中国映画がいま熱い!『フライト・キャプテン』はじめ、おすすめ新作中国映画3選
2018年に中国で起きた飛行機事故を『マンハント』のチャン・ハンユー主演×『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ監督で映画化した『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』が10月2日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国公開。
中国の映画館数はここ数年で急増しスクリーン数は日本の10倍以上。年間興行収入も映画の本場ハリウッドに並び、世界一の巨大映画市場として大躍進している中国映画産業。そんな勢いづいている中国でつくられた映画はハイクオリティのものばかり!
そこで今回はおすすめ新作中国映画をご紹介。実際にあった飛行機事故を超弩級の迫力映像で描いたスカイ・パニック・アクション『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』、ベルリン映画祭で金熊・銀熊賞をダブル受賞しカンヌ映画祭でも注目を集めた革新的ノワール・サスペンス『鵞鳥湖の夜』、中国で2014年に実際に起こったニセ薬事件を描き中国国内で大ヒットした『薬の神じゃない!』の3作品。
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』 10/2(金)公開
2018年5月14日。重慶市からラサに向かう四川航空3U8633便。リュー機長(チャン・ハンユー)をはじめとする9名のクルーは、乗客119名を乗せて飛び立った。当初フライトは順調かに思えた。
しかし、地上1万メートルの高空を飛行する中、突如操縦室のフロントガラスにひびが入り、瞬く間に大破。副操縦士のチェンの体が外に投げ出される。辛うじてチェンの体を掴んだリュー機長だったが、氷点下30度の冷風が前方から激しく吹き込み、圧力を失った操縦室は自動操縦も不可能になる。
激しく揺れる機体に、クルーたちの制止も虚しく乗客たちはパニックとなるが、それはまだ、その先に待ち受ける空前の危機の序章に過ぎなかった―。
『鵞鳥湖の夜』 9/25(金)公開
再開発から取り残された中国南部の鵞鳥湖周辺では、ギャングたちの縄張り争いが激化していた。刑務所を出所して古巣のバイク窃盗団に戻った裏社会の男チョウは、対立する組織との揉め事に巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。
たちまち全国に指名手配され、警察の包囲網に追いつめられたチョウは、自らに懸けられた報奨金30万元を妻と幼い息子に残そうと画策する。そんなチョウの前に妻の代理として水浴嬢のアイアイという見知らぬ女が現れ、鵞鳥湖で水辺の娼婦として生きているアイアイと行動を共にするチョウだったが、警察や報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、後戻りのできない袋小路に迷い込んでいく…。
『薬の神じゃない!』 10/16(金)公開
2014年に中国で実際に起こった”ニセ薬事件”。上海で男性向けの強壮剤を販売する店主チョン・ヨンは、店の家賃も支払えず妻にも見放され、人生の目標を見失っていた。そこに慢性骨髄性白血病を患ったリュ・ショウイーが店に現れ、国内で認可されている治療薬が高価なため、安価で成分の同じインドのジェネリック薬を購入して欲しいと依頼される。
最初は断っていたものの金に目がくらみ、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染めるチョン・ヨン。より多くの薬を仕入れるために白血病患者たちとグループを結成し、事業は拡大していくが警察に目をつけられる…。
10月2日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次ロードショー
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』
10月2日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次ロードショー
監督:アンドリュー・ラウ『インファナル・アフェア』
脚本:ユー・ヨンガン
出演: チャン・ハンユー『マンハント』
オウ・ハオ『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』
ドゥー・ジアン『オペレーション・レッドシー』
ユアン・チュアン『レクイエム 最後の銃弾』
チャン・ティエンアイ『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』
リー・チン
2019年/中国映画/中国語語/111分/シネマスコープ/5.1ch/字幕:森澤海郎/映倫区分G
原題:中國機長/英題:The Captain/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
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公式HP:flight-captain.com
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