾人にアンケートを取った結果」だそうですが、著者のAKRUさんが「おわりに」に書いているように、台湾美食は種類がいっぱいです。

日本人の皆さんにとってなじみのある滷肉飯(ルーロウファン)や牛肉麵(ニョウロウミェン)などもあれば、燒餅油條(シャオビンヨウティァオ)や蛋餅(ダンビン)など、台湾人にとっては当たり前のような存在なのに日本人の方にはまだあまり知られていないグルメも紹介されています。本場の台湾料理のことを知りたい方にはとってもおススメです。

また、実はこのマンガは繫体字版「呷飽未?阿米與美菜樂食記」が台湾で発売されており、繁体字を勉強されている方はそちらも併せて読むのも良いかもしれません。

コロナウィルス感染症の影響でなかなか台湾に行けない状況が続いていますが、東京でも本場の台湾料理が食べられるお店がいっぱいあります。Cinem@rtでは、来年の春ごろに「“東京で” 台湾ごはん何食べる?」と題し、このマンガに登場する台湾グルメを東京で食べられるお店を紹介する予定です。東京在住の皆さんが台湾グルメを楽しんで頂ければ、台湾人の私にとっては幸せなことです。楽しみにしてください!


Text:ローズ(台湾・高雄生まれ、来日6年目。日本の映像系企業に勤務)





「台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記」
著者:AKRU
価格:1,200円(税別)
出版社: 幻冬舎
幻冬舎・作品紹介ページ:https://www.gentosha.co.jp/book/b13374.html

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