ライター/中国語翻訳者・沢井メグさんが教えてくれる、おすすめカルチャー×スイーツ【中国編①】
Cinem@rt 10月の特集テーマは「アジアンスイーツ」。ですが、アジアンカルチャーの“好き”を応援するCinem@rtらしく、スイーツとカルチャーを一緒に楽しむ3つの質問を、有識者の方々にしてみました。
Q1「代表的スイーツと一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?」
Q2「代表的スイーツからイメージする人は?」
Q3「最新注目作と一緒に楽しむ、おすすめおやつは?」
どんなスイーツ&カルチャーの出会いがあるでしょうか?
【教えてくれた人】沢井メグさん(ライター/中国語翻訳者)
大学で中国語と出会い上海留学、上海万博での勤務を経てライターとなる。エンタメ系を中心に中華圏のニュースの執筆、取材、翻訳。東洋経済オンライン、プレジデント、ロケットニュース24など 。
Twitter @Megmi381
まず…中国編のスイーツ代表は杏仁豆腐
アンズの種の中の白い実“杏仁”をゼラチンや寒天で固めた中国発祥といわれるスイーツ。日本でもおなじみ!
<杏仁豆腐>と一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?
中国ドラマ「萌妃の寵愛絵巻」(2016)
杏仁豆腐のルーツは三国時代にあると言われています。杏仁豆腐と一緒に楽しむ作品として「三国志」も捨てがたいのですが、今回は「萌妃の寵愛絵巻」を推したいと思います!
元々、杏仁豆腐の材料である杏仁は生薬として知られていました。その生薬を食べやすくするため改良を加えた結果、杏仁豆腐が生まれ、後に宮廷料理のデザートへと進化します。杏仁は美容にも良いとされ、あの楊貴妃も生活に取り入れたと伝えられています。杏仁豆腐は、皇帝の寵愛を得るために美を磨く後宮の妃にとって注目のスイーツだったのかもしれません。
「萌妃の寵愛絵巻」でも後宮の妃たちがお菓子をつまむシーンがあるので、どんなスイーツを楽しんでいるのかチェックするのも面白いと思います! とは言え萌妃は「後宮入りしたものの、面倒ごとを嫌って皇帝に愛されないよう画策する」という異色のヒロイン。彼女が杏仁豆腐を食べていたとしたら単に美味しいからなのかも……。
さて宮廷料理だった杏仁豆腐も現代では気軽に楽しめるデザートになりました。「萌妃の寵愛絵巻」は皇帝と皇帝に愛されたくない妃が織りなす気軽に笑えるラブコメディ。杏仁豆腐と一緒に作品を楽しんで日頃の疲れを癒してみてはどうでしょうか?(沢井さん)
<杏仁豆腐>からイメージする人は?
シャオ・ジャン(肖戦)(俳優、歌手)
ドラマ「陳情令」でブレイクしたシャオ・ジャン(肖戦)を挙げたいと思います!
そのイケメンぶりは米国映画評論サイトのアジア版が発表した「中国で最も美しい顔ランキング」で1位に選出されるほどです。歌手としても活躍し、甘く爽やかな歌声が評価されています。
そんなピュア系イケメンであるシャオ・ジャンのイメージは、杏仁豆腐の「真っ白な美しさ」と「甘い清涼感」というイメージと重なりはしませんか? (沢井さん)
「蒼穹の剣」
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