【その2】 85~89年生まれの中国俳優たち バトルを制するのは?
引用元:wechat 德塔文科技
公式アカウント:「德塔文影视观察」
<その1はこちら>
85年代(85~89年)生まれの俳優の特徴としては、まず第一に、この年齢層には想像以上に有名な俳優が多いこと。そして第二に、一般的に役者としての専門的な能力を持っている、いわゆる実力派と称されるタイプが多いことが挙げられるだろう。
このランキングは現在の新しい作品に関するデータであり、今後のスマッシュヒット作品などの出現により、ランク外からの新しい俳優の出現も大いにありうる。チャンスの真っただ中にいる85年代生まれの俳優たちにとっては、今後の脚本選びや作品選びが飛躍への重要なカギとなってきそうだ。
85年代生まれの俳優たちは、現実路線の作品での起用が多いのも特徴だが、しかしメインキャラとなり、主演を飾る存在となる俳優はまだ少ない。その中で、リー・イーフォンとチェン・シャオは一歩リードをしている。
リー・イーフォンにとっては、民国劇の「隠秘而偉大(原題)」成功が大きな後押しとなり、待機作の軍事劇「号手就位(原題)」にも期待が寄せられて、まさに“国民”的人気の位置付けに。
チェン・シャオはアイドルドラマから時代劇まで、これまでに積んできたキャリアがあり、リアリティを求められる生活劇の中では、控えめながらもずば抜けたパフォーマンス力を発揮させている。
今年はチュー・イーロンとアレン・レンも出演作がヒットしたが、アイドル色から完全に逃れているわけではなく、アイドル気質の少ないスパイドラマに出演するなどリアリティ作品とアイドル作品の間のテーマにも出演している。
ケニー・リンは「最初的相遇,最后的別離(原題)」で男らしさ溢れるキャラで魅力を発揮、美しさ際立つマー・ティエンユーは、「石頭開花(原題)」、シャオ・ジャンも出演する「最美逆行者(原題)」といった現代劇で新たな境地に挑戦している。
チャン・ルオユンは現代劇から時代劇にシフトチェンジし、「慶余年(原題)」で大ブレイクを果たし成功した。チャン・ルオユンの演技の評判は常に良好であり、今後も時代劇から再び現代劇の主演へと変身を可能にする柔軟性がある。
レオ・ローはこれとは逆に時代劇から現代劇へと出演を進めており、現代劇でも実力を発揮できるようになることは、彼にとっては俳優として非常に意味のある第一歩となる。アイドルドラマではない作品への出演を増やしていくなど、持続可能な発展が今後も期待されている存在だ。
彼らのように近年人気を博し、今なお人気を博している俳優と比べると、すでに人気を博しているものの、アイドルドラマからの変貌の機会を掴んでいない俳優は、観客の印象が強く、未知の俳優よりもイメージブレイクスルーを達成するのは難しいだろう。
しかし、ジン・チャオやユー・ハオミンのように、粛々とあらゆる役柄を演じ、演技のスキルは高いが、出演作品があまり注目されてこなかった俳優は、良い脚本に出会ったときには突然大ブレイクする可能性は非常に高いのだ。
市場の担い手となる彼らの活躍に、今後も注目しておこう。
翻訳・編集:Cinem@rt編集部
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