Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

【その1】 85~89年生まれの中国俳優たち バトルを制するのは?

引用元:wechat 德塔文科技
公式アカウント:「德塔文影视观察」


今年の第4四半期のテレビドラマ市場は、なんといっても85年代(85~89年)生まれの俳優たちがキーマンとなっていた。

最近のヒットドラマを挙げるとすれば、「親愛的自己(原題)」のチュー・イーロンやポン・グァンイン、「半是蜜糖半是傷(原題)」のレオ・ロー&ガオ・ハンユー、「瞄准(原題)」のホァン・シュアンとチェン・フー、「隠秘而偉大(原題)」のリー・イーフォン、「燕雲台(原題)」のショーン・ドウ&ジン・チャオ、「了不起的儿科医生(原題)」のチェン・シャオなどなど……。

 
チュー・イーロン ※写真は「明蘭~才媛の春~」より


チェン・シャオ ※写真は「月に咲く花の如く」より


これはDatewinが検証し、調査データの中でも何度か言及している俳優の世代間理論―1985年以降に生まれた俳優層が一般に30歳のボーダーを超えると、徐々にテレビドラマ市場の主流になる―をより確かなものだと思わせる動きと言える。では、そういった状況では、誰がその中でリーダーになるのだろうか。

なぜ私たちが今、85年代生まれの俳優が市場に受け入れられていると感じるかというと、現在のテレビドラマ市場は視聴者が主導権を握っている、つまり口コミ主導の市場になっているからだ。もちろんドラマの口コミは、さまざまな要因の影響を受けるものではある。しかし、第一に俳優がそのドラマに合っているかは話題の入口であり、俳優のイメージと演じるキャラクターとのフィット感は年齢制限とは切り離せないものでもある。

たとえば最近、衛星テレビの都市型ドラマの多くが若い視聴者向けには製作されていないが、そのパフォーマンスはネットのアイドルドラマほど良くないのはなぜか?ターゲットを中年層に絞って作った作品は除くにしても、一般的に観衆は、40歳を超えた俳優が演じるアイドルドラマ的な現代劇を観たいとは思ってはいないからだ。

俳優のイメージはモデリングによってわずかに調整できるが、年齢を隠すことはできない。したがって、年齢はその役割に適しており、たとえそれがステレオタイプになったとしても、結局のところそれは観衆が望む選択となる。85年代生まれの俳優たちは、こうしたイメージ、年齢、主要な社会的責任の担い手としての理想など、観衆が抱くイメージを反映する対象として、ドラマ市場に上手くマッチすることができたのである。

Datewinでは、1985年から1989年の間に生まれた男性俳優で、2020年のテレビシリーズでのパフォーマンス、現在の主な作品(放送の希望の作品を含む)をまとめ、全体的なパフォーマンスが優れている30人をランキングした。今年の結果と放送待機作品などを同時に記載すると、85年代生まれの競争環境も明らかになる。


その2につづきます> 


翻訳・編集:Cinem@rt編集部

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP