Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

ディリラバ×ガオ・ウェイグァンetc...スクリーンカップルを分析する(2)

引用元:wechat Vlinkage   公式アカウント:「Vlinkage」


実際にスクリーンカップルからプライベートな関係に発展した共演者たちもいる。

ルオ・ジンとティファニー・タンは、「X女特工(原題)」「ダイアモンドの恋人」「王女未央-BIOU-」などで共演。ジェン・シュアンとチャン・ハンは「一起来看流星雨」「一起又看流星雨」で共演。ヤン・ミーとハウィック・ラウは「如意(原題)」「Hold住愛(原題)」、リウ・シーシーとニッキー・ウーは「宮廷女官 若曦 (ジャクギ)」シリーズでの共演などだ。

固定カップルは俳優同士お互いに馴染みがあるため、コミュニケーションのコストを削減し、暗黙の理解の価値を高める。

カップルとしての役割を果たすことは、もはや純粋な協力的な関係ではなく、魂、心の繋がりの深さからの適合であるともいえる。この適合は、彼らの多くの協力、共演での蓄積から導き出されたものであり、一夜にして達成することはできない信頼でもある。


また、固定カップルを形成するものとしてはTVBからHuanyu、Jiaxing、Huanruiまで、同じ会社の同僚であるということも挙げられるだろう。

今日では、ウェブドラマがスターメイキングの中心になり、シン・ジャオリンやリャン・ジェのように、リソースや背景のない新人の多くはデビューにウェブドラマを利用している。

シン・ジャオリンとリャン・ジェは別々の会社に所属しているが、人気を博した後もブレイクのルーツを忘れることなく、「寵妃の秘密」の3シーズンを果たし、現代ドラマ「ハートに命中100%」でコラボレーションを果たした。


俳優、エージェント、またはクライアントにとっても有利となる固定カップルではあるが、何度も共演してきたスクリーンカップルに対して、前作が新しい作品への参入に影響を与えるのではないかと心配する視聴者もいる。

インターネットの急速な発展、特にファン経済の成長に伴い、ファンサークル文化は過小評価できない力になっており、ファンの発言権と参加は常に増加していている。ファンの力によって、固定されたコラボレーションが拒絶されることも起こってきている。

エージェンシーにとって、台本の選択、俳優のイメージ、ファンの力、そして外界の人気はすべて、バランスをとる必要のある重要なオブジェクトである。また、俳優にとっても、さまざまな戦略をカスタマイズする必要があり、ファンの経済効果の急速な発展下では過去の単一的な手法(マスコミによるカップルの宣伝や、共演の大げさな報道など)はもはや適切ではなくなりつつある。

パートナーを自由に選択する方法、共演縛りとその解放を合理的に処理することが、俳優にとっても今後必須となってくるだろう。



翻訳・編集:Cinem@rt編集部

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP