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映画『君の誕生日』イ・ジョンオン監督から日本の観客へメッセージが到着

明日11月27日(金)に公開を迎える韓国映画『君の誕生日』。本作を手掛けたイ・ジョンオン監督から日本の観客へ向けたメッセージ映像が到着。


イ・ジョンオン監督は、『バーニング 劇場版』『シークレット・サンシャイン』などで知られるイ・チャンドン監督のもとで経験を重ねてきた。監督が本作を企画したきっかけは2015年夏の安山(アンサン)での経験に基づいている。2015年に安山には大勢の生徒が事故の犠牲となった高校があり、そこで亡くなった子どもたちの「誕生日会」を開くボランティアに参加。そこで監督は遺族や犠牲者の友人たちの話を聞き一緒に悲しんだそう。

この経験を映画の中に可能な限り、淡々と込めようとしたイ・ジョンオン監督は、「日常の断面をそっくりそのまま見せれば、より多くの人たちが痛みや悲しみに共感できると思った。消し難い傷を持つすべての人たちと心を分かち合うことのできる映画になってほしい」と本作の企画意図について説明。

監督の意図に賛同した制作陣は 「2014年4月を覚えている人、忘れている人、すべてにさりげなく語りかけられる映画を作るために努力した。この映画が記憶を共有し、悲しみに共感する小さなきっかけになってくれたら嬉しい」と語る。

また、今回到着した監督からのメッセージ映像では「事故当時の状況や原因に焦点を当てるのではなく、事故の後に残された人々が懸命に日々を生きる姿を描いています。大変な今を生きる方々への癒やしと慰めとなることを願います。」と語っている通り、本作が癒やしと慰め、そして温もりが短い映像ながら伝わってくる。

『君の誕生日』11月27日(金) シネマート新宿ほか 全国ロードショー。



『君の誕生日』
11月27日(金) シネマート新宿ほか 全国ロードショー


【あらすじ】 2014年4月16日...この世を先に去った息子スホへの恋しさを抱きながら生きるジョンイル(ソル・ギョング)とスンナム(チョン・ドヨン)。やがて1年にたった1日だけのスホの誕生日が近づいてくる。母スンナムは主役不在の誕生日は息子がいない現実を認めるようで怖くてたまらない。一方、ある事情により息子が亡くなった日に父親としての役目を果たせなかった父ジョンイルは、家族に対して罪悪感を抱えたまま、あの日から2年後に韓国に戻ってくる。彼にとってすべてが見慣れない現実の中、家族と一緒にスホの誕生日を迎えるが・・・。

【キャスト・スタッフ】
出演:
ソル・ギョング『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』『1987、ある闘いの真実』
チョン・ドヨン『シークレット・サンシャイン』『ハウスメイド』『男と女』
キム・ボミン『ザ・ネゴシエーション』
ユン・チャニョン
キム・スジン『1987、ある闘いの真実』
イ・ボンリョン『EXIT イグジット』

監督・脚本:イ・ジョンオン
撮影:チョ・ヨンギュ『シークレット・サンシャイン』
編集:シン・ミンギョン『ザ・キング』
音楽:イ・ジェジン『アシュラ』

2019年/韓国/120分/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/日本語字幕:小西朋子/原題:생일/英題:BIRTHDAY/配給:クロックワークス
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公式サイト: http://klockworx-asia.com/birthday/

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