実際にあった感動の救出劇を実写映画化 その魅力とは?『THE CAVE(ザ・ケイブ)』
世界中が固唾をのんで見守った、あの洞窟遭難事故から2年---。2018年タイ・チェンライの洞窟に立ち寄った地元サッカーチームの少年12人とコーチは、豪雨による急な増水で洞窟の奥深くに閉じ込められてしまう。各国から集まったケイブ・ダイバーと遭難救助の専門家たちによる決死の救出劇が、早くも映画化!『THE CAVE(ザ・ケイブ) サッカー少年救出までの18日間』が、11月13日(金)に新宿ピカデリー他にて全国公開。
「救助は100%不可能」と言われながらも、事故発生から18日目に奇跡的に生還した救出劇の裏には何があったのか?洞窟内は複数の箇所で完全に水没。穴の高さが1メートルにも満たない場所すらある過酷な状況での前代未聞の救出作戦は、困難を極めた。高度な技術を有するダイバーですら命を失いかねない洞窟ダイビングが強いられるなか、どうやってダイビングの経験すらない少年たちを救出するのか…。報道では決して目にすることが出来なかった増水し危険な洞窟内部の映像と、ダイバーたちによる命がけの救助の一部始終を、タイ・バンコク出身のイギリス人映画監督トム・ウォーラーが、実際に救助にあたった世界屈指のダイバーたちに出演依頼し、緊迫と感動のドラマに仕上げている。
真実の物語ほど、人々の心を揺さぶるものはない。そしてそれが映画になると、その感動は一層増す。
これまでも、2010年に地下700mに生き埋めになった33人の男たちが、69日後に奇跡的に生還した「コピアポ鉱山落盤事故」を題材としたアントニオ・バンデラス主演の『チリ33人 希望の軌跡』(15)や、1952年に起きた未曽有のブリザード(暴風雪)がアメリカ東海岸を直撃し、巨大タンカーが座礁して真っ二つになり、32人の生存者が海の只中に取り残されてしまったアメリカ沿岸警備隊史上最も困難とされた海難事故、SSペンドルトン号の救出劇を映画化した『ザ・ブリザード』(16)、1890年に和歌山県串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍艦の乗組員を現地の人々が救助、治療し、彼らの命を救った「エルトゥールル号海難事故」と、1985年に戦禍のテヘランで取り残された日本人たちをトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」の2つを描いた『海難1890』(15)など、当時全世界が固唾をのんで見守った奇跡の生還が、綿密なリサーチと当時の関係者の生の証言などにより、ニュースでは語られなかった事実が映像とともに明かとなり、その奇跡ともいうべき救出劇を目の当たりにすることで、どんな時も生き抜くパワーがもらえるだろう。
生存が絶望視される中、生き抜こうという強い意志を持ち続けた少年たちと、最後まで救出を諦めなかった専門家や世界各国から集まったダイバー、そして7000人を超すボランティアスタッフの力が一つとなり奇跡は生まれたのである。是非、劇場でその奇跡の瞬間を目撃してほしい。『THE CAVE(ザ・ケイブ) サッカー少年救出までの18日間』は11月13日(金)より全国公開。
『THE CAVE(ザ・ケイブ) サッカー少年救出までの18日間』
11月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
【STORY】 2018年6月23日、豪雨でタイ・チェンライの洞窟に取り残された少年サッカーチームの12人とコーチ。洞窟入口から4キロも離れた地点でようやく発見されたのは遭難から9日も経ってのこと。一刻を争う救出が求められるなか、道中(洞窟内)の数か所は完全に水没しているうえ、穴の大きさも人一人がやっと通れる狭さ・・・。救出活動は困難を極めていた。雨が降るまえに救出しなければ、少年の命は助からない瀬戸際の状況が続くなか、ついに世界中から集まったケイブ・ダイバー(洞窟潜水士)による少年たちの決死の救出劇がはじまった・・・。
監督・脚本・製作:トム・ウォーラー
脚本・製作:カトリーナ・グルース
脚本:ドン・リンダー
出演:ジム・ウォーニー、エクワット・ニラトウォラパンヤー(Netflixドラマ「転校生ナノ」)、ジェームズ・エドワード・ホーリー、ノパドン・ニヨムカ、エリック・ブラウン
2019年/タイ・アイルランド/英語・タイ語/原題:นางนอน(ナンノン) 英題:The Cave/104分
配給:コムストック・グループ+WOWOW 配給協力:REGENTS
公式サイト:cave18.jp
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