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台湾の人気長寿バラエティ「華流・イケメンシェフ」の阿基師が番組を卒業

台湾の超有名シェフの阿基師は、台湾で最も人気のある長寿バラエティ番組「華流・イケメンシェフ」(※)の最重要人物で、番組と共に15年の歳月を駆けぬけてきた。しかし、年齢的な関係と、家族との時間をより多く持っていきたいという理由から、12月23日の収録を持って番組出演を辞めることを発表した。

※「華流・イケメンシェフ」は、日本でもU-NEXTなどで視聴ができる台湾のバラエティ番組。数多くのスターが出演し、料理に気をとられ普段はなかなか見られない素の表情が見られるのも魅力。第44回金鐘奨のバラエティ部門受賞番組でもある。

  

多くのスタッフたちは阿基師の辞意を惜しみ、阿基師自身も長年連れ添ってきたスタッフたちとは離れがたい気持ちでいっぱいではあるが、年を取り、体力がだんだんと弱くなってきており、映像撮影で疲れ果ててしまうこともあることから、終わりを迎えるに至ったという。名物シェフとして過ごすこと15年、これからはますます新しい人材が多く輩出されていくことを考え、自身はそうした優秀な後輩たちに機会をゆずり、「名誉ある引退」として時間をかけずしてこの決断を下したという。

阿基師は「後輩たちは個人的に教えを求めてくるので、私自身の経験なども伝えていく」と語った。これに対し番組のメインホストを務めるサム・ツェンは、「後輩にチャンスを与えるためには、あなたは元気に暮らし、さらに2〜15年間頑張らなければならない!」と語っていた。また、サム・ツェンは阿基師が長年この番組で活躍し、料理業界に大いに貢献したことを彼なりのユーモアを交えて称え、「皆の心の中に、必ず一つ阿基師の料理がある!」と感情をこめてコメントした。

番組を離れるにあたり、阿基師は健康面で大きな問題があるからではないことを重ねて強調。長年仕事のために一緒に過ごす時間を持つことができなかった家族にとても申し訳なく感じており、今後は可能な限り家族のために時間を費やし、孫のためにお金を稼げればと思う、と語った。サム・ツェンは、将来特別なプログラムがあれば阿基師を招待したいと語っていた。


翻訳・編集:Cinem@rt編集部


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